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バンジマシテナイト

仕事をさーっと終わらせて急いで向かったカノーバ。

トップバッターの矢田太朗さんは二曲しか聴けなかった。ほんとに久しぶりに太朗さんの歌を聴いた。たぶん秋山さんと波津輝さんと3人でライブした時以来じゃないかと思う。

ほんの僅かに聴いてすぐ思った。

歌い方変わってる。

ちょっとビックリした。たしかあのライブの後彼は全国へ歌いに出て行ったはずだったからそこで色んなものを吸収してきたんだろうな。曲も歌も良かった。太朗さんらしい可愛らしさと愛嬌は変わらずただ、歌に真っ直ぐ向き合う姿勢は前よりもっと強く感じた。ギターは相変わらず上手いし。次聴く時また太朗さんの進化を感じるかもしれないって楽しみになった。

次は homme。

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会場パンパンのお客さん。それぞれのファンがどれだけいるとか分かんなかったけど、とにかくたくさんのファンが駆けつけていた。

今年初hommeってのもあったし、このメンツだからhommeがどんなセットリストで攻めるのかとても楽しみだった。きっとバンジマシテ活動再開の花向けにふさわしいライブをしてくれると信じてた。

お髭を蓄えパーマカットした秋山さんと、髪色は黒くなって短く揃えたしまんちゅ。どちらもステージに立っている姿はいつも以上にとてもかっこよく見えた。(しまんちゅカッコいいっていう声がライブ後めちゃくちゃファンの間で囁かれていました)

①【ミディアムボディの紅う君に】まさかのこの曲からスタート。だけど、すっごく強く思ったのはこの曲が一曲目で大正解◎何故そう思ったのかというと、出だしがいきなり「ミディアムボディの紅う君に恋してる〜」から始まるけどその歌詞のインパクトとメロディの強烈さがものすごく耳に残ってきっと初めて聴いた人にも衝撃を与えたんじゃないかと思ってる。それに秋山さんの歌い方のアクセントの付け方がとても絶妙で特に「ボディ」の部分、ここがポイント!歌詞の聞き取りやすさがとても向上してて改めて聴いてこんな歌詞だったんだって思い直した部分もあったし、聴くたびにとても好きになっていく一曲。この日以来私の脳内には「ミディアムボディの紅う君に恋してる〜酸味も渋みもまたすぐに求めたくなる〜」が頭の中をぐるぐる。しかもこの部分だけリピート、またも脳内中毒。たまらんなぁ(笑)

②【Pop Dust】メロディ聴くとだいぶん歌詞も覚えてきたこの曲。「パズル雑誌の答えを翌月まで待つのが昔から苦手〜」「一度やると決めたなら諦めを選ぶのが昔から苦手〜」の部分が特に好きでふと気づくとよくこの部分だけを鼻歌で歌ってる。あと、サビ前サビにかけてのベースがとても好き。

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※公式Twitterより

③【君の声のする方へ】この日唯一のバラードはこの曲を選んでくれて正解だった。いつも以上に一人一人に届いたんじゃないかと思う。しまんちゅのハモリも寄り添うように響いてとてもしっとりと歌い上げていた。

「ロックバンドhommeです」

と自己紹介した秋山さん。その瞬間とても強い思いと意志が飛んできました。きっとhommeトモさんは感じ取ったんではないでしょうか?ロックバンドhomme。それは誰がなんと言おうともロックユニットでありロックバンドだぞ!という意味であえて口にして放った一言でした。きっとそれはファンも嬉しかった一言だったし、目には見えないhommeとファンとの絆がグッと強くなった瞬間でもあった。間違いなく。

④【モーニングムーンが見えない】ここからはガツンと盛り上がる曲!!オケ使ってのモーニングムーン!!これがまた物凄く良かった。なんだか久々にライブハウスで大勢で盛り上がって手を挙げて一つになったような気がした。とても楽しかった。私は前の方にいたから後ろ見えなかったけど、雰囲気から伝わるに後ろの方もたくさん手拍子や手が挙がっていたと感じてた。一曲終わるたびに歓声があがってた。

