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第96回アカデミー賞ノミネーション予想 (9月時点)

 汗が滴ってもアクエリアスのCMのようにはならない酷暑もようやく落ち着きを見せ、秋の足音が近づいているのを感じます。もう一生冷房なしでは暮らせないのではないかと思われていましたが、今年はまだ、鈴虫の鳴き声や金木犀の香りが街を包み込む季節の訪れを期待してよさそうです。ということで、はい(無理矢理)、アカデミー賞ノミネーション予想第1回目(9月時点)を実施する時期となりました。三大映画祭のうち最もオスカーと親和性の高いヴェネツィア国際映画祭を初め、テルライド映画祭、トロント国際映画祭と3つの大きな、そしてオスカーの行方を占う上で最も重要な映画祭であるこれらが幕を閉じたこのタイミングで第1回目のノミネーション予想記事を執筆するのが通例となって参りました。

 さて、今年はどのような作品がノミネーションの可能性を囁かれているのでしょうか。サマームービーとして社会的な大ヒットとなった『Oppenheimer』(クリストファー・ノーラン監督)と『Barbie』(グレタ・ガーウィグ監督)は、日本では作品自体の出来とは別のところで物議を醸してしまいました。しかし、(前者の日本公開は未定ですが)両作品とも興行的な成功と批評的な成功の両方を手中に収めたことから、ノミネーションは堅いのではないかと思われます。さらに、有力候補にはマーティン・スコセッシ、ヨルゴス・ランティモス、ブラッドリー・クーパー、アレクサンダー・ペインらの新作が並ぶお祭り状態。また、作品賞の候補枠が10枠に固定されて以来、非英語作品に対する間口も広がり、今年はカンヌを沸かせた作品群が候補枠を虎視眈々と狙っています。ということで、具体的な各部門の現在の戦況を見ていきたいと思います。今回は、長編ドキュメンタリー映画賞及び歌曲賞、短編部門の予想はしていません。ご了承ください。そして、毎年のことですがこの時期の予想は直前期の血眼ガチ予想とは違い遊び心も忘れずに行っていますので、そのあたりもご留意いただけると幸いです。

*ブリッツ・バザウール監督の『The Color Purple』を全ての予想から外しています。理由は、作品がプレミアを迎えておらず、評価が未知数のためです。これが例えばポール・トーマス・アンダーソンの新作ならば話が変わってくるのですが、監督の実績や作品の内容に鑑みてこのような判断となりました。
*邦題が決定している作品を含め、第96回アカデミー賞の賞レースコンテンダーとして言及される全ての作品を原題表記にしてあります。

作品賞 Best Picture

『Killers of the Flower Moon』
『Poor Things』
『Oppenheimer』
『Barbie』
『Maestro』
『Past Lives』
『Anatomy of a Fall』
『The Holdovers』
『The Zone of Interest』
『American Fiction』

