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一切衆生悉有仏性

一切衆生悉有仏性
いっさいしゅじょうしつうぶっしょう

涅槃経

すべての生きとし生けるものは仏性、仏になる可能性を持っていて、イコール悟る可能性を持っているという大乗仏教における重要な思想。

ただし宗派によって解釈が異なる。仏性をもたないものもありうるとする説 (法相宗) ,草木などの精神性をもたないものにまで仏性があるとする説 (天台宗) ,精神性をもたないものは仏性をもたないとする説 (華厳宗) などがある。


解釈はそれぞれのようだが、とても仏教らしい教えに感じる。「生きること苦である」と解いたブッダだが、その中でもすべての存在が仏性を持ち悟れる可能性を持っているというのは、地に足ついた現実的な教えではないだろうか。
日々苦しい人生の中でも豊かにできる可能性や方法はみんなにあるんだよという、仏教らしい優しさを感じられる。

南無


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