#16 深いトポロジー
こんにちは!
毎週月曜日開館の【Vivid Books】へようこそ!
今週は自分の小さい頃から最も苦手な数学に関する一冊をご紹介します。
苦手なので、かなり読み進めるのに時間がかかってしまい、まだ途中までしか読んでませんが、自分の持っている知識と組み合わせてなんとか書いてみました。(笑)
目次
1.今週の一冊
2.数学を学ぶ意味
3.トポロジー
4.さいごに
1.今週の一冊
タイトル:読むトポロジー
著者:瀬山士郎
出版:角川ソフィア文庫、2018
2.数学を学ぶ意味
数学が得意な方からすると、本当にあり得ないほど数学が学生時代出来なかったので、今回の本も数学的な内容は(まだ)ほとんど理解できていません。
なので、本の冒頭にある「数学を学ぶ意味」と「トポロジーとは何か」という内容をさらっとなぞって、自分の知っている領域に強引に寄せて少し面白い話ができたらと思います。
まず「数学を学ぶ意味」なんですが、みなさんはどう思われますか?
僕は、昔から言われていた「読み書きそろばん」が生活に必要な勉強だと思っていた(今もですが)ので、単純に簡単な計算ができないと買い物とかできないし、という感じで算数を学ぶ意味についてはイメージできていました。しかし、それより高次の、特に高校で習うような数学については、現代のテクノロジーの誕生に大きな影響を与えているからスゴイくらいの認識でした。
この本でも、数学がテレビ・自動車・携帯電話などに使われていることに役立っているということを紹介していますが、
それより関心を持ったのは「私たちは日常生活で使うために知識を学ぶのではありません。」という一文です。それにはかなり共感できるものがあります。
以前に世界史の学ぶ意味についても書きましたが、何かを学ぶのは学びの中で得た知識を披露するためだけではありません。学問に関する知識を得ることで、視野が広がり人生が豊かになったりするから学ぶ意味があるのです。
3.トポロジー
ちなみに僕は競技クイズにハマっています。
ヒマさえあればクイズ、復習、クイズ、復習。日常生活で気になることがあればすぐに検索します。
このように知識を身につけてクイズ以外に役に立つかといえば、一概にはそういえません。しかしだいたい役に立っています。
この本のタイトルにもある「トポロジー」。
これは「位置」とか「場所」という意味の「トポス」の変形らしいのですが、あまり聞きなれない言葉ですよね。
しかし僕はクイズをやる中で、人名由来の言葉をエポニム、地名由来の言葉をトポニムと呼ぶことを知っていました。
人名由来のエポニムとは、
乃木希典から名付けられた「乃木坂」とか、
サンドイッチ伯爵が食べていたから「サンドイッチ」みたいなものです。
地名由来のトポニムとは、
マラトンという古代ギリシャのポリスから「マラソン」、
ジェノヴァというイタリアの都市から「ジーンズ」などの言葉です。
トポロジーの本を読んで、トポニムはなぜトポニムなのかが分かり、断片的な知識がつながっただけで僕の知的好奇心が満たされますし、この知識を足掛かりにまた新たな知識を身につけられるかもしれません。その知識を積み重ねていく間に、何かの役に立つことは出てくると思っていますし、これまでもそのようなことはたくさんありました。
ですので、数学に限らず全ての学問は、直接的にどう役に立つかを考えて学ぼうとするのではなく、もっと広い視野で学ぶ意味について考えてみることが大事だということですね。
4.さいごに
さて、今回はほとんど本の内容に触れずに(笑)、書いてみました。
まともに本読んでないのがバレバレですが、クイズをやっていたおかげで何となくかけてしまいました。あ、早速役に立ちましたね(笑)。
みなさんも広く学びの意味を捉えてみては?
あとクイズに関するブログもいつか書けたらなと思います。
次の定期投稿は月曜日【Vivid Books#17】です。
それではまた。
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