 作品賞は、現時点で3作品に当確を出していいと思われる。スコセッシ御大の『Killers of the Flower Moon』、興行的に大成功を収めたノーランの『Oppenheimer』、ヴェネツィアで金獅子に輝いたランティモスの『Poor Things』だ。『Poor Things』は、前作の『女王陛下のお気に入り』とは違い、ランティモスの作家性の先鋭的な部分が表出してるように見受けられるため若干の不安が残るものの、ヴェネツィアでの凄まじい激賞を考えると当確を出していいだろう。『Oppenheimer』が当確なら、それ以上の興行的成功を達成した『Barbie』にだって当確を出していいはずだと思われるかもしれない。しかし、作品の作りが従来の「オスカー向き」の作品とは一線を画すため、まだ様子見を強いられる段階だ。また、上半期を代表する作品のひとつであるセリーヌ・ソンの『Past Lives』も候補までは問題ないと見る向きが多い。子どもの頃から深い絆で結ばれていた韓国人の男女が時を経てアメリカで再会する物語だ。上半期に最も批評家から称賛された作品と言ってよく、ベルリンのコンペに選出された際も熱烈な支持を取り付けている。また、批評的に伸び悩んだ『ダウンサイズ』以来の新作となるアレクサンダー・ペインの『The Holdovers』はテルライドでプレミアを迎え、絶賛で迎えられている。盟友とも言うべきポール・ジアマッティと再びタッグを組んだ新作だ。物語は、堅物教師である主人公と問題児の少年、アフリカ系の女性調理長の3人のクリスマスホリデーにおける交流を描いたもの。『サイドウェイ』『ファミリー・ツリー』『ネブラスカ』とこれまで3作も作品賞候補に送り出していることを考えると予想に入れるべきというもの。また、今年作品賞の10枠を狙う非英語作品に『Anatomy of a Fall』と『The Zone of Interest』がある。前者はジュスティーヌ・トリエによるフランスのスリラーで、カンヌでパルム・ドールの栄冠に輝き、後者はイギリスのジョナサン・グレイザーによるナチス物でありカンヌではグランプリに輝いている。両作品とも2023年に最も評価された作品のひとつと言ってよく、非英語作品であるというハンデを押し退けての候補入りを狙う。前者は約半分が英語で制作されているということから、「外国語映画」という枠組みに収まりきるような作品ではないだろうし、後者はジョナサン・グレイザーの新作ということもありドイツ語作品であることは大きなウィークポイントとならないのではないだろうか。しかし、前者はなんと国際長編映画賞のフランス代表から落選してしまうという憂き目に遭ってしまった。だからと言って作品賞候補の可能性がなくなるわけでは決してないのだが、当初に比べれば不安定な状況に追い込まれたことは確かだろう。まあ、いずれにせよ「希望があるなら大いに込めろ」がモットーの9月時点の予想では2作品とも予想に入れることとしたい。最後に『American Fiction』について言及したい。当該作は、トロント国際映画祭でプレミアを迎え、観客からの極めて絶大な支持を取り付けることに成功し、最高賞である観客賞を受賞した。賞レースウォッチャーのほとんどはトロント開幕前にこの結果を予測していなかったはずで、突如急浮上したコンテンダーと言える。トロント国際映画祭は言わずもがな賞レース本戦へと直結する最重要の映画祭であり、観客賞受賞作品は過去11年連続でアカデミー賞でも作品賞候補の指名を受けているのだ。とすると、統計的には当該作も指名を受けると考えるのが妥当だ。しかし、作品はいかにも「アメリカ的」であり、国際化・多様化が進んでいるオスカー会員の間でも同様に支持されるかは判断が難しいところである。当該作が「外れ値」である可能性も十分にあるということは断っておきたい。

Next in line:
The Color Purple』、『May December』、『All of Us Strangers

監督賞 Best Director

マーティン・スコセッシ - 『Killers of the Flower Moon』
クリストファー・ノーラン - 『Oppenheimer』
ヨルゴス・ランティモス - 『Poor Things』
セリーヌ・ソン - 『Past Lives』
ジュスティーヌ・トリエ - 『Anatomy of a Fall』

 監督賞は映画ファンから愛される名匠3人を現時点でのBIG3に認定していいだろう。マーティン・スコセッシクリストファー・ノーランヨルゴス・ランティモスだ。そして、女性監督から候補が何人出るのだろうか、というところは注目したいポイントだ。本当なら5人全員でもいいところだが、まだまだひとり指名されるのがやっとなのが現状である。今年、候補を狙う女性監督を列挙すると、グレタ・ガーウィグ(『Barbie』)、セリーヌ・ソン(『Past Lives』)、ジュスティーヌ・トリエ(『Anatomy of a Fall』)、そしてここにソフィア・コッポラ(『Priscilla』)を加えてもいいかもしれない。この中で最も可能性が高いのは作品を歴史的な大ヒットに導いたガーウィグで、自身の作家性を巧みにコントールしながら大作をも器用にまとめあげる演出的手腕はやはり評価されるべきだ。しかし、9月時点の予想でリアリストになっても面白くない。監督賞候補となった女性監督は現在までに7名いるが(ガーウィグもここに含まれる)、アジア系はひとりもいない。そのことから、希望を込めてソンを予想に入れたい。また、女性として史上3人目のパルム・ドール覇者となったジュスティーヌ・トリエも予想に入れておこう。トリエは対象作が国際長編映画賞のフランス代表から落選してしまい窮地に立たされているが、しかし、だからと言って彼女の監督賞候補の可能性がゼロになるわけでは決してない。思えば、『潜水服は蝶の夢を見る』('07)のジュリアン・シュナーベルも、対象作が外国語映画賞のフランス代表を逃したものの見事に監督賞で指名を受けているのだ。

