【ネタバレあり ライブ感想文】Crossfaith✖️凛として時雨「Japan Tour 2024 - Departure -」@ Zepp Sapporo 2024.1.20(土)
こんばんは。シリアスファイターです。
今回はCrossfaithのライブツアーの初日、札幌公演のライブ感想文です。
例によって継続中のツアーで、今後セットリストがどうなるか不明ですが、以下の文章では一通り演奏曲に触れた記述が姿を現し続けますので、今後ツアーに参加する予定の方は閲覧要注意でお願いいたします。
それでは。
昨年の11月中旬、私のX(旧Twitter)のタイムラインに突如姿を現したのは、我が青春の凛として時雨、札幌降臨のアナウンス。
どうやら以前、その壮絶なライブパフォーマンスをたまたまYouTubeで拝見し、あまりの音の重厚さと激しさに開いた口が塞がらなかったメタルコアバンド、Crossfaithのツアー、札幌公演の対バンでの出演とのこと…。
…うーん…(翌日)…(ポチ)🎫
…やだ!チケット取っちゃった私!!🎫
凛として時雨は私にとってオリンピック並のスパンでないと見ることが叶わないバンドになっていたので、見れると分かってから行動に移すまでは、どうやら無意識レベルで動くように心と身体の処理システムに組み込まれていたようです…全く私ったら…ぬかりない。
そんな茶番を自己完結で繰り広げつつ、久しぶりにその存在を思い出したCrossfaithのライブも体感できるまたとない機会。
サブスクで音源に触れてみると、ほぼ終始デスボイスで、重低音がうねりを上げ続ける迫力たっぷりのラウドな音像がズンズンと身体を駆け巡ります…これは…どうなっちゃうんだライブで!!
こんなことでもなければ、おそらく積極的に聞くことはなかったCrossfaithに初めましてできるまたとない機会にも恵まれ、大興奮の1月中旬。
衝撃のライブバンドの激突を目撃するため、Zepp Sapporoへ突撃した記録です。
①凛として時雨
いつもの時雨ワンマンであれば、少し不穏で静謐なBGMが流れ、緊張感が漂うのが会場中の時間ですが、今日はCrossfaithのツアーということで、開演前に流れるのは、パンクやメタル、エレクトロなど、Crossfaithを構成する要素を持つ楽曲たちで、高揚感が充満しているZepp Sapporo。
予定時刻を5分ほど廻ったところで、いつも通りの不穏なSEとともに3人が淡々と姿を現し、中野さん(ドラムス)が挨拶変わりに力強いドラムをドシャメシャに打ち鳴らすと、フロアは直ちに歓声に包まれ、チューニングばっちりのご様子…!
準備完了のTKさん(ボーカルギター)が奏でる、美しいディレイのかかったギターが聞こえたその瞬間から、気付けば会場の雰囲気はいつもの時雨と変わらない、静かで激しい狂気の世界へと変貌を遂げていました。
この密室で、ライブハウスで、日常では曝け出せない脳内の景色を、ぐちゃぐちゃに鮮やかに、冷静かつ激しく見せてくれる、私の大好きなロックバンドの先制攻撃…!
後にCrossfaithがMCで触れていましたが、今日は時雨のライブを初めて見る人が大半だった会場。
曲始まりで歓声が起きるものの、その後は凄まじいプレイとシャウトが続く展開に、呆気に取られ立ち尽くす人が続出する中、1サビ前で早速ドラムセットから立ち上がって、グルグルと手を振りながらお客さんを煽り立てる中野さん…!
誘われるように、未知の興奮が会場を支配していきます…!
このフレーズとともに、虹色の照明がステージ上を、横に駆け抜ける様を見ながら、自分の中にある色んな気持ちを、今日も凛として時雨がグチャグチャに暴きに来てくれたんだと勝手に嬉しくなって1人で零していました。
曲終わりのギターノイズを引きずり、緑の照明が飛び交う「laser beamer」でも、とかくそのプレイは冷静に見えるのに、照明以上に飛び交う音の光線に、凛として時雨というバンドを知りたいお客さんも、その実像を捉えるのは困難極まりなかったのではないでしょうか…!?
