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喫茶ランドリー

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墨田区千歳に誕生した「喫茶ランドリー」の日々の出来事。
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#喫茶ランドリー

「喫茶ランドリー」はやっぱりヤバい?コロナ禍で結婚式も開催.全部受け入れたら、実はこんな感じでした.今だから伝えられるコロナ禍レポ.

今日の今日まで開け続けました思えば、コロナがはじまったのは2019年12月ごろ。日を追うごとにただごとではない空気が増していったあの感触は、改めて今思い起こすと、やはり一度も体験したことない空気感でした。皆それぞれに振り回されました。 「喫茶ランドリー」とて同じだったわけですが、実は「喫茶ランドリー」(森下両国)は当時、まわりのお店がほとんどお休みとする中、開け続けていきました。今日の今日まで。下は当時、第1回の緊急事態宣言がはじまって、1ヶ月後のレポート。 それから2年

新刊 『1階革命』 (著:田中元子/晶文社)Amazon予約はじまりました。副題は「私設公民館『喫茶ランドリー』とまちづくり」。書店は12月20日ごろから並びます。

 この度、晶文社よりグランドレベル田中元子の新しい書籍『1階革命−私設公民館『喫茶ランドリー』とまちづくり」が晶文社より発売されることになりました。Amazonでの予約注文は昨日から、書店での販売は2022年12月20日の予定となります。  表紙は、こんな素敵になりました。表紙絵は、グラフィックアーティストの伊藤桂司さん、ブックデザインはアジールの佐藤直樹さん・菊地昌隆さんにお願いしました。  今回の書籍の位置づけは、田中の前著『マイパブリックとグランドレベル − 今日か

まちで「挨拶」が増えた理由.「コンビニ」「喫茶」「立ち飲み屋」自分の手元で咲きはじめていた「暮らしたいまち」.

この文章は、土木学会がnoteで開催する「 #暮らしたい未来のまち 」コンテストの参考作品として主催者の依頼により書いたものです。 生まれてから、大阪、台北、千葉、ロンドン、高円寺と暮らし、ひょんなきっかけで隅田川沿いの東東京に住みはじめて、早17年にもなる。 このまちに暮らしはじめてから、一時期は大学に勤め、またそのあとはフリーランスのように働くことになっていった。暮らすまちでの自分の行動といえば、基本は家と駅の往復、その間に、コンビニやスーパー、ちょっとしたチェーン系

雑誌「大人の週末」に、喫茶ランドリーのカレーライス!?もだえるほど嬉しいワケ。「普通の主婦」なんて、この世に存在しないのです。

日々嬉しいことはたくさんありますが、最近ももだえるほど嬉しかったことは、喫茶ランドリーのカレーライスが、雑誌「大人の週末」に掲載されたことでした! これまで、幾度となくお話してきましたが、喫茶ランドリーのフードメニューの開発は、おそらく一般的なカフェではあり得ないほど、スタッフの皆さんに投げっぱなしです。(良い意味での確信犯?) 今回掲載された、カレーライスの発明者であるさおりさんは、喫茶ランドリー(森下・両国店)の第1号のスタッフです。当初、田中と私でお店に立ちはじめ、

「喫茶」と「ランドリー」なんて面白くない!「コンテンツ脳」を捨てて「本質脳」になろう.

喫茶ランドリーというお店を運営して3年が経ちました。 2018年1月のグランドオープンと同時にたくさんの反応をいただきましたが、その反応は思いのほかに「喫茶」と「ランドリー」の組み合わせで「地域」に「コミュニティ」なんて面白い!といった内容ばかり。 誤解を解かなくてはと、慌てて書いたのが下のnote記事でした。 この記事は、多くの方に理解いただけるきっかけとなりました。 しかし…… その後も、「喫茶」と「ランドリー」「面白い組合せですね!」とだけ感想を持たれている方

これからの新しい「デザイン」、そのイメージを掴もう!人の幸福のために「ゼロをつくる」という意味を「喫茶ランドリー」を通して考えてみた.

先日、ある学生の方に田中がインタビューを受けていて、そこでポロッと学生さんが言いました。 「田中さんがされているのは、ゼロをつくる仕事なのですね」 その瞬間、目から鱗で、インタビューが終わった後も、田中とあれは言い言葉だったね、と話したりしていました。ゼロか。確かにゼロなんだよね。 何のために「デザイン」はあるのか?私たちは日々、仕事を通して、ざまざまなことを「デザイン」しています。そして、世間にはさまざまな「デザイン」に関わる仕事をされている人がいます。そして、常に「

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もしも「喫茶ランドリー」のような場所がスーパーマーケットの軒先にあったら!?

ビールでコミュニケーションを起こす!?「喫茶ランドリー」の「補助線のデザイン」のヒミツを解説!

