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MINI(f55)にヒッチメンバー装着・前編

車内積み派の私が「ヒッチメンバー」を付けるまで

そもそも私は今まで車を選ぶ際に何を「基準」にしてきたのだろうか?私が最初に手に入れた車は「トヨタ・ターセル(ジョイナス)」。学生の頃に、知人の親が乗っていた車を処分するという事で引き取った1台だ。これにルーフキャリヤを付けて屋根に自転車を積んで後部座席に荷物満載で合宿や遠征にフル活用した。速さとかカッコよさとか全く無縁だったけど、学生時代の自分にとってはとても大切な車だった。

ん?なんだ、いきなりルーフキャリアじゃないか!

次に手に入れたのが「ホンダ・プレリュード」(リトラクタブルライトのクーペ、4WS)。これは父親の知人が10年ほど所有していたが乗らないので処分するという事で名義変更など自分でしてくれたらタダで良いよと言って頂き陸運局デビューを果たした1台。屋根付きガレージ保管の10年で走行距離5000kmという学生当時の自分にしてみれば、ほぼ新車みたいな車だった。この車はトランクも広かったので自転車はトランク内に積み込むようになった。

ここからが私の「車内積み」生活の始まりだ!

大学も卒業し自分で車を買おうと思った時に最初に思い浮かんだのが「自転車が車内に積める事」だった。候補に挙がったのが「VWゴルフⅣ」。ハッチバックで荷室のスクエアな形状が自転車を車内に積みやすそうというのが最大の理由(最初に乗ったターセルのハッチバックの影響が大きかったと思う)。しかし、当時ゴルフⅣで国内展開していたのは4ドアだけだった(ような気がする)ので、ターセル→プレリュードと「2ドア」を乗り継いできた自分にとってはなかなか決断しきれず迷っていた。そんな時に見つけたのが、同じシャーシに同じエンジンを積んだ「AUDI A3 1.8T」だ。当時のAUDIの国内イメージはメインにベンツを乗る家庭の「奥様買い物車」で、4色あったボディーカラーの中で売れていたのは赤・シルバーがメインで黒が少々・・・という感じだった。ディーラーで営業さんに「青(コーンフラワーブルー)で!」と言った時の「え?本当に?」という反応は今でも忘れない。営業さんも実際に見たことがない色だったようだ。2ドアのハッチバックで荷室がスクエア・・・好きな青色・・・最高!(この時、最後まで悩んだのが同じAUDIの「TTクーペ」)

それ以降、車を乗り換える際に最初に頭に思い浮かぶのは「自転車が車内に積めるのか?」「車内に積んだ上での使い勝手」だ。2ドアのハッチバック好きなのは、若い頃の車歴の影響なのだろうか?

そんな期間を経て、特に自転車を積むこともそれほど考えなくなっていた時に、久しぶりに私の脳裏に「自転車をどう積むのか」問題がよぎったのが昨年の夏ごろの話だ。

MINI ONE がウチにやってきた!

私の元にMINI ONE がやってきたのが昨年の半ばごろだった。娘が結婚を機に車を乗り換えるというので購入時に一緒に選んだ思い出と共に引き取ることにしたのだ(ローンの残債ももれなくついてきた汗)。

このMINI ONE は一生乗り続ける!
...つもり
(今までの車もそう言ってたような気もする汗)。

MINI ONE (f55) 2018年式 ヴィクトリア
MINIのベーシックグレード ONE に少し機能が充実した限定モデル
購入時にMINIが乗りたいという娘とディーラーに行き「クーパー?何それ?赤が良い」という娘に「購入後のメンテナンスとか考えたら新車が良い」「やっぱり2ドアがカッコいいんじゃない?」「ディーゼルなんか面白そう」と娘そっちのけでカタログを見て気になったCOOPER D 2ドアを猛烈にプッシュしたが却下され手堅く4ドアのベーシックモデルが選ばれた1台。
赤黒のツートンカラーが良いというので、ルーフはブラックにラッピング、ミラーはブラックに交換した仕様となった。それ以外はノーマルのまま。

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1年ちょっとしか乗っていないからまだまだキレイなMINIを娘から引き取り色々と使い勝手を試していた時に今迄自分が車を選ぶ際に真っ先にチェックしていた点が気になった・・・荷室だ。

4ドアもまぁ良い。ハッチバックなのも良い。問題はそこからだ、荷室が(自転車を積むには)狭い。後部座席を倒すと荷室内に段差が出来る。前輪を外したロードバイクを積み込んでみるが、積みづらい・・・天井や壁をチェーン油ですぐに汚しそうだ。この車は一生乗る(つもり)ので、キレイに乗りたい。

・・・車外積みするか!

