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仏教に学ぶ生き方、考え方「いろいろと物申す人を前にしたときの心構え」

 世の中には評論家気取りで、いろいろと物申す人がおります。

 人の話を聞いて、必要以上に大きなリアクションで頷きながら、「あなたのこと分かってるよ」とばかりに何かアドバイス的なことを言おうとする。

 そういう人の周りにはなぜか「話を聞いてほしい人」が集まってくるので、なおさら「必要とされている」ような気持ちになるのでしょうか?

 でもよく聞いていると、アドバイスといっても、理屈なり真理が「あやふや」なものも多そうです。

 でも悩んだり、苦しんだりしている人は「誰かに聞いて分かってほしい」という心理が働くので、同調してくれる人に親しみを感じるようです。

 逆に「そんなの相談されても、私はあなたじゃないんだから」などと言おうものなら、口も聞いてくれなくなるでしょう。

 でもどちらが本当のことを言っていると思いますか?

 世の中は評論したり、「これは〇〇だね」と断定で物を言う人が「モテはやされる」ようです。

 逆に「自分の人生だから自分でなんでもやってみたら?」みたいな言い方は相手にされません。

 でもお釈迦様は亡くなるときにお弟子さんに「私の生き方や考え方は今まで見てきたとおりだから、それを灯火として、また自分がその灯火になって生きていきなさい」と言われているのです。

 人から言われたこと、評価されることだけをしていたら人生はきっとあっという間に過ぎてしまうでしょう。


☆今日の一句☆

 切り開こう
    人の評価は
        気にしない


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