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トキハナリリース!オンライン結婚式も

20/5/12に新サービス、トキハナをリリースしました。

詳しい内容はこちらのリリースから。

2つのサービス(Choole・gensen wedding)を統合

かねてから運営してきたChoole(チュールウエディング)と、gensen weddingを統合する形でサービスリリースとしています。
(統合といっても、LPとしてのgensen weddingは残していますが)

2つのサービスを統合するに至ったのは、
・当初異なると考えていた顧客ターゲットが徐々に重複してきた
・gensen weddingのオフラインの機能が、コロナ影響もありオンラインで一定代替可能になった
・1サービスにフォーカスして、リソースの効率化とさらなる強みづくりを狙いたいと考えた
といった点になります。

トキハナでは、式場の数ではなく質、とりあえず見学ではなく得られる体験、にフォーカスをしていきます。プロダクトとして、まだまだレベルアップできるポイントがあり、特にウエディングで最も大きな課題である「費用」の部分にフォーカスする形でプロダクトを磨き上げ、随時バージョンアップをしていきます。

トキハナのネーミングの由来

トキハナには、花嫁の不安をトキハナツ。結婚式の常識をトキハナツ。
そんな意味が込められています。

やはり4文字トレンドにはこだわりたかったのと、自社のサービスの特徴を伝えられる強さにこだわれたらという背景から、100程度の案出しを行い、絞りながらユーザーアンケートもとりながら、ディスカッションも重ねてこちらになりました。

ちなみに、4文字で結婚式感をとりいれるとなると、「ウエ」「ブラ」「婚」「ハナ」「マリ」「ドレ」などかなり限られてきます。社名とサービス名一致の法則を採用すべきかとリクシィにするというワザも考えましたが、諸事情鑑みて辞めております。

参画式場は右肩上がりで上昇

参画式場&ベンダー数はこのように増加しています。式場とベンダーの合算は以下の通り、式場のみなら265ブランド(5/10現在)です。Chooleリリース当初はベンダー増に努めていましたが、会場増にシフトしてきているのが数字でも残りますね。Zoomなどの普及により、全国の式場様とのコミュニケーションは非常にしやすくなっているので、さらに増えていくでしょう。

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オンライン結婚式の紹介もスタート

このタイミングでオンライン結婚式の紹介もスタートします。
(正式には5月下旬~)

オンライン結婚式が注目されるようになった際、既存の結婚式ができるようになった時に誰がこれを選ぶのか?という疑問をもっていました。集まることに価値があり、空気感はオンラインでは伝わらない。

そう考えると、コロナで集まれないから消極的にやっているのではないかという印象がぬぐえず、収束したらなくなってしまうのではないか。また、ユーザーが自主的にやる流れはあっても、事業者として取り組むイメージは描けないのではないか。そう考えていました。

…が、様々な方とディスカッションを行い、特に、今回のリリースにも記載のある、SCM小池さんやCHET赤津さんと打合せをするにつれ、オンライン特有の価値があること、そしてそれは従来の結婚式の課題を正にトキハナツ条件がそろっていることに気が付き、結婚式の多様化を掲げるリクシィとしてやらないわけにはいかないと考えたのでした。

特に、赤津さんが喪主を務められたというバーチャル葬儀も拝見して確信に。

トキハナでのオンライン結婚式に関する考えは、こちらで紹介しています。

ちなみに、この記事を書いてくれている、安藤まさみさんはこちらの方(本邦初公開w)。この方に会うのは非常に難しいそうです。

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オフライン結婚式が多様化を促していく

オンライン結婚式が広まることで、オフラインの結婚式がなくなっていってしまっていいのかという議論があったり、結婚式と呼んでいいのかといった議論があります。このあたりの話は徹夜で飲める勢いでオモシロイものの、マーケットという観点では顧客が選ぶかどうかに尽きると考えています。

オフラインとオンライン、この2つは全くの別物で、国内ウエディングと海外ウエディング以上にかけ離れています。オンライン結婚式は5-10%程度のシェアと考えられ(主観1000%)、既存の結婚式のシェアが一部減ることはあっても、消極一般層の方が健全に流出したという形になるはずです。

