くるるん羊毛マーブル1

羊毛という素材の話

かわいいケダモノクリエイター、ほえーるけいこです。自分で「かわいい」って名乗るのきつくない?という声が飛んできそうな名前でやってます。笑 

昨年12月に京都に行った帰りの新幹線でこの名前とともにたくさんのキャラクターが湧いてきたので、そのまま採用しています。

こんなフォーメーションのイキモノたちといろんなところでぬいどり(ぬいぐるみの写真を撮ること)をしている私ですが、作品づくりには羊毛フェルトという素材を多用しています。

毛足の長い羊毛(たぶんメリノとかかなと勝手に思ってるんですけどどうでしょうか。)を、専用の針で刺し固めることで形を作っていくものです。

この羊毛を、糸紡ぎ機で撚ると毛糸になります。

こうなって・・・

こうです。

刺し固めていけばどんな形にもなるというところは、羊毛の素材としてのとても大きな魅力ですが、それよりなによりいちばんいいのは、手が荒れないこと!

最近気が付いたのですが、というか、34年も自分と付き合って遅きに失した感があるのですが、私の肌はものすごく繊細にできています。水仕事をするとすぐ手が荒れるし、ストッキングなんて履けないし、化粧品も相当相性のいいものじゃないとかぶれる。

私は北海道にいたときに羊毛加工を学んだのですが、刈り取った羊毛を手洗いしたものの場合、適度な油分が残っているためむしろ手肌に優しいのです。刈り取ってすぐの羊毛の加工は私の肌質には過酷過ぎて挫折したのですが、自分に合う素材であるということをとてもよく知ることができたのでよかったなと思っています。

今まで絵を描いたり、粘土をこねたり、パソコンでいろいろ加工したり、米を人形にはりつけたり(!)、いろんなことをしてきましたが、結局肌にストレスがなく付き合える羊毛と色鉛筆を使った作品づくりに落ち着いたんだな。ということに最近気づきました。心地よくないと長続きしないのです。我慢しながらウキウキするのは難しいから。

3年ほどスランプだった時期に洋裁もいっぱいやったので、布という触り心地のいい素材も使えるようになりました。心地よい強みを増やしながら、自分の中から湧きだしてくるものをどんどん形にしていきたいです。


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