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フィットネスと基本テクニックの関連性

競技として取り組むサーフィンならもちろん、趣味として楽しむサーフィンであっても上手くなりたいって思うのは皆さん同じはずです。「上手くなる」って?「上手い」って言う物を追求すればテクニック以外でも当てはまる部分があり複雑な話になって来るので、有名なアイコン的なコンペティションサーファーの様な動き、パフォーマンスの部分を指して上手いを表現して行こうと思います。

その為に必要なフィットネスと基本テクニックについてまとめてみました。

では基本テクニックって?これも10数年前からオーストラリアのコーチなどが指導している、サーフィンにおける「正しい体の使い方」と言うところです。

伝える側も選手側も、「ゴール」どこを目指すのかがしっかりしていなければ戸惑います。目指すところが明確になければ、その都度、その場その場の直面した事に振り回され、やる事が膨れ上がってしまいます。イコール、集中して取り組む事も困難になって来ます。

今回使用する動画は、連載されていた時の順番ではなく添付しています。理由は動画コンテンツと、今回のnoteで伝えたい意味合いが少し違うからです。YouTubeの時は、ゴールを持ってる指導側として進めていましたが、ここでは前回のnoteに引き続きの内容で、コーチングする為に必要な手順で進めて行こうと言う違いです。


上の動画の基本テクニックは「フォーム」と言う部分だけの紹介ですが、フィットネスと合わせると、ここで大半の事が見えて来ます。もちろん、ボトムターンやマニューバーにおいても基本テクニックとフィットネスの意識するポイントははありますが、それは別の機会にお伝えします。今回は基礎の基礎と言うところ、私が伝えて来たサーフィンを構築する為に必要なチェックポイントの捉え方に繋がるところを紹介します。

上の文章と少しずれてしまいますが、フロントサイドのリエントリーの際の基本テクニックに「波側の手をパンチする時の様に大きく振る」「肘を大きく突き上げる」などがあります。その後は基本の進行方向に腕が向くと言うところまで持って来る必要があるのですが、この腕がリッピング後に背中側に跳ね返ってしまっている人を良く見ます。絶対に跳ね返ってはダメ!って事ではなく、その動きを入れなければ板を蹴れないのであれば、体の使い方が屈筋頼りのサーフィンになっているので、おそらく「基本テクニック」を再現するのは難しいでしょう。でも、これは、フィットネス、コンディショニングで体の使い方をか理解すれば改善できます。「腕を前に残す」と言う事を知識として知っていても、それを表現できる状態の体がなければ難しくなって来ます。それは、股関節などの動きにも言える事です。それと合わせて、動画や本などで、「このトレーニングを行うと良い」と言う物もトレーニングの紹介としてはあっていても、意識するポイントや意味合いが違うと全く違う物になってしまうのも、これと似たところです。

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