イメージ的には、挙式のみ市場が近いかもしれません。なお、2次会をオンラインでという層が増える可能性もあると思います。その方が大勢の人と会えますし、おなかいっぱいだから無理に食べなくても良いし、招待の悩みがいらなくなるのは大きいでしょう。

オンライン結婚式を結婚式と呼んでいいのかといった議論もあるかもしれませんが、新郎新婦の二人がそれを結婚式と呼ぶならば、結婚式だろうというのが自分の考えです。支持されるのかどうかはマーケットが拡がるかどうかに尽きるだろうと思います。

オンライン結婚式が、なし婚層最大の障壁=呼ぶ人問題をトキハナてるのは大きい

リクシィのミッションである「ブライダル業界の構造改革、結婚式であふれた世界を創る」の実現には、挙式実施率を高めていくことが重要です。結婚式をしない理由はいくつかありますが、自分の中で最も解決が困難だと感じていたのが、招待客の問題でした。

1年前にクラウドファンディングで結婚式をされた西村夫妻の結婚式に参加させてもらった時、「行きたくない人は気持ちのお祝いだけ、行きたい人は呼ばれてなくても行ける」というのはすさまじいイノベーションだと思ったのです。私も、お会いしたことが無いお2人の結婚式に行くという体験をさせてもらって、全然違う体験だなと思ったものです。世界にはむしろそういうエリアもあると言います。日本も沖縄はそう。

その原体験から、オンラインの可能性として、呼ぶ人問題から解放されるのが、個人的な関心としては最もビビッと来ています。自分も、結婚式に招待されることはないだろうけど、オンラインで参加できるならちょっとだけ顔出して、プレゼント贈ったりできるならそうしたいなということはかなりあるなとイメージしています。

5/24に開催するリクシィズのオンライン結婚式

たまたまコロナを理由に海外挙式を断念したリクシィズがいたので、声をかけて、オンライ結婚式を開催することになりました。本邦初だと思います。ぜひ色々な方に見てほしいなと思っています。

参加受付はこちらから。
https://open-mic.zaiko.io/_item/326172

─バーチャルスタジオで新郎新婦を撮影しライブで中継
場所はこちらになります。
CGによる背景や、シームレスな動画表示など、TV的なコンテンツにする予定です。

─入場券のシステムを利用
3000円前後での参加費を募りながら、1万円や3万円のようなメニューも設けて自宅にシャンパンが届くなどの仕掛けを用意するかもしれません。
(クラウドファンディングに近いイメージです)

─ゲストはvimeo内の特定のurlにアクセスいただき、自宅で視聴
投げ銭の機能を用意するので、ハートや花束から、シャンパンのような投げ銭(1万円)を贈ると実際にシャンパンがプレゼントされる(かもしれません)、のような内容を想定しています。

バーチャルスタジオやCGを駆使したオンライン結婚式はニュース等でも見たことがなく、少なくとも国内では初だと思います(当社調べでは世界でもまだ無いかもしれない)。もちろん初めてなのでどのようになるか想定しきれない部分も多々あります。ただ、価値をしっかり出せれば、なし婚層が結婚式をやる理由になったり、10周年を迎えた夫婦のイベントになったり、バーチャルキャラクターと結婚式ができるという発展もあり得たり、大きな可能性を秘めていると感じています。

トキハナでもオンライン結婚式紹介サービスのリリースと共に、提供事業者を募っていき、この市場を創りあげていきたいと思います。

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新型コロナウィルスのピンチをチャンスに

結婚式業界、多くの人が変革を望んできました。この新型コロナウィルスがその契機になるのは間違いありません。ただ、ピンチをチャンスにするためには具体的な戦略が必要です。

5/12現在、緊急事態宣言が5月末に解除されて平穏を取り戻すのか、段階的な復活で新たな流れが生まれるのか、第2波が来てしまい元に戻るのか、その先の未来は様変わりしているのか存外何も変わらないのか、誰にもわかりません。

我々がとるべき道は、収束するしないに関わらず価値が残るもの、新しい価値感であれ旧来の価値感であれ顧客が存在するものを創ることだと考えています。

そのようなプロダクト、サービスにトキハナを仕上げていきたいと思います。

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