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仏教に学ぶ生き方、考え方「人生いろいろ、お坊さんいろいろ」

 仏教には沢山の「宗旨宗派」があり、それぞれにお坊さんがおられます。

 そのお坊さんも様々な方がお見えになるので、一言でいうと素晴らしい「多様性」があると言えます。

 ところが、お坊さんによっては法話を「されない」方や、情報発信が「苦手」という方もお見えになります。

 でもその方が、お坊さんとして「何もしていないか」というと、そういうことではありません。

 むしろ、人に伝えるということより、いかに仏教と向き合い、それを生活に取り入れているかというほうが「大切」だと思うのです。

 自坊の先代は、どちらかというとあまり「自分を出す」ような人ではありませんでした。

 なので法要が終わったあとも、「挨拶だけ」して終わるような人だったのです。

 でも不思議と先代の「思い出」を語っていただく方は多いのです。

 それは言葉ではなく、「表情」や「穏やかな行い」また「思いやる素振り」などです。

 つまり、法話という言葉ではなくても、「行いや生き方」で伝えることもできるのではないかと思っております。

 そしてそれは、わざわざ言葉で語らなくても「滲み出てくる」ようなものなのではないかと思っております。


☆今日の一句☆

 行いと
   人生全てで
       語りゆく 


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