【ご質問に答える回】あじさい折り「花壇・4輪」の仕上げ方を解説!
Instagramにて、フォロワーさんからこんな相談をいただきました。
(お名前は伏せさせていただきます)
「あじさい花壇・4輪」について。
「切り込みから花びらを引き出すやり方が、どうしても上手くできません」
といった内容です。
あじさい折りの中でも少数派の、紙のカットが必要な作品ですね。
せっかくなので、ここで「私なりのコツ」を皆さんとシェアしたいと思います。
テキスト「あじさい折りおりがみ」が手元にあることが前提の解説です。
お持ちでない方は、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。
(Kindle版も出ています)
❶引き出す順番は「内側」から
❷花びらを引き出すコツ
❸「ビリッ」とならないために
では、どうぞ。
♦︎♦︎♦︎
❶引き出す順番は「内側」から
隣り合う4つのカドのうち、内側2つを同時にやるのがオススメです。
①左右どちらか2つを先にやると、もう片方の穴が塞がってしまいます。
②1つ(片方)だけをやっても良いのですが、紙の強度を考えると、穴を広げる回数は少ない方がいいですよね。
③慣れれば4枚同時にやることも可能ですが、逆に紙への負担が大きく、かなり気を使います。
時間短縮のつもりが、逆に時間がかかるので、オススメしません。
以上3つの理由があります。
文書だけだと分かりづらいので、下の写真を参考にしてくださいね。
❷花びらを引き出すコツ
スキマが小さいと紙が通らないので、ガバッと大きく、大胆に開きましょう。
「引っ張り出す」というより、「押し出す」という感じです。
表からチクチク出すより、裏から指でポコッと。
人差し指を2つのカドの中心に押し当てると、2つ同時にポコッといきます。
なお、スキマを上手に開くには、裏面を工夫が必要です。
こちらの写真をご覧ください。
ここが浮いているとダメなので、ピッタリ密着させた状態をキープしましょう。
❸「ビリッ」とならないために
せっかく最後まで進めても、そこで破れたらショックですよね。
ラスボスと戦闘中に、お母さんの掃除機がコードを引っ掛け、全データが消えるようなものです。
破らないコツは、
「戻る」「方向を変える」の2つ!
引っかかったら、それ以上は絶対に引っ張ってはダメです。
そのまま押し切っても、破れる結末しか見えません。
一度もとの形に戻して、じっくり観察。
力の方向を変えると、スルリと収まることがあります。
目と指の感覚をフル活用して、着実に進めていきましょう。
♦︎♦︎♦︎
今日は工程18、最後のシーンだけ解説いたしました。
いかがだったでしょうか?
どれもテキストには載っていない「まさにぃ流」。
皆さんも独自の工夫がありましたら、ぜひ教えてください。
「序盤で止まってしまった!」という方も、可能な限り、サポートさせていただきます。
気軽にお声掛けくださいね。
お互いSNSを活用して、みんなでスキルアップできたらいいですね^^
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?