見出し画像

動かなければ、始まらない。

映画「500ページの夢の束」(2017年)

主演: ダコタ・ファニング

*オススメしたい人*

・人に依存しがちな人

・諦めがちな人

・面倒くさがりな人

*ストーリー*

ウェンディは自閉症を抱え、平日はシナボンを売る仕事をしながら、施設で暮らしている。
施設には、スコッティが養母となり、ウェンディに生活指導を行なったり、身の回りの相談に乗ってくれる。
ウェンディは、専門家の生活指導を必要とするため、やむなく家族と離れて暮らしている。
ウェンディには、結婚して子供が生まれたばかりの姉オードリーがいた。
オードリーは、小さな頃に2人でピアノを引いているホームビデオを見ながら、ウェンディの身の上を思い、涙を浮かべる。
ある日、オードリーは、ウェンディの様子を見に施設にやってくる。
久しぶりにオードリーに会うウェンディは、編み物をしながら、オードリーと近況を話す。
ウェンディは、スタートレックの大ファンで、パラマウント映画の脚本コンテストに応募するため、原稿を書いているところだった。
ウェンディは、原稿の話をしているうちに、気分が苛立ち、パニック状態を起こす。
施設での指導の成果がなかなか表れないウェンディの姿に、オードリーは悲しい表情を浮かべる。
応募の締め切り日までに原稿の郵送が間に合わないことに気づいたウェンディは、バスで応募先のロサンゼルスに向かおうとすることを思い付くーー。

*映画の見どころ*

原稿を届けようと、自ら動いて、施設を飛び出し、初めての遠出を経験するウェンディ。
施設では、ウェンディが行方不明になり、大騒ぎになります。
外出に不慣れなウェンディは、目的地に向かうまでのひとつひとつの出来事が壁となり、その度に不安な気持ちに襲われます。
目的地のロス行きのバスの乗り方が分からず、立ち往生したり、一緒に連れていった飼い犬のピートが粗相をして、バスから下ろされたり・・・。
何気なく話した女性からお金や携帯電話を盗まれたり・・・。
お菓子を買おうとして、お金を騙し取られそうになったり。
ついには、乗っていたバスが、運転手の居眠り運転で事故に遭い、ウェンディは頭を強く打ち、病院に担ぎ込まれるなど。。。
その場に居合わせた親切な人が助けてくれることもありましたが、基本は自分だけが頼りです。
自分が行動しなければ、原稿を締め切りまでに届けるという目的を果たせません。
この旅を通して、ウェンディは自分で物事を解決していくことを学んでいきます。
締め切り時間ギリギリで提出が間に合いそうだと思ったら、郵送以外は受け付けないと言われる始末。
最後の最後で観客をヒヤッとさせますが、どうにか無事に締め切りに間に合わせることができました。

*人生の好転レッスン*

何かを成し遂げようとすれば、次々に試練がやってくるものです。
ときには、ひとりで決断し、解決しなければならないときがあるかも知れません。
しかし、諦めずに行動すれば、良い結果が得られなかったとしても、清々しい気分に包まれます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?