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喫茶ランドリー

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墨田区千歳に誕生した「喫茶ランドリー」の日々の出来事。
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#再開発

新刊 『1階革命』 (著:田中元子/晶文社)Amazon予約はじまりました。副題は「私設公民館『喫茶ランドリー』とまちづくり」。書店は12月20日ごろから並びます。

 この度、晶文社よりグランドレベル田中元子の新しい書籍『1階革命−私設公民館『喫茶ランドリー』とまちづくり」が晶文社より発売されることになりました。Amazonでの予約注文は昨日から、書店での販売は2022年12月20日の予定となります。  表紙は、こんな素敵になりました。表紙絵は、グラフィックアーティストの伊藤桂司さん、ブックデザインはアジールの佐藤直樹さん・菊地昌隆さんにお願いしました。  今回の書籍の位置づけは、田中の前著『マイパブリックとグランドレベル − 今日か

コロナからのまちづくり03|利他主義とまちづくり|Eテレ超訳ジャック・アタリ(経済学者・思想家)から、田中と大西がグランドレベルの所信表明2020を!

先日、深夜にそれとなくテレビを付けたら、Eテレでジャック・アタリさんという経済学者で思想家の方の緊急インタビューが画面に映っていました。今回はそこから、私と田中元子で会話したことを、今回はそのまんま公開! (´・ω・`) 今、Eテレでジャック・アタリさんて人が、いつも我々が話しているようなことを語っとたよ! 冒頭のタイトルが「altruism・利他主義」。 (´・д・`) !!!でも俺ね、知ってんの。この「利他主義」って言葉、すっごい誤解されるんよね。英語のママが伝える

コロナからのまちづくり02|地域の資源を活かそう!は、もう終わり。あまねく個人の、あらゆる発露を愛でることで、まちが育つイメージを!喫茶マーケットとブードゥー・ドーナツ。

まちづくり関連の資料を見ていると、行政でも、企業でも、やたら登場してくる言葉に「地域の資源」「地域の産業」という言葉があります。何をよりどころにして、まちをつくっていくか?を考えたとき、使いやすいワードなのでしょうが、こううたってしまうことが、逆にまちの可能性を猛烈縮めていることに気付いていないようです。 以前、関連した話を書きました。クリエイターでまちづくり!のおかしさについてまとめましたが、「地域の資源」「地域の産業」という言葉を安直に使うあたりも、全く同じ種類の病です

「勝手に銀座ソニーパーク再生計画」。公園で過ごし、楽しむ人々を、観察し、分析し、開発へ活かす実験プラットフォームとするのは、どうだろう!?

銀座の「ソニービル」、芦原義信の名作建築が建て壊される?!えっでも、そのあと公園を作るの!?その名も「Ginza Sony Park」、それを聞いたときには興奮しました。 こ、これは、あのソニーなんだから、相当「公園」や「パブリックスペース」について、相当考えてくるに違いない!さらにそこに、ソニーという企業のこれからのヴィジョンを重ね合わせて、きっと僕らを「おぉぉ!!!」なんて言わせるに違いない! ソニーウォークマン世代で、ソニーラブな僕は、思っていたわけです。で、先日完

「喫茶ランドリー」はどうしてヤバい?市民の能動性を引き上げ、受け入れる。グランドレベルの壮大な実験がはじまりました。

グランドレベルの企画・運営で、昨年2017年12月にプレオープンし、2018年1月5日にグランドオープンした、ちょっとだけ話題となっている「喫茶ランドリー」は、ただのランドリーカフェではありません。そこには、0歳児から高齢者までの、たとえばこんな自由な使い方、過ごし方が展開されています。 代表の田中がグランドレベルという会社を設立したのが、2016年9月。それ以前から会社設立の話は方々にしていたところ、設立前にも関わらず相談ごとを持ってきてくださったのが創造系不動産でした。