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あじさい折りの達人になろう! 〜3種類のピラミッドから「仕込み」を学ぶ〜

先日から再びマイブームになっている「あじさい折り」。

今回は、新しい絵柄を試してみました。
京都みやげでもらった、平等院鳳凰堂の折り紙です。

赤:花折りピラミッド

青:斜め折り四段ピラミッド

緑:あじさい井桁(3×3)

(ライブ配信で折ったもの)

七宝焼きのような華やかさ!
大きさも良い感じで、そのままブローチとしても使えそうです。

どれも甲乙つけがたいですが、1番のお気に入りは「斜め折り四段ピラミッド(青)」。

型くずれしない丈夫さ、均等な厚み、そして徹底された規則性。
いつ見ても惚れぼれします。

さて。
今日は「仕込み」にフォーカスしてみました、
無数の折り筋を上手につけるコツを、私なりに解説いたします。
❶強く・正確に・そして優しく
❷紙の「たわみ」に注意
❸仕込みの向きはどっち?

では、どうぞ。

♦︎♦︎♦︎

❶強く・正確に・そして優しく
今回の紙の大きさは10cm。
やや小さめですが、仕込みさえキッチリやれば、実はそんなに難しくありません。

折り筋さえ正しければ、少しの力で紙が勝手に動いてくれます。

絵柄でラインが見えない時は、折り直したり、見る角度を変えたりすれば大丈夫。

じれったいかもしれませんが、周囲の折り筋をよく見ながら、ゆっくり進めましょう。

なお、ツメを使うのはオススメしません。
染料がはげるのと、紙の繊維が傷ついてしまうからです。

指先を使って、強く・優しく、真心込めて。
無心になってやるうちに、瞑想しているような心地よさがやってきます。
(私だけ?)

❷紙の「たわみ」に注意
だんだん折り筋が増えてくると、まっすぐ折りづらくなります。

反対側の折り筋がジャマをして、新しく付けた折り筋が、ゆるくカーブしてしまうんですよね。

特に「斜め折り四段ピラミッド(青)」と、それから派生する「あじさい井桁(緑)」は要注意。

斜め(対角線)に折る長〜いラインが、「花折りピラミッドよりもはるかに多いからです。

紙がまっさらな序盤は、両端&中心くらいでOK。
中盤〜終盤は、プレスするポイントごとに、折り筋の交点を確認しながら、慎重に折りましょう。

❸仕込みの向きはどっち?
私は、組み立て方は覚えられるのですが、仕込みの方向をよく忘れます。

もちろんテキストにちゃんと書いてあるのですが、いちいち確認するのは面倒ですよね。

仕込みの「山折り・谷折り」を確認するのは、とっても簡単なんです。

①「花びらが」オモテ面の作品
(基本形A・E、井桁、ラティスなど)

花びらの向きが縦・横向きなら、ミゾも縦・横になっているはず。
ミゾは当然「谷折り」です。

この場合、仕込みの向きは
縦横:谷折り
斜め:山折り

花びらが斜め向きなら、ミゾも斜め。
縦横:山折り
斜め:谷折り

②「正方形」がオモテ面の作品
(基本形F、ピラミッドなど)

正方形のフチは、向こう側に折っているので、「山折り」です。

正方形がまっすぐ向きの場合は、
縦横:山折り
斜め:谷折り

正方形が斜め向きの場合は、
縦横:山折り
斜め:谷折り

…といった感じです。
文章にすると、とっても分かりづらいですね。

色々な種類のあじさい折りをやっていると、「この作品は、どっち向きに仕込むんだっけ?」
と迷うことがあります。

そんな時は、「完成品の中心部分」をイメージすると、すぐに判断できます。

♦︎♦︎♦︎

というわけで、今日は「あじさい折りの仕込みのコツ」というマニアックな話題でございました。

まだまだ私も修行の身ですが、少しでもお役に立てれば幸いです。

「ココがどうしても上手くいかない…」
とお悩みの方がいらっしゃいましたら、お気軽にお尋ねください。
コラムやライブ配信を通して、何か力になれるかもしれません。

また、みんなそれぞれ、独自の工夫をされていると思います。
「私はこんなことに気をつけているよ!」というポイントがあれば、ぜひ教えてください^^

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