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「豊か」「豊か」と呟きまくったけど、まちの「豊かさ」って一体何なのか?

「豊かだ」「豊かだ」「豊かだ」「豊かだ」「豊かだ」... このコペンハーゲンの旅の間、グランドレベルで目に飛び込んでくるあらゆることに、何百回と呟いていてしまっていました。けど、ふと思ったのです。「豊か」って一体何のことなんだろうかと。

たとえば、日本に暮らしていて、同じような気持ちになって「豊かだなぁ」って呟いてしまうときは、どんな風景を目にしたときだろう。電車から見えた綺麗な富士山。夜の横丁で交錯する灯りと賑わい。かつての表参道の青山アパートなんかは、まさに「豊かだなぁ」というものでした。たぶん、皆それぞれに「豊かだなぁ」というシチュエーションが、日常の中にあるのだと思います。

しかし、コペンハーゲンの街で一日過ごしていると、路地を歩いていても、ウインドウ越しにお店をのぞいても、レストランに入っても、運ばれてきた料理を目にしても、口に入れても、バス停でただ立っていても、いつでもどこでも「豊かだなぁ」と感じるのです。もはや日本にいる感覚からすると異常なレベル、異常な頻度で、です。

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上の写真は、なんの変哲も無い、ふと歩いてみた住宅街の一角、集合住宅の足元。やっぱり豊かです。

さて、日本との違いは、何にあるのでしょうか? どこにあるのでしょうか?「豊か」の分析と実現が、今年の大きなテーマになりそうです。

大西正紀(mosaki)

http://mosaki.com

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