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ほとけさまのおしえ「食足りて」

 寒い日が続いております。

 今朝のお勤めのとき、温度計を見ると「摂氏三度」でした。

 その中で朝日に照らされたお荘厳に向かいお勤めをするときは、空気にある種の「緊張感」が走ります。

 でもその空気感は決して悪いものではありません。

 むしろ寒さの静寂の中に読経の声を響かせて、周りを「溶かしていく」ような心持ちになります。

 でもそうやって寒さに身をさらすと、やはり「お腹が空く」ものです。

 「一日一食」を自認している私ですが、最近は昼と夕方に二回食べるようになってきております。

 そして夜のご飯はやはり「温かいもの」を食べたくなります。

 昨日は「シチュー」を、そして今日は「味噌ラーメン」をいただきました。

 お釈迦様は説法を行う前にお腹を空かせた民衆のために、まずは食事を布施されたそうです。

 そして身体も心も温まり「満ち足りた心持ち」で、お釈迦様の説法を聴かれたのです。

 私はもしお釈迦様の説法を聴かせていただけたとしても、お腹が空いていたらイライラし、満たされれば眠たくなるので、なかなか落ち着いて聴けそうにありません。

 「中道の精神」はなかなかバランスが難しそうです。

 そしてラーメンを食した後、眠気に襲われながら、この「note」を幸せな気持ちで書いております。

 地震の被災地に、惣菜パンを届けたり、キッチンカーで向かい温かい牛丼を無償で提供したりされている方もお見えになるようです。

 まずは温かいものて食を満たし、少しでも心を前向きにしていただけたらと思っております。


☆今日の一句☆

 食足りて
    心動かす
       温かき

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