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九州女子翼オフィシャルブック 『FLIGHT LOG』未収録インタビュー特別公開

福岡を拠点に全国へ、そして世界へと羽ばたくガールズグループ、九州女子翼のデビュー5周年を記念して、九州女子翼オフィシャルブック『FLIGHT LOG』が発売されることとなりました。メンバーへの個別ロングインタビュー、メンバー全員による座談会形式のインタビュー、所属事務所ITR entertainmentの吉田格代表取締役、そしてデビューより九州女子翼の全楽曲を手掛けてきた筑田浩志サウンドプロデューサーへのインタビュー、さらには様々なデータや貴重な写真などがたっぷり掲載された濃密なこのオフィシャルブック。12月25日にZepp Fukuokaで行われる主催ライヴ『Kyushu Girls Wing vol,9〜2022→2023』より物販にて販売開始されます。
そこで、発売に先駆け気になる中身をチラ見せ!といきたいところですが、少々勿体つけまして中身は見てのお楽しみ!  その代わりに、ページ数の関係で書籍に掲載出来なかった部分のごく一部を公開させていただくことにいたしました。まだ核心には触れていない“ウォーミングアップ”的な内容ですが、ゆえに本編への期待感が高まるのではないでしょうか。もちろん本編では、さらに濃厚なインタビューがたっぷりと掲載されております。
その気になる内容は:

・実玖、詩絵里、鈴川瑠菜、花音の個別インタビュー
・メンバー全員インタビュー
・九州女子翼年表
・定期公演セットリスト
・カラーグラビア
・吉田格(ITR entertainment代表取締役)インタビュー
・筑田浩志(九州女子翼サウンドプロデューサー)楽曲解説インタビュー
・ディスコグラフィー
・九州女子翼からのメッセージ

九州女子翼の5年の軌跡が、さらにはそれ以前のメンバーの生い立ち、吉田社長の理念とそれらが形成された過程、筑田浩志プロデューサーの楽曲に込めた想い、などがたっぷりと綴られています。
ぜひ会場などでお買い求めいただきますよう。

では、九州女子翼オフィシャルブック『FLIGHT LOG』未収録インタビュー。お楽しみください!


  
【実玖】

ーー社長から怒られることって、あまりないですか?
実玖:I’S9の時は結構ありました。今はそれに比べたら少ないですね。私、怒られるのめっちゃ嫌いなんですよ。すごく苦手で。人より過剰に苦手なんですよ。なので、今は怒られないように先回りするんです(笑)。以前は子供だったっていうのもあって、周りが見えてなかったんですよね。だからよく怒られました。怒られたことってよく覚えてます。

ーーI’S9の時は覚えることも沢山あって、お芝居もしなきゃいけなくて……やはり大変でしたか?それともアイドルとしての楽しさを感じたりすることはありましたか?
実玖:ライヴが好きだなって思いました。平日が稽古で苦しい分、「ライヴがあるけん頑張ろう」っていう感覚がありましたね。ライヴがあるから平日生きていけるぐらいの感覚でした。「あと何日したらライヴやけん頑張ろう」って。

ーーなんかオタクの方の感覚と似てますね。
実玖:アハハ(笑)。

ーーそういう意味では初めてのアイドル活動は楽しかったですか?
実玖:すごく楽しかったですね。スクールの時はライヴが毎週あるわけじゃなかったんですが、I’S9に入ったら毎週あって、こんなにライヴを見に来てくれる人がいて、こんなに名前呼んでくれて…。そんな環境が毎週土日にある、週に2回もあるっていうのがすごく嬉しかったです。

ーー「応援してくれてる」っていうのは、特典会とかで直接話をしたりするとより実感しますよね。
実玖:そうなんですよ。それもすごく嬉しかったです。

ーー大変失礼な物言いになるかもしれませんが、I’S9、いや、あの時はI’S wingになってましたかね、2017年4月3日にITRのライヴを東京の大塚Hearts +というところで拝見させていただき、実玖さんと愛理さんのいたI’S wingもそこで初めて拝見したんですが…。正直、実玖さんの印象があまりないんですよ(笑)。
実玖:私もそのライヴのこと覚えてないです(笑)。

