まっかちん(山浦まさか)

🐈85年生まれ・茨城育ち・東京在住。大学で中国語専攻、北京留学。25歳差の事実婚夫と息…

まっかちん(山浦まさか)

🐈85年生まれ・茨城育ち・東京在住。大学で中国語専攻、北京留学。25歳差の事実婚夫と息子と猫。 📝ライター・編集・oViceのコンテンツマーケター。 🎻趣味:バイオリン・読書・ビール/コーヒー。

マガジン

  • まっかちん生活_note

    ブログまっかちん生活で更新していたようなことを、こっちにも書いてみようと思ったのです。

  • 5分の6な気持ち(恋愛にまつわるエトセトラ)

    割り切れない思いと恋愛のことを書き留めていきたいと思います。5分の6は、循環小数。

  • マオっち中華圏をかたる

    福建生まれ横浜育ちのまおっちと、東京生まれ茨城育ち北京好きなしゃんぷーによる、中華圏についてのあれこれ(特にアドテク、の予定)

  • きのじいの話

    夫(昭和35年生まれ)のお父さんから聞いた話。昨日97歳になった。

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2022年、oViceで働きはじめます

2010年に社会人になって早12年。2022年、山浦はoVice(オヴィス)で働き始めます。 山浦のこれまで(おさらい)新聞記者になる夢をかなえられず、中小メーカーに新卒カードを使って入社したのに年末には辞めてしまった。その後転職入社で広告やPRの仕事をさせてもらったのに、転職後数か月で妊娠・出産。 そのまま2年間無職で、でも先輩のおかげで技能実習生の仕事に就くことができ、さらに念願かなってライターに、そして中国出張。 からの、予想外にフリーランス。続いてウェブ編集者を

    • 私の耳は凹凸が少ない ~骨伝導イヤホンに出会えて感激した話~

      私の耳は凹凸が少ない(らしい)。AirPodsがひっかからない。 耳の中にねじ込むやつも同じ理由で少しずれると脱落する。 こんな私の、悩めるイヤホン生活を解決してくれた、骨伝導イヤホンとの出会いについて話したい。 出会いはひろさん(@HChuotto)のご紹介。 手に取ったのは我が家に配送されたその日が初めて。でも、完璧なお相手でありました。 手触りのいい紙の箱を開くと、内側にイケイケな写真プリント、思わず「カスタマーエクスペリエンス~~!」と叫んだ。心の中で。 (体験

      • 伊東の思い出2021冬 ~非日常フルコース~

        旅館の玄関を出てはじめて、建物のすぐ先が海だったことを知った。ゆうべ到着した時には真っ暗で、周りに何があるかもわからないどころか、できればコンビニに寄ろうなんて考えていたのにそれも見つけられなかった。 朝の風景を名残惜しく感じる間もなく、年下の友人と駆け足で駅を目指す。在来線の伊東線ののぼりは、次を逃すと45分ほど待たなければいけないらしい。 久しぶりのダッシュ、空気を胸に出したり入れたりするのが少し痛いけれど気持ちよい。自分一人なら45分待ちを選ぶだろうこの状況で、「乗

        • 生まれて初めて猫を飼った

          いまから半年前、2020年10月の終わりに、一匹の猫さんにうちに来てもらった。 トップ画像にいる、さびねこ(という柄の分類があるらしい)の、ぱぴこちゃん。 家族に猫を迎えるのは、人生で初めて。 半年近く経過してから、里親さんから正式譲渡の提案をいただいたので、いきさつや感じたことを記録しておこうと思う。 1. ぱぴこちゃんとの出会い猫さんとの出会いは、ボランティアで保護猫の預かりをしているという、仕事で知り合ったフリーランサーさんのFacebook。 長い期間(1年

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          子宮の中に他人が発生したときのこと(9年前の妊婦)ーその1:前提編