Next in line:
グレタ・ガーウィグ(『Barbie』)、ジョナサン・グレイザー(『The Zone of Interest』)、ブラッドリー・クーパー(『Maestro』)、アレクサンダー・ペイン(『The Holdovers』)

主演男優賞 Best Actor

レオナルド・ディカプリオ - 『Killers of the Flower Moon』
キリアン・マーフィー - 『Oppenheimer』
ポール・ジアマッティ - 『The Holdovers』
ジェフリー・ライト - 『American Fiction』
アンドリュー・スコット - 『All of Us Strangers』

 この部門は、現在ふたりの俳優に当確を出していい状況である。レオナルド・ディカプリオ(『Killers of the Flower Moon』)とキリアン・マーフィー(『Oppenheimer』)だ。前者はスコセッシの新作でキャリアベストとも評される演技を披露していると噂で、後者は作品を支配し続ける圧倒的な存在感とのこと。偶然にも、どちらも『インセプション』出演俳優だ。また、マーフィーは候補入りすればこれが初となり、期待が高まる。
 彼らを追走するのはポール・ジアマッティだろうか。オスカーで落選したのがいまだに語り草の『サイドウェイ』('04)での名演。今回はそれ以来の最高の賛辞を受け取っている。しかも、再び盟友アレクサンダー・ペインの作品ときた。残り2枠は現時点では多数に開かれていると言ってよく、今後の戦況次第でいかようにもなるだろう。アフリカ系俳優から候補入りを狙うのはコールマン・ドミンゴ(『Rustin』)だ。彼の演技は極めて高い評価を得ているのだが、作品自体の評価が伸び悩んでおり、『ハリエット』のシンシア・エリヴォになるか『リスペクト』のジェニファー・ハドソンになるかは現時点では読めない。それよりも、私は『American Fiction』のジェフリー・ライトを推したい。ライトは言わずと知れた名優だが、トロント国際映画祭で観客賞を受賞した対象作でキャリアベストの評価を受けている。しかも、トロント国際映画祭の観客賞受賞作で主演が子役だった場合を除き主演俳優がオスカーで指名を受けなかった例は過去11年に1度もなく、演技賞候補を送り出さなかった作品に関しても過去11年ひとつもないのだ。となるとライトも候補入りするという見方に妥当性は見出せるだろう。さらに、希望を込めて、アンドリュー・ヘイの新作『All of Us Strangers』から主演のアンドリュー・スコットを予想に入れたい。私としては批評家に愛される昨年のポール・メスカル型のコンテンダーになりそうな気配を感じているのだが…。

Next in line:
コールマン・ドミンゴ(『Rustin』)、ブラッドリー・クーパー(『Maestro』)

主演女優賞 Best Actress

エマ・ストーン - 『Poor Things』
リリー・グラッドストーン - 『Killers of the Flower Moon』
キャリー・マリガン - 『Maestro』
ザンドラ・ヒュラー - 『Anatomy of a Fall』
グレタ・リー - 『Past Lives』