ーーそもそも筑田(浩志)さんに勧められて観に行ったんですが、IsTaRも出演していて、IsTaRはやはり「筑田さんの曲だな」って感じがして印象に残ったんですが、I’S wingは正統派アイドルで、当時の僕は正統派ってあまりピンと来てなかったんですよね。で、その日の僕の日記には「I’S wing良かった」って書いてあるんですが、それだけしか書いてなくて(笑)。九州女子翼として初めて取材させていただいた時も、「あ、あの時いた人だっけ?」って感じでした。あの時の立ち位置ってバリバリのセンターだったんでしたっけ?
実玖:いや、全然そんな感じではなかったです。

ーー一番最初に取材させていただいた時、愛理さんが言ってたんですが、「実玖ちゃんはI’S9の時は割と人の陰に隠れる感じだった」とおっしゃっていました。そうだったんですか?
実玖:アハハ(笑)。そうですね。なんか、I’S9の時は私、グループの中では年齢が低い方だったんですよ。なので、完全にお姉さんたちに甘えてました。ホントに付いていってるって感じでしたね。

ーーライヴが楽しかったとはいえ、自分がガンガン前に出ていくわけではなかった、と。
実玖:そうですね。I’S9の時は前に出ていく感じではなかったです。でも、もともとキラキラ王道アイドルになりたかったんですよ。なので、自分がしたいことができてる感覚はありましたね。



【詩絵里】

ーー初めて取材させていただいたのが、2018年2月25日でしたが、その時はみなさんとても初々しくて。まぁ、詩絵里さんはその頃からメンバーの中では大人っぽかったですが。
詩絵里:そうですか?

ーー他のメンバーはまだ子供だったので(笑)。愛理さんとかまだ中学生でしたよね?
詩絵里:愛理は中学3年生とかでしたね。

ーーなんか、さらに大人っぽくなり、一段とお綺麗になりました。
詩絵里:ありがとうございます(笑)。

ーーで、まずはものすごく大掴みな質問になりますが、ひとことで言うとこの5年間ってどんな5年間でしたか?
詩絵里:ひとことで言うと…。う〜ん……「濃ゆ!」ですかね(笑)。

ーーアハハハ(笑)。確かにそうですね。
詩絵里:いやぁ、ホントに毎年毎年いろんなことが起こりました。フェスに出させていただけるようになったり、遠征も沢山させていただくようになったり、海外にも行く機会ができたり、と活動の幅が広がっていったと感じていた時に、コロナによってそんな環境がガラッと変わってしまって…。まさかこんなことになるとは思ってなかったですね。デビューして2年ぐらいの間は短大生だったので、女子翼の活動と学業とを両立させるのは本当に大変で…。で、短大卒業して「よし、女子翼一本で!」って決めたと思ったら、コロナが流行りだして「おーっと!って。ライヴができなくなって、皆さんとも直接会えなくなって、「わー!」ってなりましたね。ライヴができない代わりに配信を頑張ったり、新しいパフォーマンスの仕方をみんなで考えだしたりもしました。その後もメンバーの卒業があったり、花音ちゃんが加入してくれたり。思い返せば、メンバーの加入や卒業があって、そのたびに4人ヴァージョン→5人ヴァージョン→4人ヴァージョン→5人ヴァージョン→4人ヴァージョンって変わっていったので、新しい曲をどんどん練習していくというよりも、既発曲の新しいフォーメーションをずっと練習していた印象ですね。

ーーなるほど。メンバーが変わるとそのたびに歌割りが変わるわけですもんね。
詩絵里:最初の頃は、私自身は変更もそんなに無かったんですが、4人〜5人という変化が何回か繰り返されたので、もう何がなんだか分かんなくなってきて(笑)。ここ1〜2年の稽古の記憶は、「とにかく作り上げていかないと」って感じでしたね。でも、そんな中でも毎年大きなフェスに出演させていただいて、さらに今年は今まで出たことのなかったフェスにも出させていただいたので、これまで6人のメンバーで九州女子翼を作ってきて、ライヴを頑張ってきてよかったなぁって思いました。

