「勝楽寺城址」に登ります

画像1 近隣の甲良町にある勝楽寺城址に登ります。標高は317mで思ったより急な勾配を登りますが、40分ほどで山頂の城跡に到着します。途中で、平四ツ目の家紋の形をした造形物に出会います。ソーラー発光設備で、夜には麓からも見えるように細工がしてあります。そういえば、甲良町と関係の深い尼子氏の家紋も、これだったかな・・・?
画像2 城跡には説明板が立っていて、佐々木道誉の領地と館を守護するため1368年に築城されたとあります。
画像3 そして、畝状竪堀・礎石・石垣などが残っているとありますが、築城から650年以上経過し落葉・樹木などに覆われていて、はっきりは確認できませんが、これは石垣が崩れたのでしょうか・・・? ところどころに竪堀も確認できますが、どこの山城と同様に整備されているわけではないので、なかなかはっきりとは見えてきません。しかし、山城の雰囲気は十分に満喫させてくれます。
画像4 登城する前に、麓の勝楽寺に参拝します。佐々木道誉を開祖として創建され、道誉の菩提寺だそうです。
画像5 境内には、佐々木道誉(京極高氏)の墓があります。南北朝動乱期の近江守護で、室町幕府初期の主要な幕臣、婆娑羅・バサラ大名として知られています。調べてみると、婆娑羅とは、先例無視・傍若無人・派手な生活を送る武将のことだそうです。
画像6 麓の登り口には、コースの説明板があり登って行きますが、往復で1・5時間~2時間とあります。私達は1・5時間で下山してきました。よく整備されていて、手軽なウオーキングコースです。
画像7 道中に経塚があります。道誉の第三子高秀が、父の菩提を弔うため諸大名を集めて法要を行い、法華経の経文を石に書いて穴に埋めて弔ったとあります。
画像8 また、狐塚もあります。狂言「釣狐」発祥の地だそうで、「釣狐」のストーリーの説明がされています。
画像9 山頂からは、真正面に荒神山、そして田畑や集落が広がっています。どこの山城もそうですが、適地を選び実によい場所に陣取っているものです。
画像10 山中は、樹木が生えていますが、地元の人たちによって、実に歩きやすく整備されています。快適な城址巡りになりました。

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