混乱と興奮が続く脳内に、更なる揺さぶりをかける「竜巻いて鮮脳」。
耳栓をしていても聞き取れない終盤の轟音とシャウトで、会場中に音の竜巻を起こす様は相変わらず圧巻…!
このバンドが好きか嫌いか、どんなお客さんも本能レベルで理解するにはこれ以上ない3曲で、激しすぎる自己紹介を終えると、TKさんが口を開きます。
「初めまして、凛として時雨です…!
今日はツアー初日を、ブチ上げに参りました…!
最後まで楽しんでいってください!」
静かな口調はいつもながら、TKさんの言葉と語気には、いつも以上にポジティブな生命力が宿っているようでなんだかとても楽しそう…!
そのまま再びギターノイズが漏れ出すと、再びギター始まりの曲と見せかけて…345さん(ベース)の渋すぎて太すぎるあのベースラインが…!
先ほどまでの自己紹介の結果、時雨の音楽に魅了された人も多かったと確信できたのは、この曲になる頃には、先ほどまでの倍以上の手が上がっていたからです…!
サビ前、TKさんによる瞬間のシャウトに、演奏の爆発力も増していくよう…!!
前曲でもそうでしたが、今日はとにかく煽る場面が多い中野さんは、「Telecastic fake show」の歌い出しで、またまたドラムから立ち上がり、両手を大きく前後に動かして「こっちにこい!!」とばかりに、さらにフロアを煽り立てます…!
衝撃と衝動が全身全霊で駆け抜ける4分30秒を終え、曲終わりも滾る気持ちを抑えきれず叫ぶTKさんと、ピョンピョンとその場で飛び跳ね楽しそうな345さん。
鳴らす音はカオスそのものでも、ステージを包むエネルギーはポジティブそのもの…!
ここ最近の時雨のライブであればこのまま「感覚UFO」あたりが襲来する流れですが、ここで来るのは、スタイリッシュで華麗なのに、破茶滅茶な中野さんのメタルスティックプレイが炸裂する「nakano kill you」…!
これは久しぶりすぎてアガらざるを得ません…!!
ドラムソロから何から常人じゃない手数を、職人芸のように冷静に、熱く叩きつける中野さんに開いた口が塞がらない中、メタルバンドであるCrossfaithへのリスペクトを込めたようなメタル選曲(と私が勝手に思い込んでいる)に歓喜と興奮は収まりが尽きません…!
中野さん
「こんばんは!!凛として時雨です!!!
声ちっちゃくないですか!!??
こんばんは!!!!!!!」
曲の勢いそのままに、バンドの生命力の権化である中野さんによるMCタイム。
「今日はCrossfaithに呼んでもらって、札幌でライブできてます!
半年前に、僕らの企画で出てもらって、「今度は俺らが呼びます。」って言ってくれて。
酒の席の勢いもあったからどうなのかな?と思ってたら、半年しか経ってないのにツアーに呼んでくれたCrossfaithって、すごいバンドじゃないですか!?」
この後、TKさんが、ソロでもお世話になっているというドラムのTatsuyaさんからオファーの電話があったこと、電話を受け即座にOKしたというエピソードを話してくれたことからも、Crossfaithとの信頼関係がたくさん見えたこの時間。
時雨だけでなく、Crossfaithへの惜しみない感謝を込めた歓声と拍手が会場に響きました…!
そこから続くは新曲、「狐独の才望」。
私はライブで聞くのは初めてでしたが、サビは静かに囁くような歌メロが際立つ演奏で、この早いテンポでは珍しい(?)くらいに、透明な清涼感を感じることに改めて気付きます。
なんだか爽やかな風の匂いすらしてくるような疾走感…。
真っ白な照明がステージを満たす中、TKさんによる渾身のシャウトと、切り裂くような鋭い演奏が何度も交錯する終盤の展開にカタルシスを感じ過ぎた「アレキシサイミアスペア」。
これだけのキャリアがある時雨の中でも、新曲に部類される2曲が連打された終盤。
その姿が、音が、何も変わらずかっこ良すぎたと感じる、感情も、心もまだここにあることを認識できただけで、今日この場に立ち会えた意味としては充分でした。
「次で最後の曲です。
この後、Crossfaithが出てきますので…最後までブチ上がってください…!
