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弱みを「強み」として、強みを「弱み」として表現すると、信頼される。

「能力」と「人間的温かみ」がある人が、信頼されます。(『だれもわかってくれない あなたはなぜ誤解されるのか』参照)

一般的に、能力が高い人は冷たい人間だと思われることが多く、反対に人間的に暖かい人は能力が低いと思われがちです。マンガやアニメでも仕事ができる人は冷たい人のように描かれることが多いですね。逆もまた然りです。

つまり、能力と人間的温かみは相反するものとして認識されているため、両方を同時に伝えるのは難しくなります。

しかし、この両方を同時に伝える方法があります。

それが「能力と人間的温かみを、同時に伝える表現をすること」です。弱みを強みとして表現し、または強みを弱みとして表現することとも言えます。

たとえば「いじめ被害にあったことがある」とだけ書いても弱みの開示に過ぎませんが、「だから法律に興味を持ち、行政書士資格をとった。」と書けば能力も伝えられるので、信頼されやすくなります。

同様に自分の強みを弱みとして表現することでも、人間的温かみと能力を伝えることができます。たとえば、「行政書士というと、冷たい人だと思われやすいので困ることがあるんです」のように書くと、能力を伝えつつ、人間的温かみも伝えられます。「生徒の成績の上げ方が完全に分かったことで、自分の教育方法に疑問をもった。」と書くことで、能力と人間性が同時に伝えられますね。

つまり自分の弱みを強みとして、弱みを強みとして表現することが、どちらも自分の信頼を得ることにつながるわけです。

強みだけを表現しても、自慢だと思われるだけです。反対に弱みを弱みとして表現しても、愚痴をだと思われるだけですね。両方を同時に表現することで人間的温かみと能力を伝えられるんです。

自分の能力を主張したいときは、同時に人間的温かみを伝えるようにしましょう。また、人間的温かみを伝えるときは、同時に能力を伝えるようにしましょう。そうすることで、信頼を得ることができる情報発信ができるようになります。

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