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ほとけさまのおしえ「喪中はがき」

 年末になるこの時期、慌てて「年賀状」を書いてみえる方も多いと思います。

 そういう私も年賀状を「ギリギリ」まで書かないタイプなので、いつもこの時期は憂鬱な気分になります。

 でも今年は先代が「往生」したので、年賀状を書かないようにしております。

 「あれっ、そういう時には喪中はがきを出すのが礼儀なのでは?」と思われた方がお見えになるかもしれません。

 実は真宗では「喪中はがきは要らない」とされております。

 そもそも「喪中」という概念がありません。

 「忌中」も同様にないのです。

 その理由は、阿弥陀如来様にすくい取られて「刹那の間」に極楽に往生するので、中陰期間はお勤めしたりはしますが、特に「いつもと変わらぬ生活」をしてもよいとされているからです。

 そうはいっても、とてもそのような気持ちになれませんという方は、行動を謹んだり喪中はがきをしたためてもいいと思います。

 自分の心にしたがって、という事が大切なのだと思います。

 そんなことで、年賀状や喪中はがきを書かなくてもよい分、noteの投稿をちょっと増やせればと思っております。


 ☆今日の一句☆

 往生し
   すぐに救うよ
        先祖様


 

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