凛として時雨でした。」
ゆっくりと薄暗い青が広がるステージは、イントロの漂うようなギターの音色とともに、ゆっくりと真っ赤に染め上げられます。
ラストは「傍観」。
サビになる頃にはステージにスモークが焚かれ、煙と逆光の照明でほとんど何も見えないステージと轟音を見つめ、受け止めた先にあるのは、自分自身の見たくもない、思い出したくもない記憶や景色ばかり。
何もできない自分自身の歯痒さ、もう心が動かなくなった自分自身そのものを叩きつける内に、底から、内から沸々と湧き上がり最後には過激に大爆発する音像に私から溢れるものが止まらなくなるのは、そこに私の感情があるからです。
345さんがブンブンと叩きつける基本のベースライン上で、最後にはドラムをぶっ叩き続けるピエールさん、「知らない」、「見えない」がそのうち言葉にならないシャウトの連発になり、ステージ中央でギターを弾き狂うTKさん。
最後にはニコッと笑ってピックを投げ、身につけていたCrossfaithのTシャツのロゴをグッと両手の親指で指しながら、そのノイズだけが会場を満たす中、ステージを後にしたTKさん。
一曲目から終始、私の脳内にある、見せたくないけど曝け出したい全てを、剥き出しの音で鳴らして、心をかき乱し続けてくれた私の青春は、今日もその衝撃とノイズだけを会場に残して、静かに去っていきました。
②Crossfaith
スタート前に、ステージ前には黒幕が掛けられ、全貌が見えない中20分程度の転換時間をを経て、満を持して会場が暗転。
ゆっくりと黒幕が上がる中、ステージ上にはアンプが横一面に隙間なくずっしりと積み重ねられたようなセットが設けられ、その上にドラムと、このバンドのエレクトロサウンドの核となる装置が鎮座しています。
ステージ上のバックドロップに掲げられた巨大なバンドロゴが光り輝く中、Teruさん(プログラム•ヴィジョン)を筆頭に、メンバー1人1人が中央のお立ち台に姿を表すと、その度に地鳴りのような歓声が…!
最後に、真っ赤な巨大フラッグを携えて、登場したKoieさん(ボーカル)。
「新曲やります。」
一瞬の沈黙からまさかの宣言に思わず上がる大歓声に包まれる中、Crossfaithの2024年一発目のライブは、ここにいる誰もが初めて聞く新曲から幕を開けました…!
Tetsuyaさん(ドラムス)による大迫力のタムとスネアが扇動する中、終始お立ち台で弾き倒されるギター、強烈に奥底から煮えたぎったデスボイスが、次々と繰り出される目まぐるしい展開。
Koieさん
「新曲だろうと関係ないやろ!?
来いよ札幌おおお!」
既にフロア前方はモッシュやダイブの嵐…、新曲だろうがお構いなしで、この音が目覚めさせた本能を止めることは不可能…!
でも、ただただ暴力的なだけではないことが分かるのは、続く「Freedom」のイントロから溢れる圧巻のアンサンブル…!
ただただ音が「重い」だけじゃなく、その重さが渾然一体で襲いかかって生じる熱が、あまりにも気持ち良すぎる…これがメタルのライブか…!
時雨のライブから立て続けで、とてつもない音の情報量に頭が混乱する中でも、無意識で思わず、「凄い…」と曲終わりにつぶやいてしまったこととその感情だけは鮮明に思い出せます…!
すると今度は人差し指を立てて、目の前でくるくると手を回し始めるKoieさん。
私でもそれがサークルモッシュの合図だと瞬時に理解できた時には、前方に綺麗なサークルピットができていた中、ブルンブルンとエンジンをかけるようなギターリフを皮切りに、次の瞬間にはフロアが渦を巻いていた「Jägerbomb」…!
この曲だったかもう忘れてしまいましたが、後ろにいたはずのTeruさんも気づけば客席にダイブしていたような…?
いつも以上に記憶の混濁が激しい中、フロアに吹き荒れる突風と爆音の熱は最早超常現象…と言いたいところでしたが、間違いなく現実の、ライブハウスでの圧倒的事象です…!
