アメトーークに出させていただいた。
ありがたやありがたや。

出たい番組がどんどん終わって行く中で、アメトーークは芸人なら一度は出たい金字塔的な番組だろう。

一つ残念だったのは、宮迫さんがいなかったこと。僕は宮迫さんの復帰を切に願っている。その際はまた出たい。

「顔面イケてない芸人」というくくりで出させてもらったが、どんと来いだ。
見た人の感想をいくつか見たが、

「北澤、普通にカッコいいと思う」

「北澤さん、ブサイクだと思ったことない。。」

「猫シャツかわいい」

という、意見が多数見られた。

これは、普通に嬉しいからもっと言えばいい。

「いやいや！営業妨害ですよ〜！」

なんて微塵も感じない。

よく、
「女性にかわいいと言い続けると、どんどんかわいくなる」
という説がある。
これは本当なのだ。僕は女学校で先生をやっていた母方のおばあちゃんに教えてもらった。

だから僕はいつしか、カッコよくなってしまうのかもしれない。

まあ、フリにしか聞こえないのだが。

それと、
「北澤さん、優しそう」
という意見もあった。

たしかに優しい。
これもおばあちゃんに「全女性に優しくしろ」と教育されて来たので、そうなったのだ。
これが原因でトラブルも多々あるが、まあそれはそれで。

それと何だかんだ言って一番嬉しいのが、
「田中、稲田、北澤以外ブサイクじゃないから、メンバー入れ替えてもう一度やって」
という意見だ。

ちゃんとブサイクにくくられている。
これが嬉しいと感じるんだから、もうとち狂っているのだが、やっぱりこれが一番嬉しい。

よくネタ番組とかの感想で、
「これなら俺の方が面白い」だとか、
「オチが読めた」みたいな感想がある。

だがブサイク関連になると、
「これなら俺の方がブサイクだ」だとか、
「そのブサイクエピソードより面白いの俺あるよ」みたいな感想はない。

誰しもが、ブサイクだなんて思われたくないのだ。
これは芸人しか取り扱ってはいけない、アンタッチャブルなのだ。

だからブサイクだなと思うクラスメイトがいたとて、いじってはいけない。
いじられた方は傷つき、いじった方は周りから軽蔑の目で見られるだろう。
なんならいじった方こそ性格ブサイクだしカッコ悪い。

芸人のいじりいじられと、世間一般のいじりいじられの何が違うのか？

「信頼関係」と「悪意」だ。

芸人のいじりいじられは、信頼関係があり、悪意がない。
たまに悪意があるものもあるが、それはもれなくスベる。

世間一般のいじりいじられは、信頼関係がなく、悪意しかない。
だから面白くないし、カッコ悪いし、胸くそ悪い。

もしこれから先、自分のコンプレックスをいじられることがあったとしよう。

完全無視すればいい。
そこには信頼関係なんてないのだし、
「こいつダセエなぁ」
と思えばいい。

ちょっと腹が立って何か言ってやりたくなったら、
「んー、20点のいじりだな」
と採点してやればいい。

君が傷つく必要はない。

もし相手が逆上して、殴りかかろうとして来たら、全速力で走って逃げろ。

逃げるが勝ちだ。

人のコンプレックを笑いに変えるなんて、芸人しか出来ないのだから、このお笑いという世界は本当に素晴らしい。