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【コラム】ボードゲーム会で気をつけたい10のこと

はじめに

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ボードゲームは、他の人と一緒に楽しむ遊びです。


そして、ボードゲームは

一緒に遊ぶ人によって楽しさが変わる

という点が他の娯楽に比べてより顕著にあらわれる遊びです。


不快な人、他人への気遣いがわからない人と遊ぶことで
ボードゲーム自体を嫌いになってしまう人もしばしば見かけます。
悲しいことに。


ボードゲーム会に参加すると、初対面の人と遊ぶこともあると思います。

そんなとき、一緒にボードゲームを楽しめるように、

自分が原因でボードゲームを嫌いにさせないように、

私が気をつけていることを記録します。


1.人のプレイに口を出しすぎない

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ルールの中で、配られた手札とボードの状況を見て
自分ならどうするか?と考えて答えを見つけるのは気持ちがいいものです。

その機会を奪わないでください。

「プレイヤー」は本人です。

プレイの内容を否定するなどご法度です。
そんなことをされて気を良くする人などいません。

ルールの誤りに関する指摘やちょっとした助言ならばよいですが、
そういった場合でも強い口調ではなくやんわりと伝えましょう。


2.「つまらない」を声に出さない

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自分には合わなかったゲームでも
他人にとっては大切で大好きな思い出のゲームかも知れません。

自分が遊びたくて持ち込んだゲームを「つまらない」と言われたら
その人はどう思うでしょうか?

感情を吐露するのは自由ですが、人を傷つける言動を避けましょう。


3.空いている人の数を見て遊ぶゲームを提案しよう

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次のゲームは何を遊ぼうか?となったとき。

周りを観察して空いている人数に合わせたゲームを
選ぶようにしましょう。

5人いるのに4人用ゲームを遊びたいと提案されても困ります
別卓のゲームが終わるまで時間が潰せるようや軽いゲームを挟んで
人が合流してから遊びたいゲームの希望を言う等の対応がスマートです。


4.ボードゲームは大事に扱おう

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自分が持ち込んだゲーム以外のものは

「他人の持ち物」

であることを認識しましょう。

自分の物を自分自身が雑に扱うのは構いませんが、
他人の持ち物を雑に扱い、あまつさえ損傷させてしまうなどは
マナー以前の問題です。

ボードゲームのコンポーネントによっては少しでも傷が付いてしまったら
ゲームが成り立たなくなるものもあります。
可能な限り丁寧に扱いましょう。

壊さない、汚さない、を徹底しましょう。


5.身だしなみや体臭に気をつけよう

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ボードゲーム会に限った話ではないのですが、
人が集まるところに出かけるときは身だしなみに注意しましょう。

特に汗ばむ夏場は体臭への注意が必要です。
また、直前にニオイの強い食べ物を食べない等の配慮も。

忘れがちなのが爪を切ること

ボードゲームには、手や体が触れ合うゲームがあったりしますので
爪が伸びていると不潔なだけでなく危険です。


6.飲食のルールに目を通す

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会場によってルールは異なりますが、
飲食は決められた場所で、などのルール確認しましょう。

また、汁気があったり手が汚れる系の食べ物を食べながら遊ぶ、
ペットボトルの蓋を開けたままにしておく、といった
ボードゲームを汚してしまう恐れがあることについては
ルールに書いてなかったとしても気をつけなければいけません。


7.ルール説明(インスト)に文句を言わない

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たいていの場合、ゲームを持ち込んでルールを説明する人も
初プレイだったりします。

しかもルール説明をする人は、みんなで楽しく遊べるように
説明書を読み込んだりコンポーネントの準備をしてくれたりと
事前に時間を使ってくれているのです。

ルール説明をしてくれる人には感謝の気持ちを。

多少のルールミスは笑ってスルーしたり
「チュートリアル終了ということで最初からやり直しましょうか」
といえる程度のゆとりを持ってください。


8.ガチ勢はエンジョイ勢に一定の理解を持とう

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あなたは何回もプレイしているかもしれないゲームは
初心者にとっては記念すべき一回目です。
そして初心者にとっては、次に二度目を遊ぶ機会があるかどうかも
わからないゲームです。

そんなゲームを遊んだ後にいろいろとダメ出しされて
「そんなんじゃ上達しないよ!」
などと言われてもピンとくるわけがありません。

遊びじゃないと思ってるのはガチ勢だけで、
ボードゲームは遊びです。


9.ゲーム以外のことに集中しない

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ゲームを遊んでいる最中にスマホゲームをやるとか
ゲーム外の人との会話に夢中になるとか、
一緒に遊んでいる人をないがしろにする行為はやめましょう。

長々と他のことにうつつを抜かしていた挙げ句に
「あ、次オレだっけ?」となってプレイ進行を止めようものなら
他の人の時間まで無駄にしてしまいます。

ただ、急な電話やメールなどのやむを得ない状況のときはあるでしょう。

そんなときは一言断りをいれれば済む話です。
また、長く時間を開けてしまったらおわびの一言でもあれば
許容される範囲だと思います。

大切なのは、常に「他の人と一緒に遊んでいる」という意識です。


10.なにより他人を思いやることを忘れない

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例えばゲームボードには上下左右があります。
ボードに書かれた文字は当然正位置からの方が読みやすいでしょう。
初プレイの人に見やすい位置にゲームボードを向けてあげるとか。

例えばテーブルの上においてあるコマやタイル、ダイスなどが
取りにくそうな人がいたら取ってあげたりとか。

スコアボードが自分に近いようなら
自分以外の得点コマも動かしてあげたりとか。

自分の手番が終わったら「手番終わり!」など
次のプレイヤーがいつ動き出していいかわかるように声をかけるとか。

山札をめくりやすい位置に移動してあげるとか。

そういった小さな気配りの積み重ねでその場の空気が変わります。

お互いがお互いを気遣って気持ちよくボードゲームを遊ぶことが
ボードゲームの人口を増やすことに繋がるでしょう。


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おわりに

長々と書かせていただきましたが
念のため言わせていただきますと、

私が気をつけていること

ですので、決して押し付けているわけではないことをご理解ください。


そもそもマナーが悪い人なんてそんなにいません。

気に障ることなんてほとんどなく、極端な話をしてしまえば
ボードゲーム会は知らない人同士が集まることが多い場所なので
『丁寧な言葉づかい』さえ出来ていれば何も問題がないと思います。

マナーの本質は「他人への気遣い」です。

それを忘れなければ、どんなボードゲームでも楽しく遊べるのです。


みなさま、よいボードゲームライフを。


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