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机の前に居るだけが仕事じゃない

2019年1月16日(水)

普段、フリーデスクなので、自分が座りたいと思う場所に座っている。

以前は固定だったので、毎日毎日同じ場所で、そこにずっといることが求められていた。

その時は、事務局的な仕事だったので、そこに居ることが大事で、いざという時にそこに居ないと困る、といった視線を浴びながら仕事をしていた。

私の元々の性質で言うと、同じ場所にじっとしていられなくて、同じことを淡々とすることが苦手だ。

だから、フリーデスクになった途端に水を得た魚のように、その時の自分が満足する場所で仕事をするようになった。

今は企画することも多いし、アイデア勝負というところもあるので、考え事をしたい時は周囲に雑音が無い方がいい。

人の話し声が聞こえてきたり、別のミーティングの内容が聞こえてくると、思考がそちらに奪われてしまう。

もしかして、集中力の無い人なのかも知れない。。

この日は、フリースペースに人が溢れていて、場所がなさ過ぎて立ちミーティングをしている人達すらいた。

ひとつひとつの言葉が聞き取れないほど、その場に「人の声」が重なって耳や身体に入ってきた。

あぁ、無理。

私は、PCと資料と紙を持って、外に出た。

オフィスの近くのカフェに逃げ込み、そこで仕事をしようと思った。メガバンクへの提案書の締切を迎えていたのだ。

ざわざわが落ち着かなくて、場所を変えても直ぐには集中できなかった。

私は諦めて、少し早めのランチを取ることにした。休憩だ。

カフェラテとフレンチトーストを食べた後、新しく購入した一冊の本を開いて、文字を追った。

いま私が最も興味を持っている方が書いた本で、中には瞑想のようなものの手順が書いてあった。

瞑想のようなもの…と表現したのは、厳密にはそうではないのだけど、やってみたら、瞑想に近かったので、便宜上そういうことに。

カフェの中で瞑想をする人なんて、いるのか分からないけれど、本のガイドに従って私は自分の内側にフォーカスを向けた。

10分くらい時間を過ごしただろうか。もしかしたら、20分くらい経っていたかも知れない。

とにかく、瞑想を終えた私には、オフィスにいた時の不快感やざわざわ感は消えてなくなり、真っ白で穏やかな気持ちが戻ってきた。

オフィスに戻ろう。

戻ったら、人の少ないデスクの島があったので、そこに場所を移して提案書の最終化に取り掛かった。

そこからは4時間ほど集中して、見積書とともに先方へ送信。

なんとか自分でも納得の行く精度の内容になった。後は先方次第なので、一旦手放すとする。

机の前に居ることだけが仕事じゃない。

そんな人との仕事は正直つまらないと思う。

仕事でどんなパフォーマンスを発揮したいのか?どんな結果を出したいのか?

それに対して自分の状態はどうか?どのように状態を変えたら、更に良い結果を生み出せるのか?

それらを考えて調整できることが大切だと思う。

瞑想のチカラは、もっともっと日常的に使いこなしていきたい。

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