「地獄に堕ちましょう…!」
えっ!?
この曲をやるなら終盤なのではと勝手に思い込んでいたら、聞こえてきたエレクトロサウンドは、「Countdown To Hell」 ということは、4曲目にしてZepp Sapporoは地獄行きが確定…。
真っ赤な照明が高速で点滅する中、強烈なツーバスと絞り出すようなデスボイスを筆頭に、溢れ出すラウドの地獄絵図に、サークルもウォールオブデスも止めどなく沸き起こるフロア…!
2階席にいるはずの自分も、そのフロアに、戦場のど真ん中に引き摺り出されるその剛腕振りに感服…!!!
曲が終わり、照明が真っ暗になる瞬間まで、このまま音のマグマに浸かり続けて茹で上がってしまいそうでした…。
そんな私を見兼ねた訳ではなく、明らかに最前線にいるモッシュピットのフロアのお客さんに、ここで前に出てきたTatsuyaさんから、ペットボトルの水が噴射されます、地獄に一雫もたらされる恵みの雨…!
ここでKoieさんによるMCへ。
「Tatsuyaの聖水、ちゃんと受け取ったか!?
今日が2024年、Crossfaithのライブ初めです!来てくれてありがとう!!
11月くらいからずっと曲作りしてて、久しぶりにライブしたら…めっちゃ気持ちええな…!!」
「凛として時雨、やばかったやろ!!
あんなにスクリームしながら、あんなギター弾いて…袖で見てて開いた口が塞がらなかった…(ポカーンと口を開けるKoieさん笑)。
なのに、MCになるとヘロヘロで笑、TKさんのそういうとこが好きです笑」
凛として時雨とできる今日のライブが早くも楽しくて仕方ない様子のKoieさん…!
そんな高揚感そのままに、今度は「飛べますか、札幌!?」とジャンプの荒波を巻き起こす「Wildfire」で、大きく会場が揺れます…!
ここからしばらく、私は初めて聞く曲が、会場に破壊の限りを尽くす様が続きました。
先ほども書きましたが、激しく記憶が混濁していたのでハッキリとしたことはあまり思い出せず、ただ相変わらず、モッシュにダイブにサークルにヘドバンに、いわゆる「危険行為」とみなされているライブハウスでの事象は変わらずに起こり続け、ギターの方も客席にダイブしていたような気もしますし、Koieさんも「まだ行けるだろ…!?歌えるだろ…!?」と煽り続けていた気がします。
それでも一切息切れせず、その猛きバンドサウンドは「強弱」という概念を忘れて「強強強強強強強強…」と音圧を上げ続ける一方。
あまりの衝撃に、開いた口がいつまで経っても今日は塞がりませんでした…。
「メンバーと、北海道で、札幌でライブをやるなら、この曲はやりたいって話してました…!」
Koieさんの言葉とイントロから歓声が上がった「Scarlett」も、同じく初めて聞く曲でしたが、この曲が個人的なライブのハイライトでした。
間奏部では頭上のミラーボールが回るだけでなく、ステージ上の他の照明もミラーボールを照らし出すことで、一点集中の激しい光に包まれるライブハウス…!
猛吹雪の中、気高く、鋭く、何かに立ち向かい続けるような、美しくて激しすぎる音に満たされる景色はあまりにも壮観で、確かに北海道で、今の季節だからこそ全身で受け止めたい一曲でした…!
曲が終わると方々から、「ありがとう!」「最高!」との声が飛び交う中、
Koieさん
「お前らが最高やから、俺らが最高やねんで…!
で、俺らが最高やから、お前らが最高なんや…!
なんか小泉構文みたいになったけど笑
本当にありがとう!!」
お客さんとバンドの信頼関係が生むライブハウスの空気に、圧倒されっぱなしだった私も自然と暖かい気持ちにさせられました…!
バンドの近況報告も挟みつつ、ある意味ホッとできた時間はこの一瞬のみ。
Koieさんの煽りとタイトルコールからスタートする終盤戦一発目が「Monolith」で、あの強烈な電子音が鳴り響いた瞬間の高揚感とトリップ感は最早犯罪級。
新たなる災害の火種となった音と声の猛乱射で、音と心と身体が瞬時に燃え上がるライブハウスは再び戦場と化します…!!