          最近、「妊娠中、夫にしてほしかったこと/してほしくなかったことなどありましたか」という質問をうけて、いろいろ考えたので記録してみる。 ※長いから3回くらいに分けようかと考えている。 【前提①】9年前を振り返るまず前提として、私の妊婦生活は9年前のまさにこの時期に始まった。ので、かなり過去の話である。 2011年12月のはじめのほうに妊娠発覚。26歳。 例にもれず、なんだかだるくて、何を食べても気持ち悪くて、風邪かなと思ったらそういえば1週間生理が遅れていた。 妊娠の

          子宮の中に他人が発生したときのこと(9年前の妊婦)ーその1:前提編

          スカイツリーをみつけて「帰ってきた」と思う自分になってしまった

          夫の予告していた首都高の渋滞はひどくなかった。まわりの景色が東京らしくなったら、銀座ではなく湾岸線の文字を追う。いつの間にかカーナビなしで茨城の実家から自宅に帰れるようになってしまった。 スカイツリーの見える場所に私の住まいはある。(夫の購入した家だから、私の家、という表現は心情的に使えない。)東京に移住した当時、商業的あるいは国家的目算から建造されている大きな物体だなと考えていた。25歳のころだったと思う。 移住なんてカッコつけた言い方をしながら、実際のところはかっこわ

          スカイツリーをみつけて「帰ってきた」と思う自分になってしまった

          35歳になって振り返る自分の変化:自分の「性器」に対する認識

          2020年の夏、35歳になった。 昔から、というのは小学生のころから、「今じゃない自分」を想像するのが苦手だった。だから、今の自分が想像していた自分と同じか違うか、と考えてみても、よくわからない。 「この先の自分」は、私に制御できないこの先の出来事でどうにでも変わるもののような気持ちもしていたから、想像しても仕方ないとも思っていた。それか、もしかすると、もしかしたら来ないものかもしれないとなんとなく考えていたからかもしれない。 あるいは、理想と違う自分にがっかりしないため

          35歳になって振り返る自分の変化:自分の「性器」に対する認識

          文字の連なりでひとと人生を重ねるということ(私の人間関係)

          リモート勤務も1か月が経過した。仕事回りは、もはや長年の付き合いである編集長とのやりとりは快適、それ以外の方には「何か不満を言い出せずに抱え込ませてないかな」と心配になる。 通話機能を使いながらなんとか乗り越えていきたいと思う。仕事は何とかなる気がする。 プライベートでは、文字だけでは関係性を構築も維持もできないと感じる。友人関係も、休止している気がする。たぶん子供を産んでから、人間関係は少し浅く広く、そして一部とは深くなった。 ■ 夫と、事実婚を継続している。でも私

          文字の連なりでひとと人生を重ねるということ(私の人間関係)

          ライター歴数年の私が考える「構成案づくり」「執筆」のコツ:情報×表現力が面白さを左右する

          山浦です。大学を出て10周年です。びっくり。1月から2年ぶりに社員になりました。 大学出たらサラリーマンとして新聞記者になりたかったけど、就職活動で全部落ちてしまい、機械メーカーに入ったらアワナクテ離職。 その後転職を繰り返し、子供産んだりフリーランスになったりしましたが、どうしても書くことが好きで続けてたら編集者として今お給料をもらっています。 今回は、主に勤務先編集部にいる大学生インターンの方に向けて、私の文章の「構成案づくり」と「執筆」の時気を付けていることをまと

          ライター歴数年の私が考える「構成案づくり」「執筆」のコツ:情報×表現力が面白さを左右する

          2020年、山浦は会社員に戻りました(2年ぶり7社目)

          これまで「まっかちん生活」というライブドアブログを書いていたのだけど、いろんな方向の話題をごちゃまぜにしてしまっているので、試みにnoteにブログに書いていた内容を展開してみようかと思った。家族との関係や仕事や自分の考えなんかのことを。 2020年も3か月目がそのうち終わりそうですね。新型コロナウイルスが流行していますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 私は2年ぶり、7社目となる組織に就職し会社員となりました。 この1年弱、業務委託で編集に携わっていたウェブメディアを運

