退院したら大暴れするかと

思っていたら
一気に鬱方向へ…
このスイッチオンオフって

ほんとに突然です

部屋にこもって
１日中、お香を炊いていました

 部屋の中は煙で充満していて
もうただならぬ状態

食事を運ぶだけになりました

 フラフラと出てくる様子は

まるで死神のようでした

 ある早朝の

4時頃、玄関のドアの音が

ガチャ、と聞こえました

新鮮な空気でも吸いに行ったのかな…

そう思っていましたが

何時間経っても戻ってきません

不安は一気に膨らみます

探しに行こうかと思いながら

もう少し、もう少しと

時計をみながら…祈る思いでした

そうこうしていると

裏口のドアが開き

旦那さんが戻ってきました

ヨレヨレのTシャツに

泥だらけの草履

「死ねなかった…」

そう言うと

涙をこぼし始めました

旦那の涙を見たのは

初めてでした

リビングの真ん中で

子供のように泣く旦那さんを

抱きしめながら

「大丈夫だから大丈夫だから

    私が側にいるから！

      帰って来てくれてありがとう」

そう言って抱きしめました。

私は、私の気持ちや感情に

きっちりと蓋をしました

今、私が私の気持ちに触れてしまうと

2人共倒れになる！

瞬時にそう判断しました

そんな事があっても

長男の小学校へお迎えに行き

ニコニコ笑っていられました

心は空っぽでしたが

人は笑えるんだと知りました。

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