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手湿疹の治し方

思いを引き出すインタビュアー、鯨井啓子です。

先ほど友達に、手湿疹がひどくなってきたんだけど、くじらちゃんはどうやって治した?と聞かれました。すっかり忘れていたのですが、私は約3年の長い間、手湿疹を患っていたことがあったのです。

◎そもそもの起こり
◎診療に加えて
◎保湿の見直し
◎自分をよく観察する
◎本音を無視しないこと

◎そもそもの起こり

そもそも湿疹が手に現れだしたのは、北海道で生活して2年が経過したころ。久しぶりの自炊と、生まれ育った埼玉とはかけなはれた北海道の気候、そして、忙しさを理由になかなか病院に行かなかったことで、ついに指の関節が全部割れて血が噴き出すほどの事態になってしまいました。

病院に行ったところ、看護師さんに丁寧に薬を塗ってもらい、手はなかなかのビジュアルに。このときは「こんな事めったにない!」と喜々として記念写真なんて撮りましたけど、結局こんな状態は3年も続くことになり、珍しくもなんともなくなりました。笑

◎診療に加えて

湿疹が出たときに、まずはお医者さんにかかるのがいちばんだと思います。皮膚科の先生ならば専門的な知識と経験をお持ちで、何が理由で起こっているのかもちゃんと診てくれるし、どういうケアをしたらいいかも教えてくれます。

ただ、手湿疹は短期間では治りにくい場合が多いようです。私も湿疹が出たときにまわりの経験者に聞いたところ、回復には1年以上かかっていましたし、同じ時期に手湿疹になった母は定期的に病院にかかっていますが、いまだに季節の変わり目には湿疹が出ています。

となると、手湿疹は診療に加えて、日々のケアがすごく大事な疾患と言えるんだと、個人的な経験から思います。

◎保湿の見直し

治すまでに私がやってみたこと。それはまず第一に保湿の見直しです。もともと肌はめちゃめちゃ弱く、市販の化粧品ではかゆくなったり湿疹が出てしまったりするのに、それまでの私は保湿に無頓着でした。湿疹がひどくなってしまいどうしようもなくなって、敏感肌でも使える保湿剤をたくさん試し、ホホバオイルなどの植物性オイル⇒馬油などの動物性油⇒シアバターという変遷を経て、今は全身シアバター保湿で落ち着いています。

オイルは肌にハリが出るのですが、その張りのせいで傷口が開いてしまいました、私の場合。ただ、これも本当に個人差が大きいと思うので、ご自身に合うものを見つけられることをおすすめします。そしてそれを、

めっちゃマメにめっちゃたっぷりぬりまくるのです!!

というのも、私が今まで保湿できていると思っていた分量の2~3倍を塗り込んでみて初めて、肌のコンディションが落ち着いてきたから。想像を絶する量を塗ってみるというチャレンジを1回してみると、自分への適量が分かると思います。どうにも多すぎたら、ふき取ればいいので。

◎自分をよく観察する

そしてもうひとつは、とにかくよく自分を観察すること。そして、肌にダメージを与えている!と感じるものは極力避けることです。

私は、食器洗いやお風呂洗い等の水仕事のあと肌の乾燥が一段と進むことが分かったので、家族にお願いすることにしました。料理も、イカやタコ、塩気の強い食材が触れなくなったので、そこは代わりにやってもらいました。

お風呂の時には、せっけん系のシャンプーを使い、身体はせっけんで洗うようにしました。洗濯も、一時期止めていた時期もあったのですが、せっけんを使った洗濯に戻し、洋服もコットン素材で自分でつくるようにしました。

私はこだわりが強いのでそこまでしましたが、個人差が大きいと思うので自分にとっていい塩梅を見つけることが大事です。そのために、自分をよく観察すること。

◎自分の本音を無視しないこと

今まで難なくできたことでも、今の自分では難しい。そういうのって打ちひしがれます。ましてや手ってちゃんと使えないと本当にいろいろなことができなくなるので、不自由さに泣けてくることもしばしばです。

それでも、今の自分はそうなのだという事実を受け止めること。その中でできる工夫をしていくこと。それが手湿疹をちゃんと治すためにとても必要な姿勢だったと私は感じました。それは、症状に波があっても長いお付き合いになりがちな疾患だから。そして、先生は1日中そばにいて私たちをずっと見てくれているわけではないからこそ、自分で治す!という気持ちが大事だと思うからです。

◎そもそもの起こり
◎診療に加えて
◎保湿の見直し
◎自分をよく観察する
◎本音を無視しないこと

あくまでも個人的な経験から書いているコラムですが、参考になることがあれば嬉しいです。そして、読んでくださっているみなさんの手湿疹が一日でも早く回復するよう、心からお祈りしております!

◎鯨井啓子 info

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