骨の話。
今回の記事はいわゆるワンクッションも兼ねています。正井です。
今回は骨の話である。動物のものではあるがガチの白骨写真が掲載されるので苦手な方はここで閉じて頂くのが良いと思う。
某所で相談したところ、noteやベッターなどであれば大丈夫では?とご助言を頂いた。感謝。
さあ、耐性のある方だけどうぞ。
イノシシの頭蓋骨。
令和元年7/31発見、パイプスルー処理。
大丈夫??
ではドーン!
時は令和元年、七月末日。
道掃除での出来事である。わたしの在住地域では「道作り」と呼ばれる。これはおそらくまだ獣道を通っていた事の名残であろう。
そしてその最中、ごろりと転がってきたのがこの頭蓋骨だ。
淡路北部は猪豚が多い。元々養豚場を脱走した豚と野生の猪が婚活妊活して生まれたのが猪豚で、背骨の骨が健在であれば正確な情報が拾えたかも知れぬ。
この頭蓋骨を「いのししさん」とわたしは呼んでいる。
発見時から綺麗なもので、奥歯まできちんと揃っている。鼻の先は繊細な骨なので朽ちたらしい。
重量としては標準体型の猫より少し軽いくらい。頭蓋骨の骨密度スゲー!ってなりながらお持ち帰り〜~🎶🎶
大きさ比較として、メモを書いた紙にはがきサイズを使っている。
兎に角滅茶苦茶骨の状態が素晴らしい。
最初にじっくりことこと煮るのが良いのだが、鍋の大きさが間に合わない。ここで活躍したのが昔ながらのお菓子の缶。四角いあれだ。
そして幸か不幸かこの夏は酷暑であった。
ので、缶の中を水で満たして野外に置いておくとそのまま泥も砂も残っていた体毛や皮脂も無事落ちた。その際に額が焦げてしまったのがいのししさんごめんね案件。
しつこい汚れを歯ブラシで擦り、アイスの棒で肉をそげ落としたりもした。頑張った(๑˃̵ᴗ˂̵)و
あらかた皮脂が出なくなったなと思った頃に、パイプ洗浄剤の出番。塩素にがっつり浸かって貰って細かい汚れと砂、虫なども除去。入れ歯洗浄剤は残念ながら使う機会が無かった。
その作業中に脱水を起こしかけたり立てなくなったり作業BGMを流していたiPadが熱を持って起動終了したり色々楽しかった。
日々真っ白に染まっていくいのししさんに、自然汚れの褐色も色白も綺麗ね、と口説く変態っぷりも晒す。
そしてとあるカンカン照りの日、じっくり乾かし見事に今のいのししさんが出来上がった٩(ˊᗜˋ*)وワーイ
これらの作業は鳥などの骨格標本を自由研究としたレポートなどを参考としたため、大きいいのししさんでは時間かかかり、それも良い経験になった。
元々じっくりひとつのものに向かうことが得意であるから、もしも猪豚等の頭蓋骨を拾う機会があれば、参考にして頂ければ幸いである。
読了感謝。
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