          2020年、山浦は会社員に戻りました(2年ぶり7社目)

          ハダカデバネズミみたいに

          性交渉の際、明かりがついているのが苦手だ。 といっても、私は視力がとても悪いので、実際は明るい中でもほとんど見えていない。だから、その理由は、先方からあまりはっきりと輪郭をとらえられることはない、という安心感が欲しいということに尽きるのだと思う。 ●●● 視力といえば、眼鏡が相手のほほにぶつかって、皮脂で汚れてしまうのも嫌だ。そう思ってもいるのに、こちらはなかなか伝えられない。 眼鏡をとってしまうと、キスするぞってやる気を見せているみたいだ、と思い、躊躇する。躊躇して

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          耳と骨の思い出

          想定外に子供を産み育てることになったのは27歳の夏で、初めて自分の中から出てきた嬰児は内臓のようだと思った。痛みという恐怖の終わりに心から安堵しながら、本当に人間がいたのかとたいそう驚いた。 何か感動的な言葉をかけたいと思い、やっと会えたね、などとつぶやいてみたが、正直白々しく感じた。産道を通ってきたその頭には、耳がペッタリとはりついていた。 隣にいる夫はただただ感激している風だった。最後まで、分娩する姿を見せたくないという希望は伝えられなかった。金銭的負担を強いているの

          建前って嘘をつくことでしょう?

          結婚は好きな人とするべきもので、だけどその人を好きじゃなくなってしまってもなんとなく続けるべきもので、っていうルールに、どうしても乗れないなと最近気づいてしまった。 でも世の中には、「そりゃあ(どこかしら)好きだからしてるさ」っていう顔をしている人がたくさんいるのだなと個人的には思う。 それってタテマエでしょう。建前は「日本の中で、ついてもいいとされている嘘」と中国人ユーザーがTwitterで発言していて、素晴らしく正確な理解だなといまさらながら膝をたたいてしまうのだ。

          建前って嘘をつくことでしょう?

          こころの柔らかい部分は後頭部にあったのだ

          (おわりまで無料で読めます) わたしは事実婚だけれど結婚しているので、夫以外の男性と性的関係をもっては法律違反ということになる(この点、よく誤解を受ける)。 26歳で結婚したのだが、その時の自分にとっては、性的な関係を持つことはもっとも親しくしていることの証明だった。しかし時がたつにつれ、それは親しさの表現ではないのかもしれないと考え始めた。 夫はムードを大切にする種類の人間だった。性的な交流を成立させるためにはソレラシイ気持ちになることが大切だということだった。大して

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          こころの柔らかい部分は後頭部にあったのだ

          好きの定義とかたしかめるくらいなら捨てちゃってもいいと思うのに

          (おわりまで無料でよめます) 「この人信用できるなあ」っていう思いと「好きだ」って思い、たぶん私にとっては等しい。 自分の開示したものがだいたい肯定されるだろうと期待できる。もし否定されてもその否定という意見にも価値があると期待できる。そういう判断を与えた相手を、私は「好きな人」ってカテゴライズしている。 そこに恋愛感情が発生しているかどうかっていう観点でいうと、「この人の代わりになる人はいない」「抱きしめるとか頭をなでるとかそれ以上で肯定を表現してほしい」って思えたら

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          97歳の誕生日に聞いた山形のマラソンの話

          夫は今年58歳なのだけど、三人兄弟の末っ子で、父親39歳の時の子供らしい。なので、息子のおじいちゃんは今年97歳。 昨日、誕生日だった。私が保育園の子供をピックアップしたあと、なんとなく駅まで夫を迎えに行った。夫はお父さんが誕生日だから実家によりたいんだという。駅で誕生日のことを思い出したらしい。私たちは夫の実家のすぐそばのマンションに住んでいる。 ○○○ きのすけ、という名前の息子の祖父は、私が夫と結婚した時は90歳だったと思うが、まったくボケない男性である。 第二

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