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※公式Twitterより

⑤【この夜が明けるまで】この流れはズルイ。カッコいいhommeがほんとに神々しく見えた。曲中もあちらこちらから歓声があがってて、みんなが心掻き立てられて興奮して盛り上がってるのが感じられた。アドレナリン出てたねみんな(笑)まさにロックなhomme。こういうカッコ良さもやっぱりhommeだなぁって。そんな会場の盛り上がりに応えるように2人も益々ヒートアップしていった。

⑥【201】ほーら、さすがhomme。どんどんボルテージあげていくからみんな超盛り上がってんじゃん!!途中からギターやめてマイクだけ片手に前の方へ乗り出して歌う秋山さん。これ結構ファンとしては嬉しいよね!(私だけかな?)いつも見てるhommeトモさんはキャーってなったと思うけど、ここのところあまりhommeのライブに来てなかった方や、初めて見た方や、他のバンドさんたちにはとても新鮮だったみたいで(あの秋山さんがマイクだけ持って歌いに出てくるのが)喜びに満ちた笑い声が背後から聞こえてた。たぶんスゲーってなったんだと思う。しまんちゅは割とベース持って前へ来たり跳ねたりしてるから当たり前にワァ!ってなるけど、秋山さんは今までそういうタイプじゃなかったから。そういう意味でもhommeは変わった。ライブパフォーマンスがうまくなった。それにつられて会場はさらに多くの人が手を挙げた。乗せ上手ねぇ〜(笑)はっきり言ってこうなったらオケだなんて忘れてた。完全にフルバンドでやってるように感じてた。それがこの二人の凄いところ。だからhommeは山陰のトップ走ってる。

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※公式Twitterより

しまんちゅがMCで、「目新しい物販はありませんが、今までのhommeのCDを持ってるよっていう人、たくさん知ってるよっていう人の為に今年は新曲をたくさん作ってます。新しい音源届けるのでそのときはよろしくお願いします。」と、しまんちゅらしい言葉のチョイスで伝えてくれたなぁと嬉しくなりました。こういうファンを大切に思ってくれるところがよりhommeを好きになる瞬間だったりします。

⑦【Stars】最後に選んだのがこの曲。何度も言うけど最新のhommeの新曲の中でもほんとに名曲の一つ。初めて聴いたときに感銘を受けた。サビのメロディがとんでもなく心に突き刺さる。この曲を初めて聴いた人にも良さが届いてると思う。「川縁ではすっかり街に慣れた鳥たちが丸まっている」という歌詞の部分が情景を描かせてくれるからお気に入り。大サビは想いを感じて聴くととてもグッとくる。大切にしたいという気持ちに溢れてる。そういう歌詞を書く秋山さん。視点や言葉のチョイスがいつも独特で凄いなって思う。

とてもやり切った感溢れる2人の笑顔を見てて会場全体がhommeのベールで包み込まれたのを感じた。

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※公式Twitterより

ライブの途中で(確か〜201が終わったくらいに)私の後ろの方から男性の声で『これ、hommeのワンマン!?ワンマンじゃん!!』って歓喜溢れる声が場内に響き渡って別の人も『ワンマンじゃん!』って言ってて、homme本人たちには聞こえてたのか分からないけど周りで聞こえてた観客からは笑い声があちらこちらで溢れ出てた。私も心の中で「そうそう!!」って思いながら思わず笑った。そのくらいhommeが魅せてくれたステージは凄かったのだ。彼らが精一杯バンジマシテに向けて、ファンに向けて放った今年1発目の最高のステージだった。これをまた今年次々と更新していくのだろうって思うとまた楽しみも増える。

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※公式Twitterより

次に門脇大樹さん。

後ろの方で見てたけど、彼の歌はとても愛情溢れる歌詞が多くてメロディも明るくポップでいつも観客に元気を与えるなという印象。観客に手を繋ぐように指示してぐるぐる回ったり無茶振りも多いけどファンの人はとても楽しそうにしてて、その人の笑顔見てるとほっこりした。もっと歌を届けることに集中したらもっと届けられるのになーんて思う部分もあるけど、これも大樹さんらしさなのか?!体重が98キロなのには驚いた(笑)

