折り紙のトビハゼと、ムツゴロウの話。
さくBさん( sakusaku858 )の「トビハゼ」を折ってみました。
すごくシンプルなのに、ちゃんとトビハゼに見えるのが凄いですよね。目の感じなんか、本当にそっくりです。
折り方は、ご本人のInstagramとTwitterで公開されています。
とっても丁寧な折り図で、工程数も25と少なめなので、皆さんもぜひやってみてください。
沈め折りが1回出てくるくらいで、あとは初心者の方でもパキパキ進めていけると思います。
さて。
今日は折り紙の話からちょっとはずれて、トビハゼの解説をいたしましょう。
❶魚なのに水中で死ぬ
❷ムツゴロウと親戚
❸どちらも絶滅危惧種
では、どうぞ。
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❶魚なのに水中で死ぬ
トビハゼは、干潟(泥の湿地)に住むハゼの仲間です。
水中を泳ぐのではなく、泥の上をピョンピョン這い回るのが得意。
エラよりも皮膚呼吸が発達しているので、逆に水中に長くいると窒息死するそうです。
オマエ、本当に魚かいな。
❷ムツゴロウと親戚
同じハゼ科の魚として、ムツゴロウが有名です。
トビハゼは10cmほとですが、ムツゴロウは倍近くの大きさがあります。
ちなみに、どちらも肉食魚。
泥の中に潜むカニなどを食べて育ちます。
なお、動物王国のムツゴロウさんは違います。あれは人類です。
❸どちらも絶滅危惧種
トビハゼもムツゴロウも、実は環境省のレッドリストに載っている絶滅危惧種です。
トビハゼは、絶滅のおそれがある「準絶滅危惧(NT)」に。
ムツゴロウは、さらに深刻な「絶滅危惧ⅠB(EN)」に指定されています。
埋め立てや環境汚染によって、彼らの生息地である「干潟」が減っているのが原因のひとつ。
泥中の豊富なミネラルを食べるカニや貝類、それ求めてくる鳥たちにとっても、干潟はいわば「楽園」です。
いつまでも彼らの住む場所が失われないよう、環境を守っていきたいですね。
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