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[事件簿]漢字珍事。尼屁尻に通底する、意外と知られていない真実。

「尸」ってなんて読むんだっけ? と友だちに聞かれて、とっさに俺は「しかばね」「かばね」「し」だよ、と答えたんだ。だけど、本当にそれで合ってるか心配になったのでグーグル先生に問い合わせてみたら、「尸」と入力した第2検索ワードに「ヒ」とでてきた。

「尸」に「ヒ」。  

世の中の人は「尸」ときたら「ヒ」を調べたくなるらしい。もしかしたら「尼」という漢字の成り立ちが知りたかったのかもしれない。だって「尼」ってさ、「ヒ」ってカタカナはいってるじゃん。なんで「尸」に「ヒ」なんだ、と聞かれたら、わからない。結構それで困ってる人がいるんだね。

「尼」って、出家した女だもんな。「ヒ」って要素、ないよな。出家してるくらいだから、「・・・ヒヒッ」とか笑ったりしないだろうし。そんな思い出し笑いしてたら

僧「うぬは修行がたりぬっ! 喝!」

「囧」

ってなるもんな。でも尼は怒られても「ヒッ」とは言わない。

そういえば、「屁」って字も「尸」のなかに「比」って入ってるよな。これも「ヒ」だけど、なんで「ヘ」じゃなくて「ヒ」なんだろうか。まあ、そのどうでもいいって加減が「屁」っぽいけどな。確かに「ヒッ」って、尻から出てるかんじするもんな、ヒッって。

いま「尻」といったけど、「尻」はなんで「九」なんだろうな。「九」ってさ、四つんばいになってる人を横からみた感じしない?

お代官さま「ひかえよろうっ!」

みなの衆 「ハハーッ」

九九九九九九九九九

なんか、お代官さまに土下座してるみたいだ。そこらへんのダメさ加減が「尻」っぽいから選ばれたんだろうな。

そう考えると「尼」もやはり「ヒ」で適切なのかもしれない。「ヒ」ってさ、師匠から奥義を伝授されてる正座した弟子みたいじゃないか。

僧「うぬたちに、わが寺直伝の奥義をさずけよう!」

ヒヒヒヒヒヒヒヒヒ

だから「ヒ」は、アリだ。間違いない。間違いないよ。尼も屁も尻も正解だよ。俺の中では大正解。おまえら、生き方、間違ってないよ。まあ、生き方っつうか、「尸」が「しかばね」で死んでるから、生き方は死に方、みたいで難かしいところだけど。

なんで「死」って

「タヒ」って字が入るんだろうな。

あれ、死ぬとき「タヒ」って言いそうだからかね。

「く、くるしい、タヒけて……」

だから「死」には「タヒ」なんだろうな。「死っていっても、タヒで成り立ってるんだ」と考えると、なんか死ぬの怖くない。怖くないよ。これ、豆知識な。昔の人はそうやって死の恐怖を克服したんだ。

あ、別に正しい解説とか要らないから。

「タヒけてってことじゃないです」とかマジメに言われちゃったら、おれ、なんかもう、ばかみたいじゃないか。

まあ、これ読んで読者の皆さんはこうなってるでしょうけどね。

囧囧囧囧囧囧囧囧囧

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