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ペースメーカ新規埋め込み患者さんその③

前々回、前回に引き続き新規の埋め込み患者さんです。ちなみに前回の記事はコチラから↓↓

今回は、埋め込み直後と1週間後のペースメーカチェックの時の心電図の比較から。(スライド多めです💦)

ペースメーカを埋め込んだ直後 大きいサイズ

そしてこちらが1週間後

ペースメーカ埋め込み1週間後

こうしてみると明らかに波形の形が変わってますよね。
この波形のペーシングスパイクの見える範囲に〇印をつけてみます。

ペースメーカ埋め込み1週間後 スパイクマーカー付き

〇印の位置も明らかに変わっていますね。
特に変わっているのが以前はQRSの直前にあったペーシングスパイクがなくなっています!!

さらにさらにⅡ誘導で比較(しつこいようですけど・・・)

12誘導心電図 Ⅱ誘導 埋め込み直後

12誘導心電図 Ⅱ誘導 1週間後

ペーシングスパイクがP波の前だけになりました。
ということはペースメーカの動きが・・・

Ap-Vsの動作に変わりました。っていうか変えました。

この変化に徐々に気づけるようになるとかなりGood!!です。

なぜ、変えたかというと
この方のもともとの診断は洞不全症候群(SSS)でしたよね。
ということは、Apをしてあげればあとは心室に刺激は伝わるわけです。

AAIモード改

言うなれば、AAIモードに近い状態で動いてるわけですよね。
DDDモードはAAIモードも兼ねているということです。

各モード表

次回は、どうやってDDDモードからAAIに近いモードに変更したのか?
なぜ、わざわざ変更したのか書いていきます。

長くなってますがお付き合いください😅

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