ーー「6人で」っていうのがいいですね。
詩絵里:あぁ…。そう! 香苗ちゃんと花音ちゃんを会わせてみたいんですよ。

ーー二人は会ったことがないんですね。
詩絵里:そうです。なんか、二人にはちょっと似た部分があって。ちょっとぶっ飛んでる感じがあるんですよね(笑)。そんなニ人が会ったらどうなるんだろうって。この間そんな話になったんですよ。「花音ちゃんと香苗ちゃん会わせたいね」って。「会わせたら絶対面白い」って。



【鈴川瑠菜】

ーー思い返せば、2018年3月22日にリモートで初取材をやらせていただきました。
鈴川:はい。取材していただきました。

ーーあの時の印象からちょっと変わったなという感じがします。
鈴川:え?変わりました???

ーー今では「太陽のように明るく」て、キラキラの笑顔をされていますが、最初にインタビューした時はかなり落ち着いていた印象なんですよ。
鈴川:あぁ…。緊張してたんだと思います。取材されるということに全く慣れてなくて…。なので、どうしていいかわからなかったんですよね。

ーーあの時は、お披露目の1週間後ぐらいでしたっけ?
鈴川:えっと、そうですね。お披露目が3月17日だったので、お披露目の5日後でしたね。

ーーその頃にはアイドル活動には多少慣れてましたか?
鈴川:いえ、全然慣れてなくて…。まだ右も左もわからなくて、とりあえずステージに立って、とりあえず覚えてきたことをやる、みたいな。必死で他のメンバーについていってましたね。

ーー取材の時に印象的だったのは、すごく客観的に女子翼のことを見ていて、「ちょっとこういう言い方は語弊があるかもしれないですが」と断りつつ、「もっと売れるべきだ」「こんなところに留まっていていいグループじゃない」とおっしゃっていました。あと、ご自分のことも、後から動画を見返すと「マイクの位置がズレていた」「声を拾っていなかった」「動きが小さい」といったように冷静に分析され、客観的な意見をおしゃっていました。冷静ですよね。
鈴川:そうですかね〜。どうなんだろう…。あまり自分で冷静を思ったことはないですね。

ーーまぁ、初めてステージに上がる時は誰しも舞い上がると思うんですが、でも、こういう感想が言えるということは冷静な部分もあるのでは?
鈴川:そうですねぇ。そうだったのかもしれない……ですね(笑)。

ーー当日のことは覚えてますよね?
鈴川:断片的にしか覚えてないんですよね。ステージに立ってる時のことは全く覚えてないんですが、ステージ前の緊張だとか、今から出るぞ出るぞ出るぞっていう瞬間のことははっきり覚えてます。ただ、ステージに立ってる間のことは何も覚えてないんですよね。

ーーでも、そういうものかもしれないですね。で、その取材の時にはそれまでのこともお話しいただきました。剣道やエアロビをやっていたとのことで…。あと、茶道もやられていたとのこと。
鈴川:中学校から高校にかけての4〜5年ぐらいか華道をやっていて、あと、茶道も部活で少しやってました。

ーーアクセサリー作りもやられていますが、手先が器用で、創作活動がお好きなんですね。
鈴川:そうですね。デザイン系に進みたくて、美術系のデザイン科がある高校に進学したんですよ。自分の手を動かして何かを作るっていうのがすごく好きで、今、「Luna・Bell」というアクセサリー・ブランドを立ち上げて、アクセサリーを作ってるんですが、それ以外に趣味でも常に何かを作ったりしていますね。

ーー思えば、最初のインタビューの時にそういうお話もしましたよね。アクセサリーを作るの好きだとお聞きして、「じゃぁ、作って物販で売りましょう」みたいなご提案をしました(笑)。
鈴川:まさか、それが叶うと思ってなかったですね。



【花音】

ーー他のメンバーには何度も取材させていただいたんですが、花音さんとこうしてじっくりお話しするのは初めてということで、まだまだ謎が多いですが、いろいろと話していただければと思います。
花音:はい。

ーーで、花音さんの印象なんですが、めっちゃしっかりしてますよね。
花音:えーっ、そうですか?

