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【海外記事】 私の体験から言えること: トランスジェンダーアイデンティティは自己の価値を下げ、人間性を奪い、破壊を引き起こす

以前我那覇真子チャンネルでインタビューしたことがある、ウォルト・ハイヤーさんの今年に入って出された記事を日本語訳しました。
イデオロギーの侵攻が進んでいる欧米では、その犠牲として沢山の人々が後悔し、脱トランスをするということが起こっています。

経験者からの警告として、日本でもこの事実が広く知れ渡って欲しいです。

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私の体験から言えること: トランスジェンダーアイデンティティは自己の価値を下げ、人間性を奪い、破壊を引き起こす
The Daily Signalウォルト・ヘイヤー / 2023年1月27日


トランスジェンダーの自認が、いかに自己の価値を下げ、人間性を奪い、破壊を引き起こすのか知りたければ、増え続ける脱トランス(detransitioner)の誰かに聞いてみればいい。
 
クロエ・コールは、15歳のときに受けた乳房切除について、「私は文字通り臓器を失いました」と語る。
 
12歳のとき、クロエは自分がトランスジェンダーであることを自覚し、これに加担した医師は二次性微抑制剤とテストステロンを処方した。乳房切除から1年後、彼女はそれがすべて後悔すべき過ちであったことに気づいた。
 
ナサニエルは、男性の立場から同じような経験を持つ。
 
15歳の時、ナサニエルはホルモン抑制剤を服用した。18歳のとき、彼は“性別適合手術”を受けた。つまり、彼の男性器は取り返しのつかないほど破壊されたのだ。
 
ナサニエルは19歳の時、私にこうメッセージを送ってきた: 「下半身の手術の結果は、よく言ってフランケンシュタインのやっつけ仕事にしか見えませんでした。それで自分が客観的に見えるようになりました。自分は整形手術で女性の模造品に変わったけれど、それでも自分は女性ではないことが分かりました。そして深い抑うつ状態になりました(そして、ある程度今もそう感じている)」
 
 
ウォルトからローラへ、そして戻る

私の体験談も、トランスジェンダーというアイデンティティがもたらす非人間的な影響を物語っています。
 
30代後半から、私は「トランスジェンダー女性」と名乗り、男性の体を女性化するためのエストロゲンホルモンを探し求めました。1980年、サンフランシスコで自称ジェンダーの専門家であるポール・ウォーカー博士のもとで本格的な「移行」を開始しました。
 
今日、多くのジェンダー・セラピストがそうであるように、ウォーカーは最初のカウンセリングで私にホルモン治療の許可をしました。私は、「性別適合手術の候補者だ」と言われ、1983年4月、妻と離婚してコロラド州トリニダードに向かいました。そこで、私より前に3,000件の手術を終えたスタンリー・ビーバー博士が、私の性別変更手術を行いました。
 
私の出生証明書は、ローラ・ジェンセン(女性)という、私の心の中と紙の上だけに存在する架空の性別に変更され、ウォルト・ヘイヤー(男性)は私の法的アイデンティティから排除されました。
 
1990年まで私はローラ・ジェンセンを名乗り、そこから正気に戻る為困難な道を歩み出し、ローラという幻想からウォルトという現実へと脱トランスしました。(贖罪と回復の全貌は、拙著『トランスジェンダーの信仰』未邦訳に詳しい)
 
1990年代にカリフォルニアでウォルト・ヘイヤー(男性)に出生記録を戻すために、私はカリフォルニア州高等裁判所に請願書を提出しなければなりませんでした。申請書を強化するために、私はビーバーとウォーカーの両者に連絡を取り、私の主張を証明してもらいました。
 
ビーバーとウォーカーが署名して高等裁判所に提出した文書は、性転換が行われていないことを証言するものでした。彼らは私のことを、性器が去勢され、外見が混合している男性であると言いました。
 
彼らの文書は、「性別変更」が詐欺であり、ホルモン療法や性別適合手術という“治療”が性別変更に効果がなく、医師もそれを知っていることの証明となるのです。
 
 
人生を取り戻すために決意したこと

30年以上経った今だからこそわかる、私が「トランス」時代から学んだことは何だったのでしょうか。それはつらい教訓でした。
 
私が女性として自認するために取ったすべてのステップは、私を女性にするものではなく、むしろ男性として、父親として、夫としての自分の価値を切り捨てるものだったのです。性別移行したことで、男としての私の体を切断し、男としてのアイデンティティを拒絶し、自分を非人間的な存在にしてしまいました。
 
ジェンダーセラピストを信じ、性転換の手続きを選択してきたことで、ウォルトとしての私の人生と外見は滅び、衰退し、破壊されました。
 
トランス洗脳の効果が切れた後、ふと静かに我に帰るとき、現実が見えてくることがよくあります。現実が鮮明に浮かび上がってくるのです。医師や外科医が私の性別を変えることなど無理だったのです。彼らが、男性を女性に、女性を男性にすることができるのは外見だけなのです。
 
多くの身体加工は不可逆的です。悲しいことに、子供を産むチャンスを台無しにすることもある。男性が婉曲的に“下半身手術”と呼ばれるものを選ぶと、精子を作る能力が失われます。女性が子宮摘出手術を受けると、子供を産むための子宮がなくなってしまうのです。
 
 
脱トランスの物語が溢れている

今日、クロエやナサニエル、そして私のような何千人もの後悔をする者や脱トランス達が遅まきながら学んだことは、「トランス」がそれを追求する人々の価値を下げ、人間性を失わせ、人生を破壊する有害な性質を持っていることです。
 
最近のドキュメンタリー映画における脱トランスの物語については、“Dysconnected: The Real Story Behind the Transgender Explosion”『全てのものから切り離されて:トランスジェンダー増加の真相』未邦訳、"Trans Wreck"『トランスの破滅』、"Transgressive : The Cult of Confusion"『逸脱:混乱したカルト』未邦訳、"The Detransition Diaries:Saving our Sisters”『脱トランス日記:私たちの姉妹を救う』未邦訳をご覧ください。
 
18世紀の作家であり哲学者であるヴォルテールは、次の言葉でこの問題をうまく表現しています。「不条理を信じさせることができる者は、残虐行為をさせることができる」。
 
男性が女性に、女性が男性になれると信じることは不条理であり、トランスジェンダーであると認識するために男性と女性を切り刻むことは、かなり深刻な残虐行為です。
 
 
 
デイリー・シグナルは、様々な視点を掲載しています。ここに書かれていることは、ヘリテージ財団の見解を代表するものと解釈されるものではありません。
 
 
参考和訳です、内容については原文英文が優先します。
記事URL
https://www.dailysignal.com/2023/01/27/i-know-from-experience-transgender-identities-devalue-dehumanize-and-destroy/


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本文中で紹介されていたドキュメンタリーのリンクを以下に貼っておきます。

①“Dysconnected: The Real Story Behind the Transgender Explosion”
『全てのものから切り離されて:トランスジェンダー増加の真相(仮)』未邦訳

②"Trans Wreck" 『トランスの破滅(仮)』Epoch Cinema


③"Transgressive : The Cult of Confusion"『逸脱:混乱したカルト』未邦訳
Tucker Carlson Originals
※動画のリンクはVPNでアメリカからの接続にすると繋がります

④"The Detransition Diaries:Saving our Sisters”
『脱トランス日記:私たちの姉妹を救う』未邦訳
The Center for Bioethics and Culture Network (CBC)
YouTubeで視聴可能



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