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サーフィンコーチングを記録して行きます。

サーフコーチのライセンスを取得して10数年。これまで多くの選手とセッションする機会を持つ事ができました。その当時、僕がコーチをはじめた頃は、今ほどサーフィンの「コーチング」と言うのがは流行ってなく、その大半が「サーフィンスクール」と呼ばれている物。もちろんオリンピック種目にサーフィンが選ばれる事も知らない時代。今では世界大会も日本で開催される様になり、状況も大きく変化して来ました。では、当時主流だったサーフィンスクールがサーフィンコーチングにガラッと変化したのかとう言うと…?

そもそもコーチングと言う物を理解しなければ、サーフィンスクールがサーフィンコーチングにいきなり変化する事はありません。正直、僕自身も、ISAサーフコーチのライセンスを取得した後に、「コーチングってなに?」と言う疑問から、コーチングを学ぶと言う作業を行いました。ライセンス取得の講習カリキュラムではサーフコーチングの練習フレームやドリルメニューなど、それを行う際の考え方等を学びました。実は、それらはコーチングを行う手段であって、コーチ自身が持ちあわせておかなければならないコーチングの本質の部分を知ってこそ活かされる内容です。

とは言えISAサーフコーチングで学んだ事は大きく、オーストラリアのコーチを招いて行った2度のキャンプで、実際に本場のコーチが使っている練習の進め方を間近で学べた事、そのキャンプの参加選手も今の日本の有名なトップ選手達だった事も大きいです。それら情報は浸透し今では当たり前の様な練習メニューではありますが、フリーサーフィンでのテクニック重視の練習が大半だった当時は、ただただ新鮮で面白い物でした。それら練習内容を活かす為にも、指導者としてコーチングと言う物を学び理解する事は、コーチ、選手お互いのサーフィンへの取り組みにおいて絶対に有効な事です。

1、競技において有効な情報を収集して学ぶ。

2、学んだ物をコーチングスキルを活かして選手に届ける。

3、この作業を、目標に向けてより良く構築できるかどうかがコーチの仕事。

その辺りを1からお話しするのは別の機会と言う事で、今回は過去に担当したYouTubeのコンテンツで、実はその部分を伝えられる内容があるので掘り下げて説明して行きます。

FUNRAIDEサーフアカデミー

動画の中で、サーフィンをしている人に向けて、「なぜサーフィンをしているのですか?」と言う問いかけをしていますが、これは、プレイヤーサイドだけでなく指導者側にも当てはめる事のできるフレーズです。「なぜ指導者をしているのですか?」これが明確にあるかどうかが後々に大きく響いて来るはずです。特に継続して練習に関わるには、信頼関係も含め重要な物になって来ます。

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