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ペライチで10,000ページを作った話

こちらは、ペライチ Advent Calendar 2017 の14日目の記事です。

こんにちは。ペライチでWebマーケティングを担当している杉浦です。今回、Advent Calendarで何を話しましょうと思ったのですが、私が前職時代のペライチユーザー時代に会社の企画で10,000ページを作るということの担当者をしたことがあります。もちろん私が一人で作ったものではありませんが、会社のチームメンバーで作った時のことをQ&A形式で話してみようと思います。

・なぜ10,000ページも作ったのか?
これに関しては、前職で所属していた会社が生活トラブル解決サービスという事業(具体的には、鍵の交換や水道修理やガラス割れ替えなど)をしておりました。私は会社でBtoC向けのWeb集客を担当していました。
元々はタウンページで集客している会社でタウンページの掲載数は現在も全国で一番多く掲載している。これをWebでも実現したく、いろいろと試行錯誤しており、その企画のひとつが地域別にページをペライチで制作したことであった。

・なぜペライチだったの?
一言でいうなら「安く」て、「費用対効果」にあったから。ペライチような1ページを生成するサービスは当時大体5,000円くらいするのが普通であったが、ペライチは1ページ追加しても300円と安い。我々としてはWeb上に安価でチラシを置ければよかった(目的を満たせた)ので、特に複数ページ構造でなくてもよかった。それと実はテストで他の競合サービスも含めて、同じキーワードで全てのサービスで作って順位を計測したことがあり、一番安定的に出たサービスが数個あり、そのひとつがペライチだったのもある。

・WixやJimdoなどのサービスでなく、ペライチだった理由は?
ひとつは単純にペライチの方がSEOで有利だった(順位が良かった)から、もうひとつは実際に作っていたアルバイトさんたちから使いやすいという評価が高かったから。(WordPressやJimdoでも難しくて使いづらい印象、また当時はWixやStrikinglyは日本語化されていなくてわからないという印象があった。≒アルバイトさんの学習コストが少なく、かつ、早くたくさん作れるというのは重要だと感じた)

・どうやってペライチを知ったの?
正確に記憶していないのだけど、ペライチをリリースしたばかりの頃にFacebookで確かOffice7Fの星野さんがペライチのことを仰られていて、おぉ、これは私たちが思っていることに使えるかもと思ったのが知ったきっかけ。知った翌日に作ってすぐに順位が付いたので、これはイケる!と思った。

・契約はどのようにした?
もう時効だと思うので話すと、ペライチは無料版で1ページしか公開できないので、メールアドレスを200個作って、200個アカウントを取って200ページを作った。(注:今それをやるとSEO担当の私が速攻BANするよ)ただ、規約違反だとは当時から認識していたので、現場担当者の私としてはこのままではアカウントが凍結されるだろうと思っていた。また、できたばかりスタートアップのサービスに東証一部上場企業がタダ乗りするのは申し訳ないなという気持ちが強かったのでちゃんと契約して使いたいと考えていた。Facebookで代表の橋田さんを見たら共通の友人が22人といるとわかり順番に紹介してくれといったら会えるという自信もあり、実際紹介をしてもらって当時コワーキングスペース(Co-Edo)で仕事をしていたペライチ経営陣に一人で会いに行った。
その後、状況を話して、見積もりを出してもらい、エンタープライズプラン契約の第1号として契約した。契約の話のときには直接社長、取締役部長も出席して、一気に話をまとめた(社長が「先方のオフィスへ連れてけ」と言い出して「さすがに連れて行ったらコワーキングスペースの場が凍るなと思って」焦ったのをよく覚えている)

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実際に届いたメールの一部。ペライチ側でも気にされていてメールを送ってくださっていたのですが、このメールの存在を知ったのは実はエンタープライズの契約をした後です。(私がこのメールアドレスを管理しておらず、後になって実は、、と出された。後輩よ、教えてほしかった。)

・広告は活用したの?
ペライチに関しては、全く使用していない。元々リスティング広告を大量のキーワードを入れて集客をしていた。が、リスティング広告の相場が上昇してきて、費用対効果の面からリスティング広告からSEOへシフトをした経緯もあるので、SEOだけで取りたかった。もちろん検索ボリュームが大きいビッグワードと呼ばれるキーワードでは1ページ作るだけでは勝てないので「ロングテール」と呼ばれる部分で集客を行った。逆に大量に作らないと売上ボリュームは確保できない。

・どうやって10,000ページを作り上げたのか?
アルバイトさんが10000ページを作り上げてくれた。
最初はFAXで届いた会員様の登録用紙をパソコンに打ち込んでいたアルバイトさんの空き時間を借り、サイトの登録作業を手伝ってもらった。(原稿は先に社員で制作し、Excel等にまとめておいて、アルバイトさんがコピペしていくようなイメージ)これを進めて効率が良いことが見えたので、一気に10名近く採用して体制構築をした。デザイナーさんもアルバイトで雇用をして、画像を地域別等に修正を行って頂いたりした。皆さんの協力があって、1周目は1ヶ月程度作り上げた。(取締役の山下いわく、これだけ作成できる枠を用意しておいたら足りなくならないと思っていたらしいが、、)

・最初にペライチで作ったページは?
https://peraichi.com/landing_pages/view/yuwakashiki-mizuhoku
この給湯器修理のページを一番に最初に作ったと記憶している。このページ、私が作ってから2年以上経つが、未だに「給湯器 瑞穂区」で1位。ページを見て頂くとわかるのだが、テストで作ったものなのでテキスト量も多くない。
余談だけど、電話番号バナーにtel:で電話番号のリンクを入れられる(スマホからだと1タップで電話を掛けられる)のだけど、このページに入っていないのは、当時のペライチにこの機能がなかったからである。(当時は、気づかない間に機能が増えていてびっくりすることが度々あったし、たまにサーバーが落ちて「ページが表示されないんですが…」とMessengerでスタッフにこっそり教えることもあった)

・なんか裏技教えてよ!
「裏技を教えてほしい」ということをよく言われるのですが、SEOには近道はありません。というのも悪いので、裏技といえるほどのものではないのだけど、ひとつだけ。
PC版のGoogleでadd urlと検索すると?

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このように出るんですね。ペライチでページを作って公開したら、ここからお知らせするとなんとすぐにGoogleBotさんがやってきてくれるんですね。そして、早いと1分も経たないうちに順位が付く。素早く評価されるのですよ。これで結果が良ければ、そのまま残し、悪ければ消して作り直すを高速に繰り返すとすぐに結果が出せるというわけです。ぜひやってください。(サーチコンソールのfetch as Googleでも良いのですが、これはサーチコンソールの権限がないとできないので、アルバイトさんなど全員に権限を渡さないといけないリスクがあるのですがこれだとその心配もいらないです。)

(追記)add urlの機能はGoogle側が機能を終了してしまったため、2019年11月現在、検索しても出ません。ご了承ください。(代わりにサーチコンソールのURL検査機能をおすすめします)

こんな感じでよく聞かれる質問に公開で答えてみました。いかがでしたでしょうか?少しでも参考になれば幸いです。他にも聴きたいことがあれば、追加で書きますので杉浦までご連絡ください。(実は日付が最終確定しておりませんが、セミナーに登壇する予定がありますので、そちらでこれよりももう少し詳しく話そうかなと思っています。また改めて告知しますので、こういう話題を聴きたい皆さまはぜひお越し頂けると幸いです)

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