共感の傾向・・・つまり自分の問題
誰かの話を共感的に聴くとき、自分自身の傾向と言うのが現れることがあります。
私の共感の傾向で言うと・・・
痛みや嘆きへ強く引き寄せられ易く、そして、相手の方が、痛みや嘆きから一刻も早く抜けられるように焦る気持ちが生まれます。
ここで起きているのは、私がすでに、私の要因でトリガーされてしまっているという事です。
「痛みを抱えた人、そのままそのものを受け止められない」
「痛みを抱えた人に、直ちにケアを提供したくなる」
つまり、私の中で、「痛みを抱えた人」そのまま受け入れるスペースがないのです。
なぜか
私の中で原因は明確です。
私の中の、その嘆きと痛みが十分に手当てできていない。
「痛みを抱えた人を放っておくと、死んでしまうかもしれない」
この恐怖、この痛みと嘆きが私を突き動かしてしまうのです。
共感する機会を持つたびに、私の中の痛みや嘆き、或いは命の結び目が表れてきます。
共感することを通じて、私もまた、私の命を少しずつ開放しているのだな~
なんだかそんなことを思います。
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