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新宿FACEと新木場1stRingの狭間にある“ある種の”壁

去る今週火曜日はPPPTOKYO特別公演・ちゃんよたプロデュース興行でした。
お陰様で全席完売を達成することが出来ました!!

また、コメントブースから溢れ返る程の媒体の数に正直ビックリしつつも、今のPPPTOKYOに、そしてちゃんよたに引きがあり磁場があるという事を再確認する事が出来ました。

関係各位の皆様に感謝申し上げます。

様々なドラマと話題に富んだ興行となりました。


多くの媒体様に取り上げていただき感謝です。

そんな一見すると大盛況に見える公演を終えて悟った一つの大きな気づきと学びがありました。
それは、新宿と新木場の間には、目に見えない大きな壁があるという事です。

普通に考えれば新宿FACEの方が会場費も含めてハードルが高いのですが、我々にとってはもしかして新木場1stRingに潜む様々な諸問題が、我々自身の首を絞めている可能性があるという事に気づきくに至りました。

▪️新木場に来る人は“壁”を突破出来る人

前置きしておくと、今回の考察については他のプロレス団体には当てはまらないソレかも知れません。PPPTOKYOという独自の世界観と方向性を持つが故の悩みと課題かもしれないわけで。

で、今回気づいた事は小見出しにあるコレ。
新木場に来る人は「壁」を越えてくる人である。

では「壁」とは何なのか?
ソレは詰まるところ、本質的にプロレスが好きかどうかという「壁」なのです。

▪️新宿FACE公演に見る独自の客層と分析

PPPのショーとしてある種の完成形を見せられたのは前回の新宿FACE公演。

会場の雰囲気、熱狂度合い、どれをとっても最高峰の世界を創り上げられました。

実際PPPTOKYOの客層は他のプロレス団体と相違があります。

新宿FACE公演の場合は特にそうですが、プロレスを観に来るというよりも一つのエンターテインメント、ショーを観に来るという感覚のファン層を取り込めていると感じています。
そういったファン層の方々は他の遊びとして、たとえばバーレスクさんに行ったり、ギラギラガールズさんに行ったり、はたまた観劇などを趣味としている方も多い印象で、いわゆるハイソな遊びを嗜んでいる方々が多いと感じています。

オリジナルのファン層を確立出来てきたからこそ、あの会場の雰囲気を現出出来ていると分析しています。

ただし、そういったオリジナルのファン層・客層の方々は「壁」を越えてくる事はなかなかありません。
その理由としては、都心で遊ぶ習慣がある独自ファンにとって新木場は物理的な距離がありすぎるという事と、観戦後の飲み等他のイベントと掛け算で楽しむ事が出来ないという事にある気がします。

逆に言えば、「壁」を越えてくるお客様はもちろんプロレスが好きなわけで、観戦そのものが一つの大きなイベントなわけです。

上記のような理由を踏まえて新木場1stRing公演における独自のファン層の割合はグッと落ちる傾向を感じています。

▪️ではなぜ新木場を完売札止めに出来たのか!?

今回の新木場公演が完売出来た理由はズボり、
「プロレス」で勝負した部分が大きいから。という事に尽きます。
コレは狙った部分も大いにありますし、巡り巡って運命的にそうなった部分もあります。

①ちゃんよたに対する多くの期待
言わずもがな、今ちゃんよたの注目度と知名度はグンと上がってきています。
同時に輪をかけてPPPとしてもよりバズを生み出せるようなプロモーションを日々仕掛け続けているところです。

また、スターダムさんでタイトルマッチを経たことによってプロレスファンからの注目度も増しているのではないでしょうか!?

プロレスだからこそ起きた結果というか、飯田沙耶選手の参戦は特に巡り巡って全ての点が線で繋がった事だから多方面に於いて説得力を持たせられたと思っています。

また、今回のちゃんよたの対戦相手がこれもまたストーリー性をしっかり孕ませた上での女子プロレス界のトップ選手・高橋奈七永選手と水波綾選手だったといことも、しっかりレガシーを巻き込むソレとしてプロレスファンを誘致出来た部分は大きいと思っています。

