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あの落ちこぼれの今 〜 目標の明確化が大切

 自分自身の棚卸しをしたことで、自分の強みや弱み、気持ちが乗ることとやる気がなくなることなどを見つめ直すことができた岡本。
 更には、過去の経験からどんな時に評価されて、どんなことが認められるポイントなのかなど、企業側の理屈や期待するポイントなどを自分なりに理解しました。

 あとは、これをどう活かすかですね。
 この時に自分の目標が明確になります。それは

「外食企業で店舗勤務から本社勤務へ上がる」

というものでした。
 自分の経験を活かして中途入社でそこを目指すには外食企業しかない、というのが結論でした。しかも働き方は気に入らなかったので、その働き方を自分が続けることを避けたかったというのがいちばんの理由です。更には上に上がれば、こういう働き方を変えることができるのではないかと考えました。

 上記の目標を実現するために、応募する会社を慎重に選びました。ただどこまで行っても実際の所はわからない。そこで役に立ったのが「引き寄せの法則」です。
もちろんその時はそんなことは意識していませんでしたが。

 採用試験を受ける時に、自分が目指すことが明確になっていて、それを実現できるのは、この会社がそうに違いないと信じました。言い聞かせたというのが実際かもしれませんね。でも今考えると、この信じる行為が引き寄せたのだと思います。

 この時に今の会社に入社したわけですが、非常に歴史のある会社でした。昔ながらで年功序列を絵に書いたような会社でしたので、その意味では中途で入った自分が上を目指すなど、不可能に思える会社でした。
 ところが、この時新たな取り組みとして、社内試験がスタートしていました。これが昇格の切符になるという新しい仕組みがスタートしていたのです。

 今思うととても不思議です。この後も今思うと不思議なタイミングで自分に風が吹きます。それも引き寄せなのだと思います。
 それもこれも自分の目標・目指すものが明確になっていたからだと思います。その思いがはっきりしていて明確であればあるほど、強ければ強いほど、その思いが実現に近づくのだと思います。

 結果から見れば、運の良さとか巡り合わせとかタイミングといった言葉になるのだと思いますが、思いの強さがなければ起こらないことだと思います。強い思いがあるから、自分もそれに向かって努力するし、それを見た人が協力してくれるし、結果として引き寄せられた様に見える、のだと思います。

 これだけの強い気持ちで取り組める目標を立てるには、やはり自分と徹底的に向き合うことが必要だと思います。
 誰かに教わったわけでもなく、それを実践したのは奇跡の様な気もしています。であればこそ、他の皆さんが奇跡を待つ事なく知ってもらうのも私の仕事なのではないかと思っています。

自分の棚卸しから明確な目標に

 ぜひ、これをお読みの皆さんで、思う様な人生を送れていない人がいたら、じっくりと自分と向き合ってください。もし可能であれば家族や友人などの外の目を借りるとより良いと思います。客観的な目で見た自分を知ることができますから。そうする事で、本当に自分の気持ちを傾けられるものを見つけてください。

 自分が本当の意味で満足できる仕事ができたら、仕事は大変なことではなくなりますよね。
 実際は大変なことは沢山ありますが、モチベーションが枯れることはありません。

 そうして、自分の目標に近づいていくと、さらに広い意味での目標が見えてくるものです。私の目標も初めは
 「外食企業で店舗勤務から本社勤務へ上がる」
という自分だけの事でしたが、徐々に
 「一緒に働く人の働き方を良くしたい」
と思う様になり、更には
 「この業界の働き方を含めた損益構造を変えたい」
と大きなものに変わってきています。今では、

「すべての働く人が自身の輝かしい未来を創造できる様に」

お手伝いをしたい、と考えています。
 ようやく今、人事部長として、社員たちの働き方からキャリアステップの仕組みを作り、社会人として必要なスキルの教育に携われる様になりました。これを自社のみならず世の中のために使える様にしていきたいと思っています。

 あの落ちこぼれがここまでこれたのです。誰でもできる事だと思っています。皆さんが働く事で素晴らしい未来を築ける様にお手伝いできたら嬉しいです。

 今回も最後までご覧いただきありがとうございます。

岡本昌巳

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