TEDxKobe 2019のはなし①「ヨリタマ、発明家になります」

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今年も参加しました、TEDxKobe!
台風で開催が危ぶまれていましたが、午前の部をカットして午後から開催。
(これはこれでぎゅっとしていて、僕はありだなーと思った)

通常のトークセッションの後、岡本商店街の飲食店をまわりながらそれぞれの店でセッションに参加できるプログラムも、楽しかった。

もちろん、「最後はみんなで終わりたかった」とか「お酒もっとほしかった」(w)とか個人的に思うところもあるけれど、これは今回のテーマである
Experiment(実験)そのもの。
実験がないと、前には進まない。

そして、こんな壮大な実験イベント、いきなりやろうと思っても絶対できない。
これまで真摯にTEDxKobeの開催を重ねてこられたスタッフの皆様に心からのリスペクトを。


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さて、トークの内容について。
今回最も刺激的だったのは、"発明家"髙橋鴻介さんのトーク。
彼は会社勤めの傍ら、「一日一発明」を2,3年間(ぼちぼちと)続けているとのこと。

日常の中で感じる些細な違和感を機敏に感じ、その解決策をさっとメモする。400程度のアイディアの中で、20程度は実際にプロダクトにまで落とし込んでいるという。


これもうね、すごいです。
大きく、2つの点で本当に刺激を受けました。


一つ目が、「発明のアイディアストック」。

僕は個人的に日常に疑問を持ちやすいタイプ(一般的にはひねくれていると分類される人種ともいえる)で、ひらめきの数は多いほう。
が、最近はすぐにそれを事業化しようと思ってしまって、会社の事業領域が広がり、マネタイズする前に飽きちゃう、ということがちょくちょくある。

また、クライアントの素材や技術を起点に、プロダクト完成とクラウドファンディングを通したマーケティングまでする事業をやっていることから、
どうしてもプロダクト起点になりがち。

もちろん、どちらも悪いことではない。
マネタイズは常に意識すべきだし、「素材」や「技術」という"実現子"の引き出しがないと、あらゆるアイディアは机上の空論になる。


そこで髙橋さんの話が参考になったのは、「ひとまず毎日疑問と解決策をメモする」こと。
ノートにアイディアあっためておいて、実現子が見つかったときや、事業化できる余裕がみつかったときにそれをひっぱり出しくればいい。

すぐ事業化する必要はないもんね。


二つ目が、「Whyの起点は自分」であること。

世の中では当たり前になっていることの些細な違和感に気が付くことは、僕もよくある。

例えば、本記事を書きながら座っている新快速の補助席についていうと、
座面の固さとか、平日は空いていても西明石まで頑なに解除されない補助席ロック、とか。

これらの「Why」を普通に考えると、恐らく「目的」とか「機能」とか「制約条件」という話になる。座面の固さは収納容積の問題だったり、補助席ロックの解除は車両ごとの込み具合がアンコントローラブルであることとか。

物理的にどうにもならない場合ももちろんあるし、他の要件をつぶさに調べない限り、システムとしての答えは出しにくい。
でも、この世界の根本原理を解明しないと「発明」ができないかと問われると、それはNOだ。

なぜなら「発明とは"?"(=疑問)を発見することである」から(by髙橋さん)。

では、具体的にどう考えるとよいのだろう?
髙橋さんがこの点を明確にお話しされていたわけではないが、恐らく、
「Whyと思った自分にWhyをなげかけること」が効いてくるのだと考える。

つまり、「なんで補助席の座面が固いか」ではなく、「なんで自分は固い座面に疑問を持ったのか」だ。

そうすると、さっきの疑問の根本には「座り心地を改善したい自分」像が見えてくる。次は、それに対する解決策を考えればいい。
発明の種って、たぶんこれだ。


「疑問を持った自分像」が、万人受けするか、ニッチな要求なのか(市場があるかどうか)問題はあるが、そのときは発明メモを居酒屋で広げて友達に聞いてみてもいいと思う。

いやー、これ書いているだけで世界の真理のひとつを解明した気分だ。

早速今日から、「一日一発明」やる。
ヨリタマ、今日から発明家になります。

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寄玉 昌宏 / Masahiro YORITAMA

社長にして発明家。クラウドファンディング研究者。"ことほぎ"の高砂染再始動者。大学院研究員。愛好心エバンジェリスト。米国PMI認定PMP。Amazon wish list→https://goo.gl/GHiGrn

考えること

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