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まさにぃの佐藤ローズ研究! 〜ニューモダンローズの中心を攻める〜

先日から、他の作品そっちのけで量産している「ニューモダンローズ」。

本来は、きれいな星形が幾重にも重なるハズなのですが…
中心の成功率がイマイチなので、色々と実験してみることにしました。

今回の試みは、テキストにはない折り筋の追加。
写真をたくさん撮りながら検証したので、良かったら参考にしてみてください。

お手元には、テキスト「一枚の紙から作るバラの折り紙」のご用意を。

❶トンガリを事前に仕込む
❷新たな疑問が浮上
❸まだまだ精度不足

♦︎♦︎♦︎

❶トンガリを事前に仕込む
私がいつも苦戦しているポイントが、一番内側の花びらです。
どうしても、5つのカドが均等な星形になりません。

そこで、工程4の後に、該当箇所をあらかじめ尖らせておくことにしました。

そのまま収束させて、花の中心をグリッと開きます。

一応、予想どおりのトンガリを出すことができました。
しかし、ちょっと尖りすぎたかも?

❷新たな疑問が浮上
完成したニューモダンローズを眺めていて、新たな疑問が浮かびました。

「求心中割り折り」の開き方です。
今回は、結構ガッツリ開いたまま均等に仕上がりました。

かかる力の方向が、外側・内側で異なるためでしょう。

しかし、先日のコンベンションで佐藤さんが作ってくれたものは、ピッタリ接触しているんですよね。

恐らく正解はなく、ベストバランスは素材によっても変わるのでしょう。
もちろん、折り手の好みもあると思います。
(佐藤さんの作り方も、テキストが出た当時よりも洗練されています。)

皆さんは、どんな風に仕上げていますか?

❸まだまだ精度不足
エラそうに検証しておいて、さぞ完璧な花びらに仕上がったのだろう…
と思いきや、そうでもありません。

正面から撮った写真を見ると、五角形が微妙に歪んでいます。

普通に眺めているぶんには綺麗なんですけど、写真はウソをつきません。

もっと精度を上げなきゃですね…

◯正五角形にカットするとき
◯折り筋を仕込むとき
◯収束させるとき
◯中心を開くとき
◯花びらの仕上げ

このいずれかで、誤差(ゆがみ)が出てしまったのでしょう。

もっとたくさん作って、精度を上げていきたいと思います。

余談ですが、作品を「片目」で見ると、写真を撮った時のイメージに近くなります。
両目だと、左右から被写体を見る事になるので、写真より立体的に見えるんですよね。
良かったら、試してみてください。

♦︎♦︎♦︎

というわけで、今日は「解説」というより「検証」のコラムでございました。

佐藤さん本人も、ご自身のInstagramで解説を載せてくれている事ですし、皆さんも工夫しているポイントがあったら共有しましょう!

過去の検証記事も、良かったらお読みください。
(2019/08/11)

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