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PPP新宿公演を振り返る。-感動を創り出す方程式-

少し時間が経ちましたが、今週火曜日に無事に新春一発目の公演を終える事が出来ました。
YouTubeアーカイブでは全試合見られますので、この機会に一人でも多くの方に見ていただきたい所存です。
本題とは逸れますが、こちらのYouTube生配信企画は完全に赤字倒れで継続中です。

それでも、ちゃんよたや胸毛ニキきっかけでPPPの名前を知ってくれる方々とYouTubeの相性はとても良いですし、海外ファンに向けても訴求出来る可能性を信じて、今後も会場は限られてきますが続けていきたいものです。

今年はより一層、「世間」と「世界」と勝負していく年にしたい。
そう強く思っている次第です。

それから、本公演の振り返りでもあり、PPPというコンテンツの本質について今成夢人さんが至極的を射た記事を書いてくれています。ありがたいです。
そちらも是非ご覧ください。

■“ウソ”のつけない時代に生きる意味。

いきなりお門違いな見出しから始まるわけですが、このテーマは2024年を生きる今、さまざまな方面で本質な気がしています。
一億総スマホ所有時代。一億総パパラッチ時代でもあるわけです。

著名人はスキャンダルで吊し上げられ、政治とカネを巡った問題はより如実に切り取られる時代がやってきています。

LINEのやり取りはスクショされ、ふとした自身の行動が誰かのスマホの動画データに残っているこの時代。

昔のように(?)、揉み消しや、ウソをウソで上塗りするような権力を行使した詐術すらも見破られる時代になってきました。

だからこそ、より素直に、より誠意を持って生きる事が尊く真理になっていく時代になっていく気がしています。

今成さんの記事にもあったように、PPPTOKYOというコンテンツは派手な世界観で外枠を覆っているものの、本質はとてもドキュメンタリーなソレであります。
それは自身の挫折してきた人生や、業界に入ってから感じた違和感を反面教師として自身のコンテンツに落とし込みたいという想いと願いが籠っているからでもあります。

そして今回はより一層、生え抜き所属選手らの人生にフィーチャーした「情念」と「情熱」、「想い」を投影する回にしたかったという専らの狙いがありました。

それは、前述のようにウソの付けない2024年の到来を何となく肌で感じていた部分もあるわけで。

■覚悟を決めた人間は強い。

2nd Partyではエチカミヤビが性別適合手術前のラストマッチ、壮行試合を行いました。
この試合、彼女は本当に化けたなと感じました。

デビュー以後初勝利。ベストバウト、ベストマイク。


ハッキリ言ってこれまでの彼女はどこか自分を大きく見せたり、出来ない事も出来ると言って見せたり。それは若さゆえの態度の一つであるなと感じつつも、きっとこれまでの人生で本当の自分を表現出来る場が少なくて、遠慮して生きてきていたのだろうなと感じていました。

プロレスのリングの上はいつだって自由であるべきで、特にPPPのリングでは自分の全てをさらけ出していいんだよと伝えたくて組んだマッチメイクでもありました。

試合後にタッグを組んでいただいた宮本裕向選手が「何かが憑依してたと思うくらい、試合もマイクも良かった」と褒めてくれていました。
素晴らしい。

22歳という年齢は、言うなれば大学4年生くらいの歳でもあるわけで、その年齢で人生の大きな決断を下した彼女を、PPPTOKYOとしても個人としても応援したいと強く思っています。

PPPTOKYOでは、とにかく個々人の個性を伸ばして、それぞれにしか歩めない人生を歩んで欲しいという願いを強く持っています。

ナイスなチーム。生きたいように生きる。

それは自分自身がなりたい自分になれなかった時代が沢山あったがゆえに思う部分でもあり、なりたい自分やその人の適性を上手く見出してあげられない業界や組織へのアンチテーゼでもあるわけで。

もし仮に自分が会社員だったら「人事」の仕事とかやってみたかったなあとたまに思います。
適性なき人事は時にその人の人生を狂わせる。そのくらいの責任を感じて、今もコンテンツ作りと人材育成に向き合っています。

■高橋奈七永さんの洞察力。

3rd Partyでは、ちゃんよたが水波選手と覚悟の一戦。
素晴らしい熱戦の後に、女子プロレス界の人間国宝・高橋奈七永選手の来場と次回参戦予告がありました。

その時ナナエ選手がちゃんよたにかけた言葉が芯を食っていたなと。
※詳しくはYouTubeにて。

流石の貫禄。

ちゃんよたは唯一無二の崇高な存在であることは間違いないですが、同時に多くの苦悩はまだまだ絶えないだろうし。
そんな彼女に我々が期待しすぎてしまうことが、彼女にとっての負担になることは間違いないわけで。
だからこそ、今は思うがままに生きて欲しい。

エチカや八須はプロレスがないと他に表現出来る場所がないけれど、ちゃんよたの場合はそうでもない部分もあり、輝く場所が沢山あるがゆえに深淵の闇が深いといった歪な状況に陥っているなとも感じています。

ちゃんよたの場合はある程度放任することが彼女の良さを伸ばす秘訣なのだと今は感じています。

その上でナナエさんの放ったもう一つの言葉「私と試合したら、人生変わるぞ。」
この言葉を受けて、3月5日どんな化学反応が起きるか!?

3月5日、初対決。

■田中将斗さんに学ぶ“プロ”の在り方。

胸毛ニキ・八須の頑張りと彼に対して思う事は、そっくりそのまま今成さんの記事で書いていただいていたので割愛します。笑
その上でこの記事では田中将斗選手から学んだ「プロフェッショナル」な姿勢について触れたいと思います。

凄すぎるコンディション。

きっと田中選手はオファーさせていただいた段階から、このマッチメイクの意味とか立ち位置とか、全て分かって臨んでくれたんだなと思います。

その上で、たった一人でアウェーなリングでも然として己のスタンスを崩さず、

・期待以上の試合内容
・期待以上のマイク
・期待以上の丁寧な対応

全てを完遂した上で、また翌日も別の団体のリングで試合に臨んでいました。

その姿勢にプロとしての何たるかが詰まっていたと思うし、そうしたパフォーマンスを常日頃から出せるように弛まぬ努力を日々続けていることにより一層の一流としてのイズムを感じました。

特にマイクに関してはPPPの選手はダメすぎる。(今回のエチカの試合後マイクは最高だった)
そう言った部分も含めてお客様に「届ける」作業を、そして届けるためには日々「作り込む」作業も、いつだって意識高く取り組んでいかなければと思わせてくれました。

凄まじいマイク。短い時間で濃い内容を的確に。


■“感動”はいつだって必然である。

今回の公演は感動を創り出せたと思っています。
けれど感動に偶然はないと思っています。
それぞれの人生の日々の積み重ねがあるからこそ、ある日感動は紡がれると思っています。

興行においても、緻密に計算された進行があり、裏方のスタッフの皆様のプロの仕事があり、感動と熱狂を創り出せるわけです。

PPPTOKYOではメンバーのそれぞれの人生をより一層応援するというスタンス変わらず、彼らの日々の積み重ねに期待したいと思ってます。

個人的に好きな一枚。青春感。

もちろん自分自身も日々積み重ね、積み上げていきますよ。
その先に必ず、感動と熱狂があるはずなので。

「感動と熱狂を創り続ける。」という信念変わらず、
今日もまた積み重ねていきます。

さあ、パーティーを続けよう。

次回公演は3/5(火)新木場1stRing

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