旦那さんは双極性障害(4)

最初の発病から2年ほど再発は無く
すっかり病気の事は忘れていました
だけど
それはある日突然 姿を現しました

「それ」とは

*眠らない

*不機嫌

*電話をありとあらゆる人に

      時間は関係無くかける

*仕事を休む

*高価な物を買う

*買い物リスト、やりたい事リストを書く

*タバコの数が異常に増える

*真夜中でも出かける

他にも意味がわからない事ばかり…

え… うそでしょ・・・?

また…? 
会社の人も旦那さんの奇行に何が起きたのか

意味が分からず
私に電話をかけてきた

私もどう説明をすればいいか

ただ、ひたすら謝った
車やバイクの運転は

それはそれは恐ろしかった
実際 義弟を乗せ、山にドライブに行き
山肌に激突

むちゃな追い越し、
信号無視など
人身事故が無かった事が奇跡でした
真夜中に出かけては人の家を訪問

長男をベビーカーに乗せて
心当たりの家を回った事もあった

真っ暗な夜道
長男が一緒だったから怖くなかった

当時、障害児かも…という

不安も抱えながら
(現在30歳
立派な重度の知的障害を伴う自閉症)

私が頑張らなきゃ

私がしっかりしなきゃ!
倒れそうな身体と気持ちを

奮い立てながら
必死で走った

まだまだ
誰にも知られたくなかった
旦那さんの病気
長男の障害

全部を必死で隠した真っ暗闇でした

病院はもちろん行きました
前回診察して下さった先生は

居なくて違う先生でしたが

話をきちんと聞いてくれる

旦那さんと相性はよかった
前回同様  薬は

程なく効いてきたけど
明らかに

破壊力は増していた
母に

「次に再発したら…もう離婚するから」

ぽつりと言った
母も黙って頷いた

 

あんなに思ったけど…

 何百回思ったか わからない
だけど今はまだ一緒に居ます

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