その後…だったかその前だったか覚えてませんが、KoieさんはTeruさんから渡されたイェーガーの酒瓶を、フロアからのオイオイコールとともに一気飲みするという、現実の飲み会で遭遇したら恐ろしくて震えが止まらない光景も含めて、やっぱりこの人たちはとても怖い人なんじゃないかと思っても不思議じゃない状況でしたが、それでもここまでに感じたその音と人柄を踏まえて、この音に興奮せずにはいられない私の気持ちは本物でした…!!
と言いつつ、とってもお腹いっぱいなのも確かでしたが、あっという間に終盤を駆け抜けた先に、このバンドの根幹にあるエレクトロサウンドで、パーティ感満載の空間で踊りに踊った「System X VIP」から、ラストは「Xeno」。
間奏ではお客さん全員を座らせて、
Koieさん
「俺らのライブに来たやつはもう分かってるよな!!??
俺のスリーコールで飛んでくれ!!」
ダイナミックなサウンドに真っ向から立ち向かって遊ぶために、会場中で花開いた大跳躍…!
ラストの暴動まで圧巻すぎて、私はとっくに疲れ果てていましたが、あれだけたぎり続けていたフロアはまだまだ足りない様子…!
うぉーーー!
それなら私も負けてられるかーーー!
半ばヤケクソになりつつ、私も手を叩いてアンコールを求めます…!!
アンコールはエレクトロサウンドが流れる中、Tatsuyaさんによるパワフルなドラムソロから…!
一曲目からずっとそうですが、Tatsuyaさんのドラムは一音一音のアタックがとにかく的確で鋭く力強い、浴びていて本当に心地がいい!!
今日の第一音からすっかりファンになってしまったドラミングに興奮していると、アンコールでも同様、大きなフラッグを持って登場したKoieさんは、そのフラッグを客席に託します。
「代表のやつが振れ!」
旗を握ったお客さんが、モッシュピットのぎゅうぎゅうの人混み中、懸命に旗を振る様を密かに応援しながら、そんな旗の動きは、これからもこのバンドを応援していきたいというファンの願いそのものだと勝手に思い込みながら、バンドは「Omen」で、再び容赦ない音の嵐を巻き起こします…!
Koieさん
「下手くそやったけど笑、最高やったぞ!
俺もたまに(上手く振れなくて旗の部分が)くるくるってなる笑。」
お客さんをいじりつつも、優しく熱い言葉でお客さんに感謝を伝えていたKoieさん。
本当のラストは「Leviathan」。
水色の照明が光り輝く中、音の洪水に稲妻が降り注ぎ、怒れる神が降臨するかのようなサウンドも、最後には青天の霹靂のようなドラマチックで壮大な展開に…!!
これが海外で何万人、何十万人の前でライブをするライブバンドが見せてくれる、ライブハウスの景色…!!
あまりの痛快さと、豪快さと、勇敢さに、最後はじっくりと噛み締めるようにその轟音に身を委ねました。
「今日が出発の日!
お前ら全員が目撃者です!!」
力強くメンバーが去る中、残ったKoieさんが一言。
「新曲一曲目にやったの覚えてる?
お前らのために一回だけ流すから!
録音とかすんなよ!」
一曲目にやった新曲の音源を、爆音で聞かせてくれるというまさかのサプライズに、もうステージに誰もいない、明るい会場でもモッシュが起こる会場…!
終了後、大拍手と大歓声で、ライブは見事に幕を閉じました。
この世のあらゆる物騒な事象や表現は、人を傷つけるためじゃなくて、この豪鉄メタルサウンドと野獣のようなデスボイスが支配し続ける音楽と、ライブハウスでの爆発のためにあると確信したくて仕方なかった大衝撃の夜…!
「開いた口が塞がらない」のは時雨だけじゃないです!
あなたたちも!!
新たな出発に立ち会えて、とっても光栄でした…!
今回は以上です。
最後まで読んでいただいたそこのあなた、本当にありがとうございました。
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