レガシーを巻き込み、闘いは続く。

②プレイガイド販売の伸びに見る新規ファンあるいはプロレスファン

前述のように、新木場公演はPPP独自のファンが「壁」を越えて来ない傾向にあります。
それでも今回は結果的にプレイガイドでの販売が脅威的に伸びました。
ひとえに積み上げてきたプロモーションの一つ一つがしっかり話題としてお客様に届いた結果だと誇りたい部分もありますし、いつもPPPを見ない方々にも届いた何かがあったと信じたいところです。

③PPPが意外にも巻き込む格闘技クラスタ

そして、実は一番イメージが乖離しているようで近くなってきたのは格闘技界隈だったりもします。
これは胸毛ニキ・八須の活躍と、彼を使ったプロモーション企画がバズを生んで認知度を徐々に拡大しているという部分に起因していると思います。

また、筆者自身もここ数年柔術にハマっていることで必然的に格闘技方面の方々との繋がりも増えてきていますし、そちらに向けて刺さる要素というのも段々と理解してきた部分はあります。

現に今は格闘技コンテンツは隆盛していますし、流行っているジャンルか学ぶ要素も多いですし、そう言ったコンテンツのファン心理を理解し落とし込んでいくことの重要性を日々実感しています。

結論として、格闘技クラスタとプロレスファンは根底の精神性が違うので交わる事は少ないのですが、唯一無二のファン層の開拓にトライしてみる余地は多分にあると思っています。この話は今度詳しく書くタイミングもあるかもしれません。

押忍。

▪️新木場1stRingは実は黒字化が大変!?

上記のような考察がありつつ過去の興行を振り返ってみると、実は新木場公演は黒字幅は低く、意外にも興行直前までリスキーな展開をはらんでいることが多いです。これも新木場でに特性であり「壁」を越えてくるお客様たちの特性でもあるのですが、直前にとにかくチケットが動く傾向にあります。
ゆえに主催者としては毎回ハラハラなわけで。。

▪️進むべき道とブランディング

「壁」にまつわる話や新木場にまつわる特性などを考察したところで、自分たちが目指すべき道や団体としてのブランディングをより一層根深く考えていかないといけないタイミングに入ってきた気がします。

結論としては、
PPPTOKYOというコンテンツを育てていくにはやはり新宿FACE公演の回数をグッと上げて、新宿発のコンテンツとして唯一無二の世界をより一層強めていくべきだと考えています。

新宿FACE=本公演 
という立ち位置ですね。
コレを見ればPPPが分かる!これぞPPPの公演だ!というブランディングですね。

すでに5.27と9.10は発表済みですが、おそらくココに7月の追加公演が入る可能性が高くなってきそうです。

新宿で、パーティーしようぜ。

一方で、では新木場公演がダメかといえばそういうわけではなく
たとえば今回のちゃんよたプロデュース公演にように、スピンオフ的な、特にプロレスとしての要素が強い企画を打ち出していくには相性の良さも感じています。

また、昨年開催したビアパーティー公演は非常に好評でしたので、そうした企画モノの興行を開催する際は活用していきたい所存です。
今年もビアパーティーは開催する見込みです!

実は昨年後楽園ホールに初進出した際にも同様な事は感じていました。
後楽園ホールではPPPが新宿FACEで体現している世界観は物理的に醸し出せないんだと実感したんです。
後楽園ホールに進出した喜びの一方で、実はこの感情が強くて。。

当時の学びももちろん生きてきています。

そして、今後を見据えた時に選手数が増えていく未来を信じて、興行数は増やしていきたいと考えています。
それはブランディングという観点から新たな展開を生みそうなので、発表出来るタイミングがくれば告知させていただきます。

▪️最後に告知です!

今回記事が長くなってしまいました。
様々な振り返りや考察はありましたが、結論、先日の新木場公演もめちゃくちゃ最高でした!という事です。
そしてこのnoteをご覧いただいている皆様には多分に伝わっているかと思いますが、PPPTOKYOの理念は「感動と熱狂を創り続ける」という事です。

前回の記事ではこんな事を書いておりましたが…

お陰様で今回チケット完売札止めということで、お待たせしました!
お待たせしすぎたかもしれません!

YouTubeプレミア配信やります!!
📅3月11日(月)20:00~~
是非ともスーパーチャット等でのご支援をよろしくお願いいたします!

今後の活動の糧になりますので、何卒よろしくお願いいたします。

次なるステージへ向けて…
さあ、パーティーを続けよう。


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