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p.3|じぶんごとの社員大学

アウトプットを楽しめる場所

私が創りたいと思っている「社員大学」は、一般的な社内大学とは大きく異なる個性があります。

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一般的な社内大学は、社員教育のために会社が主体となって設立し、教師と生徒という関係性のもとで知識をインプットする場であることが多いと思います。また、そのインプットの内容については、業務遂行に必要な知識をリストアップし、それをカリキュラム化したものが多いと思います。言い換えると、今ある仕事を生産性高く遂行するための「まじめ」な場が多いと思います。

私の描く「社員大学」は、そもそもの発想が「社員の創造性」を守り育てる場所を創りたいというところから始まっているため、少し個性が違います。日常のルーチン業務とは別のところにある、誰でも区別なく平等に参加できる青空のような学びと交流のプラットフォームです。そこには教師はおらず、お互いに学び合う生徒しかいません。志高い社員が自主的に学ぶ組織体です。

また、インプットの場という役割ももちろん果たしながらも、特に「アウトプット」に強いこだわりがあります。株式会社(営利企業)の内部では、アウトプットは常に投資回収のフィルターにかけられ、そのほとんどが実現することなく失われる傾向にあります。リスクがあるとか、大きな収益が見込めないとか、過去に同じようなことを既にしたことがあるとか、他社が同じことをしてないのであればまだ大丈夫とか、様々な理由でアウトプットすべきではない理由が並べられ、その結果として創造の種は失われていきます。

社員大学ではアウトプットする時点ではあまりハードルを設けず、むしろ遊び心のあるワクワクするようなアウトプットを歓迎します。失敗を責めず、まずその前の行動やアウトプットしたことの事実を評価します。

社員大学は「楽しい」場所であるため、社員による、社員のためにあるという「じぶんごと」に感じて参加できるすごく大切だと思っています。

※アウトプットを大切にしながら組織としての創造力を高めていくというアプローチについては、デザイン思考と重なるところがあります。

以上


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