「いい人」が副業を始めるに当たって、追い求めるべき指標は「リラックスした言葉」を伝えること。

ビジネスの本質は社会貢献です。

ですから、「いい人」のほうがビジネスに向いています。

しかし、「いい人」の多くは利益に対して嫌悪感や罪悪感を持ちがちです。仕入れ値が2、30円の飲料水を140円で売ることに「悪いな」という気持ちが出ます。ゼロ円から生み出したものに値段をつけるとなれば、なおさらです。

ですから、「いい人」はそもそも利益を目指さないほうがよいのです。結果的に利益を生むものを目指すほうがいい。

そして、それこそが「信頼」です。ビジネスにおいて不可欠な要素です。

ただ、「いい人」が信頼を得ようとするときにしがちなミスがあります。それが能力を示そうとしてしまうことです。

信頼は「能力」と「人間的温かみ」によって生まれることが、心理学的な研究でわかっています。ですから、「能力」を示そうとすること自体は間違いではありません。

しかし、「いい人」が「能力」を示そうとすると、多く場合、厳密な説明になりすぎるのです。この、私のように、ですね。

「いい人」であるがゆえに、丁寧に説明をしすぎます。

そうすると、結果的に冷たい人のように見えてしまいます。あなたの一番のよさが消えてしまいます。

あなたは「いい人」なのですから、何もしなくても丁寧に語りすぎてしまうでしょう。ですから、「能力」を証明しようとする必要はないのです。

あなたがやるべきことは、あなたの「人間的温かみ」を伝えることです。

しかし、「人間的温かみを伝えよう」とすると、また「いい人」の習慣で嫌悪感を持ってしまいます。作為的なものに対して、「いい人」は敏感ですからね。

ですから、「人間的温かみ」を伝えようとしなくても結構です。

ただ、あなたのリラックスした状態での言葉を伝えるようにしてみてください。リラックスした状態から出てくる、もしくは没頭した状態から出てくる言葉こそ、あなたが伝えるべきものです。

リラックスしたあなたから出てくる言葉が、結果的にあなたの「人間的温かみ」を人々に届けることになります。

そして、それはあなたの「信頼」につながり、「利益」となります。

つまり、あなたは自分が「嬉しい」、「楽しい」、「心地よい」、「清々しい」、「気持ちいい」と思うようなときに、その気持ちが伝わるようにすればいいのです。

その上で、相手が優しさを望んでいるのであれば「人間的温かみ」を示してあげてもよいでしょう。相手が、あなたの能力について信じたいのであれば、示してあげればよいでしょう。

つまり、あなたがやるべきことは、リラックスした上で行動を起こすことです。緊張した状態で行動を起こしても、あなたのよさは出てきません。

リラックスしましょう。そして、その上で人々の信頼に応えるために動きましょう。それが「いい人」が利益を得るための最短距離です。



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