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ほとけさまのおしえ「競争社会は誰のもの?」

 この世は競争社会だと言われます。

 資本主義とはつまり、「自由競争で切磋琢磨する」ことで成り立っていると言ってもいいでしょう。

 その中ではいくら努力しても、もっと努力してよりよい結果を出した人が競争に「勝つ」わけです。

 なので勝つことが「富と名声」を得ると思われている方も多いと思います。

 でも本当にそうなのでしょうか?

 例えばトーナメント戦で優勝するのは、最後まで勝ち続けた「一人」になりますよね?

 つまり優勝以外の人は、みんな「敗者」ということになります。

 一人の富と名声は、「幾千、幾万」の負けの上に成り立っています。

 だからこそ尊く美しいとも言えますが、それにしては「確率が低すぎ」ないでしょうか?

 そしてどこかに競争させている人がいて、その人が実は「一番」得をしているのかもしれません。

 でもそういう人は決して「表」には出てきません。

 こっそりと裏で静かに過ごし、競争させては富を手に入れているのかもしれません。

 そのことに気づき、競争することで周りにどのような影響があるのかをしっかり見ていくことも必要なのかなと思っています。

 そして「争ったり、競ったり」しなくても、みんなが得をしてみんなが救われるような社会であり世界であってほしいなと思うのです。


☆今日の一句☆

 争えば
   ニンマリ顔の
        人いるよ
 

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