 まず、現時点で当確を出せるコンテンダーはエマ・ストーン(『Poor Things』)ただひとりだ。プレミアを迎えたヴェネツィアでその演技が大絶賛され、2023年における最も評価された俳優による表現と言って差し支えない。その激賞ぶりは凄まじく、すでに2度目の受賞を期待する声も多く出てきている。そう、この部門はWinnerの姿がかすかに見え始めているのだ。しかし、このままストーンが順調に戴冠を果たすとは考えにくい。
 また、この部門ではカテゴリー分けを巡りすでに一波乱起きている。『Killers of the Flower Moon』のリリー・グラッドストーンが助演ではなく主演でプッシュされることが正式に決定したのだ。確かに助演で推されると踏んでいた人も多かっただろうが、主演級のロールであるという評も決して少なくなかったことから、昨年のミシェル・ウィリアムズほどの衝撃はないかもしれない。私は、グラッドストーンがストーンに待ったをかける構図が成立していくのではないかと見ている。アメリカ映画界の最前線で活躍するwhiteの俳優に、non-whiteの俳優が宣戦布告するこの状況は昨年度のケイト・ブランシェットとミシェル・ヨーの対決と酷似している。
 ヴェネツィアで絶賛されたのはストーンだけではない。キャリー・マリガン(『Maestro』)もまた素晴らしい評価を獲得している。マリガンの特筆すべき点はタイトルロール(=レナード・バーンスタイン)を演じたブラッドリー・クーパー以上の賛辞を受け取っている点で、ここ数年のマリガン再評価の流れに是非とも乗りたいところ。さらに外国語演技からはドイツの名俳優ザンドラ・ヒュラー(『Anatomy of a Fall』)が1枠を狙う。ヒュラーは今年のパルム・ドール受賞作品で夫殺害の嫌疑をかけられる主人公を複雑なニュアンスで表現しきっていると称賛されている。対象作が国際長編映画賞のフランス代表から落選したことは、演技部門では大した問題ではない。『サンドラの週末』のマリオン・コティヤールや『パラレル・マザーズ』のペネロペ・クルスなど例を挙げればキリがない。アジア系ではグレタ・リーもいる。上半期最も批評的に高い評価を得た作品のひとつで、主人公の感情のグラデーションを完璧に捉える演技だそう。whiteの俳優が枠を占有するといった予想を9月時点ではしたくないため、ヒュラーとリーを強力推薦したい。また、もちろん『Barbie』のマーゴット・ロビーや『Nyad』のアネット・ベニングが来る可能性も十二分にある。

Next in line:
マーゴット・ロビー(『Barbie』)、アネット・ベニング(『Nyad』)

助演男優賞 Best Supporting Actor

ロバート・ダウニー・Jr. - 『Oppenheimer』
ライアン・ゴズリング - 『Barbie』
ロバート・デ・ニーロ - 『Killers of the Flower Moon』
マーク・ラファロ - 『Poor Things』
ジョン・マガロ - 『Past Lives』

 この部門は、すでに上位4名が固定された感があり、彼らの優位は余程のことがない限り崩れないのではないだろうか。とはいえ、始まってもいない賞レースの現況を説明するのに断定形は禁物。しかし、現時点では残り1枠に誰が来るのか、という見方をせざるを得ない助演男優賞である。個人的にはライアン・ゴズリング(『Barbie』)の初受賞に期待がかかる。バービーありきの存在だったケンが家父長制のイデオロギーに染まりバービーランドを支配していく姿を滑稽さと悲哀を同居させながら魅せる喜劇演技は、彼のキャリアの集大成的な素晴らしさがあり、受賞したとしても何の文句もない。残り1枠を奪取する筆頭候補は、『Past Lives』のジョン・マガロか『May December』のチャールズ・メルトンだろうか。どちらが来ても中堅とヴェテランで固められた助演男優賞にフレッシュな風を吹かせると思うが、個人的にはマガロを推したい。映画ファンにとってはケリー・ライカートの『First Cow』で高い評価を取り付けていたことが記憶に新しい俳優だ。再び批評家に注目された作品が同じくインディーズシーンの『Past Lives』ということで、インディペンデント映画に欠かせない存在になっていくのではないかと期待している役者のひとりだ。

Next in line:
チャールズ・メルトン(『May December』)、ドミニク・セッサ(『The Holdovers』)

助演女優賞 Best Supporting Actress

エミリー・ブラント - 『Oppenheimer』
ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ - 『The Holdovers』
ペネロペ・クルス - 『Ferrari』
ジュリアン・ムーア - 『May December』
ヴィオラ・デイヴィス - 『Air』