トリは今日の主役のバンジマシテ。

先輩方が凄いステージするからきっとプレッシャーもあったんだろうけど、彼らは意外にも乗り越えていった。ゴッセさんの表情がよく見える位置にいたからものすごくよく感じたけど、ステージに立てる嬉しさ、またバンドが出来るという嬉しさ、みんなが見守っててくれるという嬉しさ、先輩たちが盛り立ててくれた熱くなったステージに立てた感動が彼の表情から伝わった。

一年ぶりに聴くバンジマシテの歌は良い意味で変わらず、何より三人ともに楽しそうだった。想いを伝えたいのに気持ちが溢れそうになって言葉が出ないゴッセさんの姿はバンジマシテのファンでなくても胸を熱くさせた。ステージからみんなの顔を確認して嬉しそうに頷いたり微笑んだり、ちゃんと見えてるよって合図を送る姿はとてもキラキラ輝いてた。また彼の瞳もキラリと輝いてた。

ふみやさんのギターは細かい音まで繊細で綺麗で単純にあぁすごいって思う。たぶん誰が聴いてもそう思うと思う。バンジマシテの音楽は彼のギターを聴けるってことも強みだ。そして翔平さんのドラムはいつも楽しそうで、一人芝居も見ものだ(笑)それが台本通りなのかアドリブなのかがいつもわからないけど、この日もわからなかった。でもみんな待ってる。何か起こる事を(笑)

「鬼ごっつお」も「しゃーない」もめちゃくちゃ良くてみんなでダンス!?して手を挙げたり手拍子したりとても楽しかった。バンジマシテの三人が観客と共にフリの練習をしていて「みんな見えてるからねー!やってー!」と声かけるとみーんな歌に合わせて楽しくやった。そんな中、翔平さんに耳打ちするゴッセさん。「え!?そんなこと大先輩に言えんわ!」とかコソコソ言ってる。何かと思えば一番後ろで腕組みして見てた秋山さん。その姿を見逃さなかったようで、大先輩秋山さんにもやってくれというバンジマシテのメンバー(笑)こういう事を言える関係ってのが本当に素敵だなって思う。そのあとの練習では観客の誰よりも激しく腕を振り上げ躍り狂う秋山さんw大満足そうな笑顔のバンジマシテ。みんなに笑顔が溢れた。

セットリストの最後に持ってきたのが「歩み」

彼らの想いがとても詰まった一曲。すべてがそこに込められていた。決められた時間の中で4組ともに全身全霊で歌い伝えた。

傷の舐め合いではなく、馴れ合いでもなく、ライバルとして山陰のミュージシャン仲間としてまだまだ高め合っていける。そう感じた。

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さぁ、船は漕ぎ出したばかり。

それぞれが今年も活躍してくれることを祈ります。


読んでくれて反応くれるフォロワーの方やアーティストの方、フォロワーじゃない方もコメントやいいね!もありがとう。特定の誰かに向けて書いてるものではないけど、対象のアーティストはもとよりやっぱり何にもないより読んだよ!の意味でのいいねでも嬉しいし、一人ひとりのそのワンプッシュがまた次に筆を取ろうと思う私の活力です。それは私だけでなくそれぞれのSNSなどでもそうだろうね。誰もSNSでいいね押さなくなったら拗ねて筆を置きます(笑)

いつも読んでくれてありがとう。

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島根県松江市出身のロックバンドhomme(オム)のライブレポを私の視点、観点から綴ります。 来れなかったhommeトモさんにもこんなライブだったよーって伝わってほしい! ライブ見た方にはいいライブだったな〜って思い出してほしい!

島根県松江市出身のロックバンドhomme(オム)のライブレポを私の視点、観点から綴ります。 来れなかった方に伝わる、一緒に観た方が思い出せ…

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