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計画の技術  私たちには計画力が不足している

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私は2013年に計画の本(「実行に効く」計画の技術)を著しました。 あれから6年、いまだにビジネスコンサルタントを続けている私ですが、計画力で多くのお客様の課題を解決し、お客様の… もっと読む
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記事一覧

ステークホルダーを巻き込んだ計画は期待以上の成果を引き出す(2/2)

前回の話を軽く振り返りましょう。 生産計画部は、恒常的な生産日程の遅れに苦しんでいました…

masaki_ura
1年前
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ステークホルダーを巻き込んだ計画は期待以上の成果を引き出す(1/2)

ゴールを達成するために立てるのが計画ですが、私が著書のタイトル「実行に効く 計画の技術」…

masaki_ura
1年前
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現状打破を目指すなら、欧米の成功事例を日本向けにアレンジしよう(3/3)

3回構成でお届けしている今回のテーマですが、今回はその最終回です。 1回目では、欧米企業の…

masaki_ura
1年前
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現状打破を目指すなら、欧米の成功事例を日本向けにアレンジしよう(2/3)

前回は、欧米企業の成功事例を日本企業が導入する際の心構えについて書きました。 欧米企業と…

masaki_ura
1年前
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現状打破を目指すなら、欧米の成功事例を日本向けにアレンジしよう(1/3)

前回までのブログでは、欧米企業の成功事例を鵜呑みにしてはいけないという話をしました。有無…

masaki_ura
1年前
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「成功事例を鵜呑みにする」は計画嫌いゆえの失敗だ(3/3)

3回目で最後となる今回の話に入る前に、これまでの2回を簡単に振り返ることにしましょう。 日…

masaki_ura
1年前
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「成功事例を鵜呑みにする」は計画嫌いゆえの失敗だ(2/3)

前回は、日本企業の失われた30年について話しをしてきました。 私は、バブル崩壊後の日本企業の低迷がこれほど長く続いている理由のひとつは、日本企業が後先を考えず、欧米企業の成功事例の猿まねに走ったことだと考えています。 「うまくいっている人たちがいるなら、それを真似すればいい」 程度の差こそあれ、多くの日本企業はいまだにこれを続けています。 高度経済成長からバブル期まで、日本企業を支えたのは技術革新でした。そして、その背景にあったのが日本の現場の情熱と工夫でした。 ところ

「成功事例を鵜呑みにする」は計画嫌いゆえの失敗だ(1/3)

私は職業柄、お客様の変革活動に関わることがよくあります。 そんな私が20年以上も前から感じ…

masaki_ura
1年前
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決めない人たち “決められない”と“分からない” は違う(2/2)

今回は「決めない人たち “決められない”と“分からない” は違う」の2回目です。 コンサル…

masaki_ura
1年前
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決めない人たち “決められない”と“分からない” は違う(1/2)

計画力強化は私の数あるコンサルティングメニューのひとつです。 計画をお手伝いしていると「…

masaki_ura
1年前
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結果を出すリーダーは大雑把な情報や未確定の情報の扱いが上手い(3/3)

世の中がリードタイム短縮の方向に向かう中で、製品開発はもとより、さまざまな分野で計画のあ…

masaki_ura
1年前
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結果を出すリーダーは大雑把な情報や未確定の情報の扱いが上手い(2/3)

世の中がリードタイム短縮の方向に向かう中で、製品開発はもとより、さまざまな分野で計画のあ…

masaki_ura
1年前
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結果を出すリーダーは大雑把な情報や未確定の情報の扱いが上手い(1/3)

世の中がリードタイム短縮の方向に向かう中で、製品開発はもとよりさまざまな分野で計画のあり…

masaki_ura
1年前
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結局のところ、大事なのは計画に対するチームメンバーの当事者意識である(2/2)

前回は、計画作成に苦労した経験談をお伝えしました。 計画重視を声高に叫んだところで、多忙を理由にプロジェクトマネージャやリーダーたちは計画に時間を割こうとはしません。 「今は忙しいから」 これが、彼らが計画に時間を割かない理由ですが、プロジェクトが本格化した後は、間違いなく、さらに忙しくなります。段取りの悪さに起因する社内調整や客先対応で忙殺されるからです。 さて、やっとの思いで一通りの計画を終わった私たちでしたが、本当の問題はそこからでした。 チームメンバーたちは、計