ーーステージ上での振る舞いとかにはまだまだ初々しさもありますが、例えば、TIFの『私、アイドル辞めます』出演者お披露目ステージでのしっかりした発言には驚きました。普段のライヴでのMCなどでも感じられますが、考え方もしっかりされてますし、それを的確に言葉にできるのもすごいと思います。
花音:そうですね〜。でも、ファンの方にも「言葉の選び方が独特で、すごく心に刺さるものがある」って言っていただくことが多いです。

ーーでは、他のメンバーについてどう思っているのか、ひと言おっしゃっていただきたいのですが、まずは実玖さん。
花音:実玖ちゃんは、最初に出会ったのが『私、アイドル辞めます』だったので、第一印象はもう「顔が可愛い」「美人すぎる」でした。でも、あの美人なお顔なので中身はクールというか、あまり人と話さない感じなのかな、と思ってたら、フニャフニャで(笑)。大きく口を開けて笑うじゃないですか。なので、第一印象の「強そう」みたいなのはすぐに無くなって、意外と話やすい人なんだな、って思いました。で、グループに加入してからは、さらにフニャフニャ感を感じます(笑)。でも、ライヴになると表現力がすごくて、最初にライヴを見た時も実玖ちゃんをずっと見ていたぐらいカッコいいって思いますし、女子翼のことに関して言えば、頼れるお姉ちゃんみたいな存在ですね。映画でも姉妹役だったので。お互いにイジったりイジられたりしてます(笑)。

ーー詩絵里さんはいかがですか?
花音:女子翼に入った時から詩絵里ちゃんにはずっと頼りっぱなしで。「詩絵里ちゃんに聞けばなんとかなる」みたいな。私のことを一番可愛がってくれるし、イジってくれるし、私もイジりやすいし。詩絵里ちゃんがいたから自分の素を出せるって思いますね。ホントに“柱”だなって思います。

ーー鈴川瑠菜さんは?
花音:女子翼に入ることになって、動画を漁ってライヴを観るようになってから、「あ、私、るなちが一番好きかもしれない」って思っているんですよ。るなちの歌声めちゃくちゃカッコいいなって思って、それで好きになって。で、結構クールな感じなのかなって思ってたんです。顔は丸いですけど(笑)。でも、一番明るくて。それに、もう歌が上手くて。なんか、はい、私、るなちの顔が個人的にすごくタイプなんですよね。それに、元気だし素直で明るいじゃないですか。そういう子大好きなんです。普通に可愛いです(笑)。




九州女子翼オフィシャルブック『FLIGHT LOG』

・実玖、詩絵里、鈴川瑠菜、花音による個別インタビュー
・メンバー全員インタビュー
・九州女子翼年表
・定期公演セットリスト
・カラーグラビア
・吉田格(ITR entertainment代表取締役)インタビュー
・筑田浩志(九州女子翼サウンドプロデューサー)楽曲解説インタビュー
・ディスコグラフィー
・九州女子翼からのメッセージ
全162ページ

著:石川真男
価格:3,300円(税込)
発売日:2022年12月25日

<販売場所>
・九州女子翼各種イベント会場
・九州女子翼公式通販「万屋」
・HMV&BOOKS HAKATA店(限定記念トレカ付き)
・HMVエソラ池袋店(限定記念トレカ付き)



九州女子翼オフィシャルブック『FLIGHT LOG』は下記のライヴより物販にて販売されます。

◆12月25日(日)
Kyushu Girls Wing vol,9〜2022→2023
会場/Zepp Fukuoka (福岡市中央区地行浜2-2-1)
時間/開場:13時30分 開演:14時
https://tiget.net/events/216598


◆12月31日(土)
Kyushu Girls Wing vol,10~2023 COUNT DOWN
会場/Beat Station(福岡市中央区渡辺通4-11-4)
開場:17時30分 開演:18時
https://tiget.net/events/220701

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