 この部門はリリー・グラッドストーンの独り勝ちかと思われていたが、彼女が主演部門に移動したことで混沌とした状況を強いられている。肯定的な見方をすれば、かなり幅広いコンテンダーに開かれた部門に様変わりしたわけだ。作品の評価と勢いを考慮すれば、『Oppenhimer』のエミリー・ブラントと『The Holdovers』のダヴァイン・ジョイ・ランドルフのふたりは頭ひとつ飛び抜けていると言ってもいいかもしれない。『Oppenhimer』に関しては、女優陣に与えられたロールが役不足であるとの指摘が目立っており、実力に相応しい役を与えられていないことが懸念されるのだが、しかしブラントには終盤に大きな見せ場が用意されているらしく、そこでの演技をもって助演女優賞候補に推す声が多い。ブラントといえば実力は十二分にあるのにノミネートされたことのない俳優として真っ先に名前が挙がるひとりであり、今回サマーシーズンを代表する大ヒット作となった対象作で祈願の初候補を狙う。作品の勢いが凄まじいのが彼女の強みだ。しかし、批評家からより絶賛されているのはジョイ・ランドルフだろう。クリスマス休暇に堅物教師の主人公、問題児の少年と共に過ごすことになる学校の女性調理長を魅力的に演じていると評判で、すでに彼女は『ルディ・レイ・ムーア』('19)で映画ファンに「発見」されており、初候補に布石を打っていると言っていいだろう。残りの3枠は、「これぞ助演演技の鑑!」的な絶賛のされ方をしている役者たちを選出してみた。特に『Air』のヴィオラ・デイヴィスは流石デイヴィスだと舌を巻く演技で、助演演技の完成形とも言うべき名演を見せており、対象作がその他の部門に全く絡まなくても候補になる可能性は十分あるだろう。ムーアはカンヌで、クルスはヴェネツィアでそれぞれ魅力的な演技だと称賛されている。しかし、彼らはジョディ・フォスター(『Nyad』)や作品の評判次第ではダニエル・ブルックス(『The Color Purple』)にいつ取って代わられてもおかしくなく、賞レース開始までは流動的な状況が続くと思われる。

Next in line:
ジョディ・フォスター(『Nyad』)、ダニエル・ブルックス(『The Color Purple』)、ヴァネッサ・カービー(『Napoleon』)

脚本賞 Best Original Screenplay

『Barbie』
『The Holdovers』
『Past Lives』
『Maestro』
『Anatomy of a Fall』

脚色賞 Best Adapted Screenplay

『Killers of the Flower Moon』
『Oppenheimer』
『Poor Things』
『American Fiction』
『All of Us Strangers』

撮影賞 Best Cinematography

『Oppenheimer』
『Killers of the Flower Moon』
『Poor Things』
『The Killer』
『The Zone of Interest』

編集賞 Best Film Editing

『Oppenheimer』
『Killers of the Flower Moon』
『Poor Things』
『The Killer』
『Ferrari』

美術賞 Best Production Design

『Barbie』
『Oppenheimer』
『Killers of the Flower Moon』
『Poor Things』
『Asteroid City』

衣装デザイン賞 Best Costume Design

『Barbie』
『Killers of the Flower Moon』
『Poor Things』
『Napoleon』
『Priscilla』

音響賞 Best Sound

『Oppenheimer』
『Killers of the Flower Moon』
『The Killer』
『Mission: Impossible - Dead Reckoning Part One』
『Ferrari』

視覚効果賞 Best Visual Effects

『Oppenheimer』
『The Creator』
『Mission: Impossible - Dead Reckoning Part One』
『Guardians Of The Galaxy Vol. 3』
『Wonka』

メイキャップ&ヘアスタイリング賞 Best Makeup&Hairstyling

『Oppenheimer』
『Poor Things』
『Barbie』
『Ferrari』
『Priscilla』

作曲賞 Best Original Score

『Oppenheimer』
『Killers of the Flower Moon』
『Elemental』
『The Killer』
『The Zone of Interest』

歌曲賞 Best Original Song

TBA

長編アニメーション映画賞 Best Animated Feature Film

『Spider-Man: Across The Spider-Verse』
『The Boy and the Heron(君たちはどう生きるか)』
『Nimona』
『Elemental』
『Wish』

長編ドキュメンタリー映画賞 Best Documentary Feature Film

TBA

国際長編映画賞 Best International Feature Film

『The Taste of Things』🇫🇷
『The Zone of Interest』🇬🇧
『About Dry Grasses』🇹🇷
『Fallen Leaves』🇫🇮
『Shayda』🇦🇺



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