コロナ禍の「喫茶ランドリー」レポートを書いてから約3ヶ月が経ちました。 メディアはコロナ一色ですが、その後の喫茶ランドリーも変わることなく11〜18時で営業をしています。喫茶周辺の住宅街も、日常のざわめきを少しずつ取り戻しはじめ、最近では地域の方だけではなく、遠方からのお客さんも少しずつですが戻ってきているように思います。 合わせて、先日はアコースティックライブやアクセサリーづくりワークショップなどが開催されたりと、イベントごとに使われるシーンも復活してきました。本当に嬉

その名も「ハタメキ」!清澄白河にオープンした「喫茶ランドリー」の従兄弟は、クライアントの“やりたい”を喚起させ続けるべく、間口5.5m、あの有名長屋の1階に誕生。

「喫茶ランドリー」のような場所を私もやってみたい。 そういう問い合わせを年に何度もいただけるようになりました。それは企業や組織からの依頼もあれば、個人の方からの場合もあります。でも特に個人の方の場合は、「やりたい」という純粋な気持ちだけの方も少なくありません。 そんな中でも本気で物件やつくりたい場のイメージを持って、可能な範囲で予算のことを考え、そして何よりも依頼をいただく前に、何度も喫茶ランドリーに来て下さっている方に出会うと、本当に嬉しいものです。きっと自分なりに、自

喫茶ランドリーの憲法|6ヵ条:働くこと、共に生きること、あなたらしくいること、幸せになること、そのために必要なことをギュウっとまとめてみました!

喫茶ランドリーを考えはじめた当初、数多くカフェを運営されている方に何が一番大変ですかと聞いたところ、「それは人間関係ですよ」と答えて下さいました。むろん、そんな答えを聞いても、人一人雇ったことのなかった私たちには、何一つイメージが沸きませんでした笑。 そのような中で、気が付けば独自のお店をづくりをしてきたのだと思います。これまで喫茶ランドリーが、お客さんにとっても、また働くスタッフたちにとっても、他の場・お店にはない居心地を実現してきた背景には、人間らしい圧倒的な信頼関係が

喫茶ランドリーのようなゴミ捨て場が生駒市の住宅街に!?アミタ×生駒市のチャレンジは、アフターコロナのまちづくりのベースに!

★最下部に軌跡の続編情報アリ!★ 今回は、タイトルの通り、喫茶ランドリーのような場所が、奈良県生駒市のある住宅街の中に「資源ゴミステーション」として現れたというレポートです。ゴミ捨て場!?に、人が集まる??と、全く謎なところがあるかもしれませんが、日本全国のまちが抱える状況にもフィットする内容で、かつコロナの今だからこそのまちづくりのヒントにも。最後までぜひどうぞ。 いきなり結論から見せてしまいます 最初に結論から見せてしまうと、今回の話は、奈良県生駒市の萩の台という住

理念のフランチャイズ「喫茶ランドリーグループ」の発足&東京・清澄白河と福岡・六本松にフレンドリーショップオープンのお知らせ!

今回は、喫茶ランドリーのフレンドリーショップが、東京・清澄白河と福岡・六本松にオープンするよ!というお話、と「喫茶ランドリーグループ」発足のお知らせです。 喫茶ランドリー事業とは、理念のフランチャイズ株式会社グランドレベルは、喫茶ランドリー事業の進化と多様性を的確に伝えていくため、2020年6月1日付で、「喫茶ランドリーグループ」(英文表記:Kissa Laundry Group)と表現していくこととしました。 これまで、「喫茶ランドリー」(両国/森下 本店)を理想的な「

「喫茶ランドリー」はやっぱりヤバい?コロナで来客3名!?になっても開け続けたら…地域に開くってそういうことだよ、と教わりました。

2018年1月5日にグランドオープンした「喫茶ランドリー」は、おかげさまで2年が経ち、3年目に突入しました。当時オープンしてまもなく書いた下の記事は、この2年間ずっと毎日誰かしかが読んでくださり、また、この記事をきかっけに全国各地からも来店してくださる方が絶えないので、本当に嬉しい限りです。 そして、ここをきっかけに喫茶ランドリーをつくり、運営しているグランドレベルという会社には、住宅や団地、マンションやスポーツジム、オフィスに市役所、広場や歩道など、さまざまな1階に人のい

【喫茶ランドリー】楽しい支援のカタチ*今こそ、想う気持ちをあの人へ*ポストカードギフトの発売!リアル店舗での再会を夢見て

喫茶ランドリーを応援してくださっている地域の皆様、全国の皆様、いつもありがとうございます。コロナウイルスの感染拡大で、皆さまの生活にどれほどのストレスがかかっているものか、いつも気にかけており、非常に心苦しく感じております。 コロナと共に営業について考え決断したこと 今、私ども株式会社グランドレベルが運営している「喫茶ランドリー」は2つあります。ひとつは森下・両国にある本店(写真左)、もうひとつは神奈川県の座間駅前にあるホシノタニ団地店(写真右)です。 本店は先の1月で