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仏教に学ぶ生き方、考え方「ブラッシュアップライフ考(其の弐)」

 さて、ブラッシュアップライフのもう一つのキーワードは「徳」です。

 徳を積むことによって、来世で住む世界が決まるという設定になっております。

 実はこれは仏教でも「同じ」ような考えなのです。

 ただし言葉が違っていて、仏教では「業」という考え方をします。

 業とは「行い」という意味です。行いには、「身口意」(しんくい)の三業があり、「行動、言葉、想い」のすべてが業となり蓄えられるとされております。

 そしてその「蓄え」はけっして消えることなくいつまでも残るのです。

 なので行いの力は消えないことを「業力不滅」と言ったりします。

 そして業力は「三世を通ず」のです。

 三世とは「前世」「現世」「来世」の三つのことを指します。

 前世の行いは現世でも力となり、現世の行いは来世に結果となり現れます。

 これはまさしく「徳を積む」ことに他なりませんよね?

 今日した行いは、もしかしたら来世で生きてくるかもしれません。

 そう考えると、現世の結果にかかわらず、行いを続けていくことは大切ですよね!


☆今日の一句☆

 行いは
   三世を貫く
       因となる

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