体外式ペースメーカ

体外式ペースメーカは一時的な徐脈、ペースメーカの電池
(ジェネレータと言ったりもします)交換の際に使用したりします。
あくまでも一時的なものなので体に埋め込むようなものではありません。

体外式ペースメーカ

本体はこんな感じで、角みたいにある『赤』と『黒』の部分にリードを接続します。

体外式ペースメーカ リード

リードの先端には『バルーン』がついており、先端を血管に挿入後目的地(右室心尖部)まで血流に乗せて運ぶときに使います。
膨らませるタイミングはある程度血管が大きくなったところ(上大静脈や下大静脈)で行います。
右心房から右心室にペーシングリードを通す際にこのバルーンを膨らませていると、血流にのってリード先端を右室心尖部に運びやすくなります。
目的地に到着したらロック(三方活栓)を開放すると血圧で勝手にしぼみます。

先端はツルンとしているのは、一時的なペーシング目的なので抜去前提だから。ということは・・・

挿入後しっかりリードを固定しないと簡単に抜けちゃうので注意が必要!!

心電図波形にも注意が必要。留置直後の心電図波形は必ず記録しておきましょう。その波形を基準に体外式ペースメーカを抜く、もしくは恒久的なペースメーカを入れるまで観察を行います。もし、観察中にペーシング波形に異常を感じた時は留置直後の波形と比較を行います。

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