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プロ農業プレイヤーという選択肢

こんばんは、家の大家に約10坪ほどの畑を借りて、クワ一本で畝立て原始農業を始めた山浦です。

やっぱり農業は趣味が一番楽しいですね。
農「業」じゃないですね とか言葉遊びは外でやってくださいね。

さて、今回はこんな農業の仕方もあるのでは?です。

畑を持たない農業の形

別にそんなにややこしい話ではないけど 人の畑で農業をやる。
もちろん借りるわけでもない。

正確に言うと農作業を請け負う。
簡単に言うと時給や日給で雇ってもらう。

?そんな人パートやアルバイトでいっぱいいるよ?って感じだけど 雇っている方の悩みは尽きない。

費用対効果やモチベーションの低さなど雇われ根性で一瞬を楽しむことができない人や愚痴やクレームしか口に出さず人間関係を破壊する人など生きることに感謝のない人は何かしら不愉快を他人のせいにして、お金など利権しか見えてない。(別に嫌なことがあったわけじゃないよw)

でも、例えば近隣のよく知る農家友達が手伝いに来た時はどうだろう。

その人の農業の腕も知っていて、安心して任せておける。
もちろん農家の共通言語があるから説明も5分すれば済むだろうし、余計な心配もなく、効率よく無駄なく動いてくれる。

期間パートには時給900円でも、そんな技術や知識的に信頼できる人になら1500円払ってもいいと思う。

正規雇用の社員を雇うほど重くもリスクもない。

シーズン中の必要な時だけ「農家」を雇えるならそれ以上はないと思う。

人がいないからと妥協してバイトを手数として入れたけど、全然働いてくれなかったり、知恵が回らなかったりして歯がゆく思ってる農家はそこら中にいる。

じゃあ、プロや経験者だけを派遣する畑をもたない農家集団がいたらどうだろう?

僕はワクワクしてくる。

プロしかいない農業受諾集団「農業法人 旅団」

名前は今勝手にこんなのがいいな って付けただけ。

日本を旅する農作業のプロの集まり。

形はどうだっていいけど、この集団にはいろんな人がいる。
①マルチにどんな作業も80点でこなせる人。
例:多品目農家、法人出身。とにかく視野が広く、体力はある。
  あらゆる作業の経験があるので 農業言語で説明2分で十分。

②トラクター、アタッチメント関係のプロ
例:よほどレアじゃなければどんなメーカーのトラクターも操作できて、アタッチメントの取り付けや作業も完璧で我はなく、依頼の好み通りに畑を仕上げる。

③農薬博士であり、散布(背負い、ブーム何でも来い!)のプロ
例:あらゆる病気、害虫に詳しく、対処法(農薬、有機対策の知識あり)を知る。農薬はかなり幅広いので分野ごとのプロとか?

④収穫大好きマッチョ軍団
例:鍛えるのが大好きなので笑顔で肉体労働を黙々と行うが収穫の繊細な作業には正確さとスピード感の技術を持つ。

みたいなね。

一年中日本の各所でシーズンごとに仕事は間違いなくあるし、来ることが約束されていて間違いのない仕事ができるなら一般の倍の時給も付けられると思う。ホントに単純な作業はそこらのバイトで十分だしね。

簡単に言うと 農業のプロ派遣会社。

僕の感覚だと、存在すれば 日本中から引っ張りだこになる感じだけど。

①~④は理想だけど ①だけで大体なんとかなる気もする。

農家が現場監督になる

この世界のほとんどの仕事は分業されていると思う。

一つの建物を建てるだけで どれだけの業種が関わるだろう。
不動産、デザイナー、土建屋、鉄筋、天井、空調、電気、内装、掃除、クレーンや生コンなど まだまだあると思う。

それらは建築会社や工務店?設計士が図を描き、現場監督が工程、段取り、工期などを見ながらつなぎ合わせ、一つの形にしていく。


でも通常農業では、一人ですべてやる、もしくは作業割はするがみんなが分かっているのがあるべき姿になっている。


農家は百姓と言われ、小規模の家族でやっている農家なら経理事務など以外は大体の工程はみんなで行っているだろうし、我々法人にしても社員には作業単位で指示が出たりしているが、全体の流れを踏まえて考えてほしいと思っている。作業には前後のつながりがあるから当然だ。

でも、人間として向き不向きもあるだろうし、好みもある。

栽培だけでも無数の工程があるのに販売、デザイン、マネジメントなどいろんな仕事をすべて一人や家族で「割って」うまくいくわけがない。


その代わりにJAがあったんだろうけど、地域のよっての温度差もあり、相場や人に任せる経営に今の社会では安定を見出せないだろう。

農家として仕事をするなら、一気通貫での経験を得るだけの年数が必要だ。

でも一人でやるのも人を雇うのも難しい場合、作業は何もしないが各作業の流れを紡ぐ経験豊かな農家がしっかり設計図を描き、行程を管理できれば、あとは建築のように各専門家に任せてもいいんじゃないかな。

農業という一つの職種の中でも多種多様な人間がいるのだから、当たり前を疑って好きなことだけをやれる形をつくればいいんだ。

自分の居場所は自分で作れる。

生活の中で働いている人の態度や表情で不愉快になることがよくある。
そんな時は毎回思う。

「そんなにその仕事が嫌なら好きなこと仕事にすればいいじゃん。」

自分の人生で満足できてないことを環境や人のせいにしてる時点で一番満足から遠いところにいることに早く気付いた方がいい。


僕はアグレス社員の中では特殊な形だけど、かなり自由にやっている。

決まった仕事もあるにはあるが、自分で時間管理し、自分で出張を作って会いたい人に会い、行きたいイベントに参加している。

自分で作ったプレッシャーも大きいので自分の動きに満足はできていないがこんなに幸せな仕事はないと思っている。

そしてこのポジションはアグレスという会社の中で3年かけて信頼を勝ち取りながら自分で創り上げたものだ。

もともとアグレスに未来開発室長なんて役職はない。

それを可能にしてくれてるのは社長である土屋が客観的に自分を見れる男だからだ。

細かいことはとにかく苦手なことを本人が自覚していて、机には5分と座ってられないこともわかっているので一番小さい机を社長席にして、一番ボロい椅子を使っている。

彼は若くして畑と会社をついで社長になった。
そんな中で他の社員からのクレームや私が遊び倒すようなリスクもある中で私を信じ、自由にさせてもらっている。


誰よりは畑と地元が好きで勢いと熱量で人を引き付けるカリスマ。
そして、細かいことが苦手でとにかく忘れっぽい性格の社長。

大体なんでもできるが死ぬほど飽き性で同じことを続けられない。
常に新しいことに挑戦したいし、違う風景を見たいから動き回りたい私。

笑えるくらいなにかが合致して、一緒に働いてる。


僕が人生で同じ会社に2年以上いられたのはアグレスだけだし、今のポジションがあるおかげ。

農業界でこの形は素晴らしいと証明するために僕は全力でやるが、やらされてることはなにもなく、全力で楽しく動いてめちゃ勉強してる。


日本農業界の農業法人サラリーマンの星になろうと思ってる。

まぁすでに農業法人のサラリーマンで一番自由にやってる自信はあるけどね。


さて長くなった。

とにかく人生を生きつくそう。
幻なんかじゃない、人生は夢じゃない、僕たちははっきりと生きてるんだ。






ありがとうございます。何かしら社会の役に立ったり、誰かの人生に影響するような記事を心がけていきます。 根が照れ屋なので 若干の不真面目は照れ隠しです。 ご承知おきを。