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ダイエットとは食欲を調整することなのに、大体ができません。

私は2018年6月20日からダイエットをはじめて、12月20日までの6カ月で10キロ体重が減りました。体調を維持するため、当初からマイナス9〜10キロで保っています。友人から勧められたダイエットを実践しているだけですが、あまりムリなくやせられたので、備忘録としてこのnoteに全5回ほどでまとめます。

食べなければやせるという当たり前のことができない

ダイエットとは、単純に言えばカロリーの収支です。摂取するカロリーが、消費するカロリーを上回れば太りますし、下回ればやせます。これは「地球が太陽の周りを回っている」と同じくらい当たり前のことで、これからも永遠に変わらないと思います。

が、かなりの人は「たくさんカロリーを摂取してもやせる方法ないかなー」とか思ってたりします。最初に言っておくと、そういう方法はありません。

では、摂取するカロリーを抑える方法は何かと言えば、もっとも簡単な方法は食べる量を減らすことです。食べすぎるから太ります。逆に、食べなければやせます。なので、ダイエットするには「食べなければいい」のです。たまに「食べてもやせられる方法ないかなー」という方もいます。私もそんな方法があったら知りたいですが、現時点ではありません。メーテルに連れられて機械の体を手に入れれば可能かもしれないので、そんな未来に期待を抱きつつも、まだそういう手段はないのであきらめましょう。

つまりダイエット(体重を減らすこと)とは、摂取カロリーを減らすことで、そのためには食べる量を減らすことです。太ってる人の大半はそれができません。食べる量をコントロールできないから太るのです。実はダイエットのキモは「食欲をコントロールすること」です。食欲を抑えて食べないようにすれば、おのずとやせます。

医者にもデブはたくさんいる。知識だけでやせる訳ない

「何を言ってるの。食べないと不健康になるじゃないの。食べるものを工夫すれば、満腹感を得ながらやせることはできるよ」という人はいます。それはダイエットの知識としては合っていますが、それができるなら最初から太りません。やせる知識を実行できないから太るのです。

「満腹+低炭水化物ダイエット」を実際にやってみるとわかりますが、食べるものが限られるので、外食や中食(コンビニやスーパーの惣菜を買ってくる食べ方)だと、買えるものがあまりないです。

さらにコストと時間もかかります。例えばコンビニでサラダチキン(200円)と野菜サラダ(230円)、スムージー(280円)を買ったとすると710円(+消費税)がかかります。女性はこれで満腹かもしれませんが、成人男性の胃のキャパシティを考えると、サラダチキンとサラダを2倍量にしないと満腹になりません。コンビニで1200円というのは、私の感覚ではナシです。高すぎます。コストを抑えようとすると、自分で煮物などを作るしかありませんが、とにかく時間がかかります。自分で料理をしたあとの片付けもかなり面倒くさいです。続きません。

この「満腹+低炭水化物ダイエット」の最大の弱点は「飽きる」ことです。どこかの偉い人が「人はパンのみにて生くるものにあらず」と言いましたがその通りです。こんにゃくと海藻だけでは生きられません。同じ料理ばかりになってしまうので、簡単に飽きてくるし、パンも白米もスイーツも食べたいという欲求がどこかで爆発します。

「カロリー高いものを控えて、低いものを少量だけ食べていればやせるよ」という人がいます。私がメタボ健診で引っかかった時の医者にもそう言われました。その医者は太っていたので「先生は(そういうダイエットを)できますか?」と聞いたら「できないからこの体型になってます。私は糖尿病の研究しているけど、糖尿病です」と言っていました。つまり、知っていることと実行できることは違うのです。医者だろうが管理栄養士だろうが、ダイエット知識があっても実行できなければ太ります。

走ってやせようなんて、甘すぎるにもほどがある

私は小さい頃から肉付きはいい方でした。物心ついたころから、いわゆる「標準体重」に収まったことがありません。BMIでいえば30を切ったことはないです。まあ、デブとともに歩んできた人生でした。

若いころはそれでも健康なのでよかったのですが、35歳をすぎたあたりから中性脂肪やγ-GTPの値が高くなり、LDLやHDLといったコレステロール値が標準に収まらなくなりました。いわゆる「生活習慣病」というものです。

生活習慣病は、その昔「成人病」と言われていました。日野原重明先生が「生活習慣病」という良い名前をつけてくれたおかげで、対処方法が明確になりました。「今の生活習慣が良くないから、変えたほうがいいよ」ということです。食べる量をコントロールするのがいやだったので、毎朝5キロほどジョギングすることにしました。それが2011年ごろです。

以来5年間、月間平均25日走り、計120キロ/月のジョギングを続けました。3食バランスよく食べて、夕飯は炭水化物抜きにしました。結果、体重も生活習慣病関連の値も悪いままでした。むしろ、5年で5キロほど太りました。

私の場合、食事制限をせずに運動だけしていてもあまり効果がありませんでした。そりゃそうです。30分間のジョギングで消費するカロリーなんて、せいぜい300キロカロリーくらいです。パイの実を1箱食べちゃうとオーバーしてしまいます。ビールでも350ml缶で約1本分のカロリーです。

食欲のコントロールに影響する血糖値

食事制限をしないとダメだと思っていたとき、友人がダイエットをして、わりと早くに効果を出していました。聞くと「1日1食しか食べてない」というのです。さすがにそれはムリだろう、腹減らないの?と聞きましたが、「腹は減るけどつらいわけじゃない。つらくならないよう、腹も減りすぎないように(食欲を)コントロールしている」と言っていました。

これだけではなんだかよくわかりません。よく観察していると、確かに食事は1食ですがちょこちょこと間食をしていました。どうやらその間食とタイミングに、食欲をコントロールする秘訣があるような気がしました。自分でも同じダイエットを試してみて、調べてわかったのが、血糖値をコントロールするとあまりイライラせずに食欲を抑えられることがわかりました。

次回は、血糖値をどうコントロールするのかについて書きます。


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