車に自転車を積む【車内】【車外】

自転車を車に積む方法として【車外】【車内】の二通りがあると思うが、今まで自分の車では【車内】に積んできた。というよりも、車を選ぶ際の基準に自転車の積載性が上位ランクインしていたので【車外】に積む事について今迄特に調べた事もなかった。

自分が今関わる自転車クラブではレースに向かう移動の際に沢山の自転車を持っていく必要がある。一人2台に予備の自転車まで用意する事もある。そして、大量のホイール・・・それらを効率よく運ぶのに適した車と言えば、そうトヨタハイエースだ。自転車レースの会場は屋根に自転車を満載したハイエースだらけになる。なので、ハイエースへの自転車積載方法にはそこそこ詳しくなった。それでも基本的に車内に積めるなら車内に優先的に積みたい派だ。

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隙間なく次々に屋根に自転車を積んでいく作業はもはや職人技。

また、ロードレースで選手たちの後ろを走る時はルーフキャリアに自転車を積んで山道をかなりのスピードでかっ飛ばして走ることもある。今のルーフキャリアはフレームをガッチリと掴んで固定するものが主流でかなりの安定感があり「自転車が落ちるかも??」という不安は全く感じない(自転車を積んでる事を忘れて?かっ飛ばしてるけど今迄問題はない)。

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ニュートラルサポートカー(共通機材車)のキャリアはワンオフのオーダーメイド製で車種に合わせて効率よく自転車・ホイールを積めるように工夫が凝らされている。

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日本国内のレースではチームカー(スバル・レヴォーグ)を用意して貰え、市販のルーフキャリアが装着されている事が多い。これに2-5台を載せてレースを追走する。荷室にはクーラーボックスにホイール、レース後に着るウエアなどが積まれている。

ルーフキャリアの利点
・種類が豊富(適応車種も多い)
・装着が簡単

ルーフキャリアの問題点
・全高を意識して運転する必要がある。
・夜など走ると自転車が虫で汚れる
・自転車を屋根の上まで持ち上げないといけない。

トゥバーか?ヒッチメンバーか?

ココからがやっと本題・・・
MINI自体の荷室はそれほど広くなく、後部座席を倒した時も段差が大きくあまり自転車を車内に積むのには適していない。自転車2台と荷物を積むのはほぼ無理だろう。
簡単にルーフキャリアを付けて積むというのは面白くもなく、ついつい車後部に横積みするリアキャリアの導入の検討を始めてしまった。

リアキャリアを付けるには自動車側に“受け”となる【トゥーバー】もしくは【ヒッチメンバー】を付けなくてはいけない。

欧州車なのでトゥバー?と思うものの、やはりサイクルキャリア以外のアイテムを付ける可能性を考えるとヒッチメンバーの方が断然選択肢が多い。

ちなみにトゥバーで検索して見つけたのがこちら

http://www.towbarshop.com/?fbclid=IwAR1Gn4139LOhFttWtQtfuRjGbE8yn16KI7qICcj1-vI9lVrGF-Aao04zeG0

ヒッチメンバーについては、手軽に見つけられて国内流通もしているアメリカのCURT社製のものを検索

https://item.rakuten.co.jp/autoproz-usa/curt-114173/

取付け条件に【ディーゼル車は不可】【スペアホイール装着車不可】とある(ディーゼルにしなくてよかった・・・)。

なんとか、それらの条件はクリアしているものの気になる点が一つ・・・
どちらも適応年式2014-となっている・・・。

MINI(f55)前期・後期

MINIは2世代目まで5ナンバーだった車体が大きくなり2014年に3ナンバー化して3世代目となった。2014-2017年までが前期で2018年~が後期と言われる。後期はリアランプが英国国旗がモチーフになっているのが特徴(ドイツ車だけど・・・)。

ウチのMINIONEは2018年式なので「f55の後期モデル」となる。ちなみに3ドアは「f56」。

さて、困った。ネットで検索掛けても「f55 2018-」対応のヒッチメンバーが見つからない。どれも前期の年式ばかり出てくる。国産車だとマイナーチェンジでこんなところも取付け形状が変わってたりする事もあるので、怖い。しかもヒッチメンバーだと適応が「MINI COOPER」とある、それまた怖い。

MINI ONE(f55)後期モデルにはヒッチメンバーは取り付けられないのか??

悩むこと数分…「ま、とりあえず買ってみるか!」とポチっと購入ボタンを押した。

当初、船便で1か月ほどで届くという事であったがどうやらコロナの影響もあり遅れるそうで都合2か月ほどで手元に届いた。

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後編へ続く・・・



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